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稲垣吾郎「SUZUNARI」は美しい詩を朗読するよう? 主演ドラマ『東京BTH』と主題歌に触れて

リアルサウンド

18/12/10(月) 7:00

 稲垣吾郎、要潤、勝地涼が出演するドラマ『東京BTH~TOKYO BLOOD TYPE HOUSE~』(Amazonプライム・ビデオ)の配信が12月7日よりスタートした。1話約30分、全10話の一挙配信。毎日ちょっとずつ見進めることも、思う存分世界観に浸れるイッキ見も選べるのが、うれしい。

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 ドラマは、O型のゴロー(稲垣)、A型のジュン(要)、AB型のリョウ(勝地)の3人が暮らすシェアハウスを舞台に、毎回ルームメイト候補となるゲストを迎える流れで展開される。本人と同じ血液型、そして同名の役柄と、限りなく本人に近いのも、このドラマの新鮮さ。“血液型あるある“で盛り上がるストーリーではあるものの、そのイメージは決して押し付けではなく、お互いを知るためのきっかけにすぎない。同じ血液型であっても一致しない意見を認め合ったり、「やっぱり相性がいいですよね」と盛り上がったり……。エピソード0でもセリフがあるように「結局は人」なのだが、それでも私たちは「なぜ気が合うのか」の問いに、何か答えを見出したくなるものなのだろう。

 筋書きのあるドラマであるはずなのに、ジュンが「第1話だからすごいゲストが来るかも?」と発言したり、「そこで今の奥さんと……」とリョウがプライベートな秘話を明かしたり、「ここ絶対オンエアしてもらおう!」とゴローからメタ発言が飛び出したり。また本人として登場するゲストを“はじめまして“のテンションで迎え入れるにも関わらず、気心知れた仲のゲストとは思い出エピソードが花咲くことも。トークバラエティなのか、ドラマなのか、そんなリアルとフィクションの境界線が曖昧なところも、この作品の大きな見どころだ。最終話では草なぎ剛も登場し、「誰ですか、この人」とゴローとは初対面を装うのだが、次第に稲垣吾郎の性格を暴露していく展開も笑ってしまう。

 トークはゆるめに、でもフレームはしっかりと。そんな半熟卵のようなおいしさが、このドラマにはある。フィルムで撮影したかのような味のある映像が美しく、ロゴのフォントもスタイリッシュ。オープニング映像も、シンプルでありながら実にフォトジェニックだ。また、ゴローが揃えたというセットのインテリアもかわいい。リョウの職業が生花店ということもあり、カットインする花たちも美しい。男性3人のシェアハウスという設定にも関わらず、どこか女心を掴むようなオシャレさが漂うのだ。4話のゲスト・水嶋ヒロが「室内を見せていただいてもいいですか?」とキッチンの方へ移動するシーンもあるので、ご注目を。ジュンによって美しく整えられながらも、ほどよい生活感がある見せる収納&整頓術は、ぜひとも指南願いたくなる。

 そんなこだわりが光るビジュアルに対して、音楽も洗練された印象。なかでも、稲垣が歌う主題歌「SUZUNARI」は必聴だ。透明感がありながら、しっかりと耳に届く稲垣の歌声は、スマートで美しい映像によく映える。作詞・作曲を手がけたのは、ゲスの極み乙女。の川谷絵音。稲垣をイメージして作ったという「SUZUNARI」の歌詞に、稲垣本人は「どうして僕のことをこんなに分かってくれているの? と思うほど」とコメントしている。本編映像では稲垣がまるで美しい詩を朗読するような耳馴染みの良さを、そしてAmazon Music、iTunes Storeなどで配信がスタートする12月21日以降は、じっくりと歌詞を読み込んで楽しみたい。(文=佐藤結衣)

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