Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

PerfumeとFragranceのコラボパフォーマンスの様子。(撮影:上山陽介)

Perfume、3年ぶりダンスコンテストで心動かされ「ダンス続けてきてよかったな」

ナタリー

18/8/26(日) 0:50

Perfumeの楽曲を課題曲としたダンスコンテスト「第4回Perfumeダンスコンテスト“踊れ!TOKYO GIRL”」の決勝戦が、昨日8月25日に東京・六本木の泉ガーデンギャラリーで開催された。

このコンテストはPerfume本人の発案により2011年から不定期で行われているもの。過去の大会は、Perfumeと同じ振り付けを踊って完成度の高さを競う「極部門」と、オリジナルの創作ダンスを披露する「創部門」の2軸で行われてきたが、3年ぶり4回目となる今回は部門を分けず、課題曲「TOKYO GIRL」に合わせてPerfumeの動きを完コピする「ダンスコンテスト部門」のみが実施された。決勝にはグループとソロを合わせて24組が参戦。国内のみならず中国、カナダ、イギリス、台湾、オーストラリアなどからパフォーマーが参加した。審査員はPerfumeの3人が自ら担当し、司会はハリセンボンの2人が務めた。

さらに同時開催で、Perfumeの楽曲「Everyday」を課題曲にしたPanasonic主催のダンスコンテスト「AWA DANCE CONTEST」も実施。これは自由なオリジナルダンスを通して洗濯機の温水泡洗浄を表現するというもので、「子供・親子部門」「夫婦・カップル部門」「友達・職場同僚部門」の3部門から、Perfumeの振付・演出を担当するMIKIKOの審査により選ばれた各1グループがパフォーマンスを披露した。「踊れ!TOKYO GIRL」「AWA DANCE CONTEST」共にグランプリ受賞者にはPanasonicの温水泡洗浄搭載の洗濯機が1台贈呈され、さらに各グランプリと準グランプリに「Perfumeダンスヒール」が1人1足プレゼントされた。

「踊れ!TOKYO GIRL」のトップバッターは、過去にも決勝進出を果たしている、双子とその友人からなる男性3人組ト・アペイロン。彼らはPerfumeのメンバーから「踊る前から笑顔がいい」と絶賛されていた。Perfumeのダンス動画をスロー再生してメンバーの癖までコピーしているという女性3人組、スピログラフがパフォーマンスを始めると、その完コピぶりに審査員席から笑い声が。ダンス終了後にかしゆかは「待機してる時点で私たちが憑依してた」と言って笑った。中学時代の同級生により結成されたAfiveは、身長がほぼ同じの女性3人組。余裕を感じさせる彼女たちのダンスを観て、Perfumeの面々は「艶やかで大人っぽいなと思ったら、年下でビックリした」と驚いていた。

なお今回の大会は1人で出場した参加者はチーム分けをして同時にダンスを披露。まずはふ~ちゃん、ゆ~ちゃん、Profumo、luyouが4人全員であ~ちゃんパートを踊った。クオリティの高いふ~ちゃんのダンスについてPerfumeは「よく見てくれてるんだな」と高評価。過去にKoke_Sistersのメンバーとして出場していたがグループの活動終了を受けて1人で参加したゆ~ちゃんには、かしゆかが「1人でも応募してくれてここまで残ったっていうのは本当にすごいこと」と感慨深げに語った。2013年の第3回で特別賞を受賞し3回連続出場となる Profumoについては、あ~ちゃんが「そろそろアミューズでスカウトしてほしい。会場に偉い人が来てるから薦めておいた」とコメント。4人の中で唯一の男性出場者であるluyouは、パフォーマンス後のコメント時にホテルマンのような佇まいでキレのあるトークを繰り広げ、観客や審査員たちを笑わせていた。

2015年の第3回で「極部門」グランプリ受賞者である不自然ガールズは、前回商品として獲得した「Perfumeダンスヒール」を履いてダンスを披露。最近はPerfume本人のダンスのレベルが高すぎて、人前で踊るのが失礼に感じるので活動が少なくなっているという不自然ガールズだが、のっちはそのクオリティに「完璧すぎて笑っちゃった」と驚きの声を上げた。続いて登場したPerfumisは、この大会のために前日に中国から来日した女性1人+男性2人のグループ。Perfume本人を前に「会えてうれしい」と興奮した彼女たちは「ファンのみんなが待ってるので中国にコンサートに来てください」とメンバーに告げ、あ~ちゃんは「必ず行きます」と約束した。

ソロ出場者による合同パフォーマンスの2回目に登場したのはPakura、格之進、Electronicole、Manniという、いずれものっちパートを踊る4人。自らの佇まいを「天才子役ふう」と自称する男性出場者・PakuraについてPerfumeの面々は「めっちゃ研究して、めっちゃ踊ってると思う」と推測し、女性ダンサーの格之進に関しては、かしゆかが「髪が途中で顔にかかるところまで一緒」と細かい指摘をしていた。前回3・1・ニコルという名前でアメリカ・ミシガン州から参加していたElectronicoleには、のっちが「癖なくちゃんとPerfumeを踊れるのがすごいと思う」とコメント。前回は中国の3人組・Holiday Girlsのメンバーとして出演していたManniは、今回はソロパフォーマーとしてカナダ・バンクーバーから来日し、完成度の高い完コピぶりに、のっちから「まるで自分を見ているみたい」と言われていた。

ダンス未経験ながらコンテストに応募したという関西のぽっちゃり男子3人組・D×Dは、汗をかきながら笑顔でダンス。Perfumeから口々に「癒やされる」と褒められていた。続いては、メンバー全員あ~ちゃんが好きなため互いにパートを譲らず、3人共あ~ちゃんパートを踊ることになったという「ま」チーム!。パフォーマンスが始まった瞬間から審査員席で爆笑が起こり、「全員あ~ちゃんなのに工夫してフォーメーションを作っている」とPerfumeの面々から高く評価されていた。前回に続いて2回目の出場となる、女性2人+男性1人の大阪のグループ・Natural Flavorがダンスを披露すると、かしゆかは「女性と男性の混合グループはいっぱいいたけど、男性がいることを感じさせないナチュラルさ」、あ~ちゃんは「大阪の人はサービス精神が動きに出る傾向があるんですけど、力が入っていないリラックスした動き」とそれぞれダンスの特徴を分析した。

ソロ出場者による合同パフォーマンスの3回目には、Eve Melly、やまこ、みゆみゆの3人が登場。のっちパートを踊ったEve Mellyはこの日のために来日したイギリス在住の女性で、彼女について「のっちとは違うタイプの色気がある」とあ~ちゃんが語ると、のっちが立ち上がってセクシーポーズで張り合うというひと幕もあった。やまこはパフォーマンス開始時に立ち位置を間違えたことの悔しさをにじませて涙で声をつまらせたが、それを聞いたかしゆかは「全然緊張を感じなかった」と語り、あ~ちゃんは「自信満々に踊ってるように見えた。癖のない、見たままを体で素直に表現できるタイプだからダンスに向いてると思う」、のっちは「やまこさんを見てたら踊りたくなる」とコメントした。みゆみゆは決勝出場者の中で最年少の6歳の女の子で、かしゆかは彼女に関して「6歳とは思えない。すごいクオリティで落ち着いてる。エントリーしてくれた中に小さい子はほかにもいたけど、振り付けを見る細かさがほかとは違ってた」と評した。

男性3人組グループ、PTB(Perfumeと僕ら)は出番前にPerfumeのオリジナル香水を付けて円陣を組み、気合たっぷりのパフォーマンスを披露。かしゆかは彼らの個性の強さを評価しつつ「私役の彼が、終わった直後に前髪を気にしていて、私と同じことをしてるなと思った」と笑い、あ~ちゃんは「気持ちがそろってるからか、3人のパッケージ感があった」と話した。その後、広島の女性3人組・Fragranceがパフォーマンスを始めると同時に、審査員席から歓声が。かしゆかは「鳥肌立ちました。完璧だね」と語りかけ、最初の振付がPerfumeのメンバー自身なかなかうまく合わせられず苦労したことを3人で振り返っていた。彼女たちの絶賛コメントを聞いたFragranceの面々は、感涙にむせびながら「Perfumeの皆さんの前で踊りたかったのでうれしいです」「本当に嘘みたいな光景」とコメントした。高校時代の同級生で結成された女性3人組・WaRMがパファーマンスを終えると、そのキュートな存在感にのっちはすっかり“おじさん目線”になり、「目が合った!」と大喜び。さらにあ~ちゃんとかしゆかも「立ってるだけできれい!」「なりたい女子が詰まってる!」と興奮していた。そして最後に、海外在住で惜しくも来日することができなかった2組のダンス映像を紹介。台湾のグループ・Perfume Promotion Team(8+9)と、オーストラリア・シドニー在住の18歳男性・AfterShaveによる現地で撮影されたムービーが上映された。

イベントは続いて「AWA DANCE CONTEST」に。「子供・親子部門」では32歳の父親と9歳の息子からなる泡洗浄ボーイズが登場し、親子ならではの息の合ったダンスが繰り広げられた。そしてダンス後のトークで、この父親の妻が前回出場した主婦ゅ~む★のメンバーであることが明らかになり、Perfumeは一同びっくり。「夫婦・カップル部門」では沖縄在住のカップル・ゆりたくバーガーが、ダンボールで自作した洗濯機を小道具にした楽しいパフォーマンスを披露。2人が先週婚約して一緒に住み始めたことを明かすと、会場に拍手が起こった。「友達・職場同僚部門」ではPinocco×琉男が、父、母、小学生の息子の3人家庭という設定でストーリー性のあるパフォーマンスを実施。Perfumeは彼らについて「子供感を出すのがうまい」「パパのパパ感がすごい」と口々に褒めていた。

すべてのパフォーマンスが終了すると、Perfumeの3人は退席して別室で受賞者を決めるための会議を実施。彼女たちが再び会場に戻ると、あ~ちゃんは「ここまで審査が難航するのは初めてじゃないですか? 印象に残る人が多すぎて」、かしゆかは「どのグループもいいところがたくさんあって甲乙つけがたいし、選ぶのが苦しくて全員に賞をあげたいけど、がんばって決めました」と語り、全出演者をステージ上げて授賞式をスタートさせた。

「AWA DANCE CONTEST」でグランプリを受賞したのは、「子供・親子部門」に出場した32歳の父親と9歳の息子からなる泡洗浄ボーイズ。のっちはこれについて「最初の『It's so happy』の笑顔にやられちゃった」と説明した。「踊れ!TOKYO GIRL」では、海外の参加者の中から選ばれるインターナショナル賞をカナダ・バンクーバーから来日したManniが受賞。彼女とのっちが並んで立つと、改めてそのそっくりぶりに会場が沸き、のっちは「ドッペルゲンガーはカナダにおったんやねえ」と笑った。特別賞は女性ソロダンサー・やまこと、ポッチャリ体型の男性3人組・D×Dが獲得。やまこは「癖のないダンスと、ここから伸びていくだろうなという可能性、ダンスに対する純粋な気持ち」が受賞の決め手になったとのことで、D×Dについては「忘れられないキャラクター」や「自分たちにはないグルーヴ」を評価ポイントとして挙げて「いろんな人たちに私たちのダンスを踊ってもらいたいという気持ちがあるけれど、それを体現してくれている」と語った。準グランプリに選ばれたのは23歳の女性3人組・WaRM。彼女たちについて、のっちは「正直優勝です。最後の出番で緊張したと思うけど、それを見せないチームワークとパフォーマンスでした」と絶賛した。

そして「踊れ!TOKYO GIRL」のグランプリに輝いたのは、広島在住の女性3人組・Fragrance。彼女たちのダンスについて、あ~ちゃんは感慨深げに「満場一致でした。心を動かされるダンスってこういうことだよねという答えを見たような気がします。私たちもこういうグループでありたいし、こういうダンスを踊りたいねって、3人とも感じてました」と評し、かしゆかは「3人がそろってるバランスと、個性を出すバランス、テンションとかすべてがバランスが取れているというのが決め手になりました。自分たちのよさとか自分たちなりにできることを、研究して考えてくれたんだと思います」、のっちは「ステキな振付だなと思ったり心動く瞬間が何回もあって、Perfumeもこういうふうに見えてたらいいなって、こんなに感動できるダンスができたらいいなって思いました」と語った。受賞を受けてFragranceのメンバーは「1回目のコンテストからこのステージに立つことをずっと夢見ていたので、決勝に出れるって決まった時点で信じられないくらいだったんですけど、まさかグランプリまでいただけるなんて。本当に胸がいっぱいです」と涙ながらにコメントした。

イベントの最後にはPerfumeが、「AWA DANCE CONTEST」グランプリ受賞者の泡洗浄ボーイズ、「踊れ!TOKYO GIRL」グランプリ受賞者のFragranceとそれぞれステージでコラボダンスを披露し、本人たちとシンクロした動きに会場は拍手と歓声の渦に。泡洗浄ボーイズとのコラボダンスでは9歳の男の子が「ママより先にPerfumeと踊れてうれしかったです」と語り、Fragranceのメンバーは「すごく楽しかったです! 夢みたい!」と喜びをあらわにした。イベントの最後にあ~ちゃんは「最高の時間でした。こんなにも自分たちのやってることが多くの方たちに届いてて、研究してくれてたり思いを重ねてくれているというのが伝わってきて『Perfumeやってきてよかったな』『ダンス続けてきてよかったな』って思いました」、かしゆかは「ステージで悔いのないように全力で踊ってる姿を観てカッコいいなと思ったし、その気持ちを自分たちも忘れたくないなってすごく思いました。ダンスコンテストを続けてきてよかったです」と挨拶。最後にのっちが「次もまた開催できたらと思いますが、引き続きPerfumeのダンスをコピーしてくださってる方、たくさん私たちのことを見てほしいなとこれからも思います」と言ってダンスコンテストを締めくくった。

Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play