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いま、最高の一本に出会える

仙厓義梵 《老人六歌仙画賛》  江戸時代 出光美術館蔵 

禅僧・仙厓、ユーモア溢れる禅画に秘めた深い意味とは? 『仙厓礼讃』が出光美術館にて開催

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18/9/4(火) 13:00

禅僧・仙厓(せんがい)の書画など約95点を紹介する展覧会『仙厓礼讃』が、東京丸の内・出光美術館にて9月15日(土)から10月28日(日)まで開催される。

ユーモアあふれる「禅画」で知られる禅僧・仙厓。江戸中期に当たる1750年に生まれた仙厓は、62歳で聖福寺の住持職を引退すると、寺の境内の一隅にあった虚白院(きょはくいん)に隠居し、今に伝わるほとんどの作品を精力的に制作。数えの88歳の長寿を全うした。

約25年間におよぶ隠棲期に手がけた画題は、禅のテーマ以外に、博多の庶民風俗や、筑前各所の風光明媚な名所旧跡や神社仏閣の風景、植物や動物など多岐にわたる。また、絵の余白に詩や文章を書き加えた「画賛」も数多く残した。そんな作品からは、友人・知人たちと各地の祭りや興行見物に繰り出し、茶や書画、詩作を楽しみ、地元の人々との交流を大事にした仙厓の姿が浮かび上がる。

同展では、5つの大きなテーマに添いながら仙厓の書画を通覧することで、作品に込められた仙厓の心の内に迫ろうとするもの。

老人たちの特徴をユーモラスに捉えた《老人六歌仙画賛》をはじめ、貴重なスケッチ類を集成した《書画巻》、友人・知人たちとの交流から生み出された傑作《涅槃図》、子どもと布袋さんのやりとりが微笑ましい《指月布袋画賛》、大胆でリズミカルな《○△□》など、出光美術館の誇る仙厓コレクションの他、仙厓遺愛の工芸品など合わせて95件を紹介する。

近年では、その独特の画風から、「ゆるキャラの元祖」「へたうま画」としても人気を博している仙厓だが、やわらかな絵とユーモア溢れる文章で示されるのは、禅の深い教えに基づく人生の指針。仙厓が残した作品群の意味をあらためて捉え直すよい機会となりそうだ。

【開催情報】

『仙厓礼讃』

9月15日(土)〜10月28日(日)出光美術館にて開催

【関連リンク】

出光美術館

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