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いま、最高の一本に出会える

GUY×TOSHI-LOW『アコースティック不法集会』への思い「この形でしか伝わらないものがある」

リアルサウンド

18/7/30(月) 18:00

 『ACOUSTIC UNLAWFUL ASSEMBLY -アコースティック不法集会-』が6月6日に発売された。同作のリリースは、骸 a.k.a. GUYとTOSHI-LOW(BRAHMAN)が共演した、広島土砂災害復興支援イベント(2015年)でのアコースティックの弾き語りからおそよ3年の構想を経て実現。遠藤ミチロウ、小河原良太、NAOKI、Gotch、FUGU & JAM、ワタナベマモル、柳家睦、八田ケンヂ、ギターパンダ、中川敬、骸 a.k.a. GUY、永山愛樹、BAKI、the LOW-ATUS(TOSHI-LOW、細美武士)といったパンク/ロックシーンで活躍する参加アーティストたちがアコースティックサウンドに乗せて届ける歌声からは、バンドサウンドの時とは一味違った熱量やメッセージを感じ取ることができる。

 今回、同企画の首謀者であるGUYとTOSHI-LOWに、今作のリリースにこめた思いなどについて改めて話を聞いた。聞き手は自らもハードコアパンクバンド・FORWARDのボーカリストとして活動しているライターのISHIYA氏。(編集部)

(関連:BRAHMAN TOSHI-LOWが語る、問いかけの先にあるもの「長くやりたいがためじゃなく、今をぶつけあってる」

■アコースティックでなにかやりたいイメージはずっとあった

ーーなんでこのオムニバスを出そうと思ったの?

GUY:馴れ初めはTOSHI-LOWの一言なんじゃけど。

TOSHI-LOW:「『アコースティック不法集会』出さないっすか?」って言ったんです。タイトル決まってた(笑)。それしか無かったんで。

ーーそれをGUY君に振ったのはなぜ? TOSHI-LOWならどこでもできそうじゃん。

TOSHI-LOW:アコースティックの弾き語りを一緒に歌って共有したのが凄くデカくて(※2015年に行われた広島土砂災害復興支援イベント『STH FES Vol.1』)。いきなり企画を持ち込んで『ハードコア不法集会』(※1984年発売のオムニバス盤。LAUGHIN’NOSE 、LIP CREAM、G.I.S.Mらの楽曲を収録)を知ってる人だったら余計いじれないし、誰に言ったらいいかな? っていうのは頭の中にあって「ああ、これはGUY君だな」って。

GUY:『アコースティック不法集会』って聞いたときにちょっとビビったもんね。最高なんじゃけど、それを出すためには? みたいなのがあるじゃん。発売元の<AA RECORDS>にはちゃんと言って許可はとった。「ジャケットもモチーフなんで」って。

TOSHI-LOW:俺の好きだったバンドの人たちが今アコギを持って歌ってるんだけど、目立たないんですよね。たまに一緒に歌わせてもらうけど、やっぱりみんなバンドでのステージを観たいんですよ。俺自身も一番最初に遠藤ミチロウがアコースティックで歌うことに対して「バンドやれよ」みたいなことを凄く思ってた時期があって。でも、そう思いながらもほかの人のライブも見てみたら、アコギで歌うスタイルじゃないと出てないものがある、バンドでは出ないものがあるんじゃないかと思い始めて。それがあまりにももったいなくて。だから、アコースティックでなにかやりたいというイメージはずっとありましたね。

GUY:ワシもミチロウさんがフォークになったときに「ええ? マジで?」って思ったのに今自分がやってるっていう変な一致性というか。もちろん別にミチロウさんを真似したわけじゃなくて流れでね。最初アコースティックをやることに対して「意味がわからん」っていうのはあったもん。中学のときにフォークギターを始めたのも本当はフォークをやりたいんじゃなくて、エレキを買ってもらえないからフォークギターだっただけで。そこでエレキを手にしてパンクになったわけじゃん。それからアコースティックを捨てたと思ってたのにあれ? みたいな。

ーーこのオムニバスを企画段階で思いついたのはいつなの?

TOSHI-LOW:3年前かな? 広島の土砂災害で土砂搔きに行って。そのときにGUY君と一緒に土砂搔きしたんだけど、そのあとの復興イベントでしたっけ?

GUY:そう、2月15日の復興イベントの時の話。その(イベントの)少し前にブルーハーツのカバーコンピレーションがリリースされたんだけど、そのアルバムで、the LOW-ATUSが「青空」をやっててね。

TOSHI-LOW:それでベランダかなんかで一緒に「青空」を歌って。

GUY:ワシ人前で「青空」を歌ったの始めてだったんよ。それで弾いたこともないのに、コード自体は簡単じゃけど弾けて、歌も間違えずに歌えたんよ。そこにTOSHI-LOWが乗っかってくれて「凄いな」と思って「気持ちええなぁ~」って思ってたら、たまたま二人きりになるときがあって、そのときに「『アコースティック不法集会』出しましょうよ」って。

TOSHI-LOW:「ここだ! 今しかない!」って(笑)。

ーー復興支援から二人の仲が深まっていったからこの企画が始まった感じだよね。だからこの作品に参加している人には、復興支援に関わってる人が多くなってるんじゃないかと思うんだけど、そういったメッセージを伝えたいっていう思いもあるのかな?

TOSHI-LOW:例えば復興とか反戦とか反核という気持ちもあるけど、純粋に音楽好きっていうのもあるし、半々じゃないですか。その芯は無くならないと思ってて、でも実際GUY君と広島の土砂災害が無くて会ったなら、『アコースティック不法集会』をやろうなんて言わなかったのが正直なところだと思う。

GUY:3.11っていうのはそのぐらい大事なことだと思う。ワシがアコースティックギターを持ったのもそれじゃし、みんなそれぞれがあると思うけど、ワシは3.11以降はA.Dと B.Cぐらいの違いがあると思うけぇ、どう表現しても入ってくると思うよね。集まったメンバーにそういう感じだって言わなくても。

TOSHI-LOW:そこまで思っていないノンポリの人たちは、そもそも乗ってこないだろうなって。GotchはASIAN KUNG-FU GENERATIONで、the LOW-ATUSのもう一人、細美武士(ELLEGARDEN、the HIATUS)も世代感は違うじゃないですか。上の世代から見たら何がパンクだよっていうのがあるかもしれないですけど、Gotchは『The Future Times』っていう新聞をつくって原発のことも訴えてたり、細美武士は祝島の原発反対集会に行ってたり。ちゃんとハートにレジスタンスな部分を持ってやってるやつがいるっていうのはありますね。凄いんですよ。皆コアな部分がしっかりしてて。

ーーこのアルバムの中の人は、元々アコースティックをやってた人が多いの?

TOSHI-LOW:SAのNAOKIは元々フォークソング部だったって言ってた。

ーー面子はどうやって選んだの?

GUY:ワシとTOSHI-LOWで半々ぐらいだね。

TOSHI-LOW:FUGU(FUGU & JAM)とか(小河原)良太(JIGHEAD)とか、要は今フォークでちゃんとやってる人たちを入れて欲しくて。

GUY:ミチロウさんは象徴的なもので決まり。必要でしょ。

TOSHI-LOW:開拓者。本当なんであんなにアコースティックを始めたことを否定したんだろうって(笑)。でも今はグッと来ますからね。

ーーそれは年齢を重ねたからってことはあるのかな?

TOSHI-LOW:全部あると思う。年齢もあるし、自分が歌い出してこの形でしか伝わらないものがあるなって。バンドってテレビ的な感じというか、観てる人数的にも多いからどこか分散してる感じがして。一人でやってる人たちのアコースティックを観てるとラジオ的っていうか、自分を語ってる感じがして。それを感じてから好きになっちゃって。みんなボーカルとしての声がまず楽器だし、それとギターを合わせるってこんなにふくよかなんだなって、改めて一人一人聴いて思いましたね。

■GUY&TOSHI-LOW、参加アーティストを語る

ーー入ってる人のライブはみんな観た感じなんだね。

TOSHI-LOW:(永山)愛樹(TURTLE ISLAND、ALKDO)が一人でやってるのは観てないかも。ALKDOでやってるのは観てるけど。

ーー『ハードコア不法集会』に合わせてパンク系に絞ったんだとすると、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)さんがちょっと違う感じだよね。

TOSHI-LOW:あの人たちもニューエスト・モデルからソウル・フラワー・ユニオンで遡りしてるじゃないですか。そういう意味で、アコースティックっていうものの捉え方でいてほしいなっていう。しかもアティテュードはパンクだし。

ーーワタナベマモル君(MAMORU & The DAViES)のチョイスも渋くていいね。

GUY:ギターパンダのノリヲ君を仲介してくれた出雲のパンクバンド、Dr. Breakerのけんさんに「いい人いない?」って聞いたら小河原良太君とマモル君を紹介してくれたんだよね。ワシ自身は当時彼らがやってたTHE POGOとかグレイトリッチーズとかそんなに聴いてたわけじゃないんだけどね。彼はドはまりの世代みたいで、レコメンしてくれたんだ。二人ともすげえいい曲をアルバムに提供してくれた。マモルくんに関しては最初に送ってくれたカバー音源の許可が下りなくてね。パンチの効いたいいカバーだったんだよなー(ちなみにThe Beatlesのカバーで「Revolution」)でも「ひみつ」の方がもっと最高!!

ーー二番目に入ってる小河原良太さんはTHE POGOの人なんだよね。

TOSHI-LOW:俺は同郷で高校も一緒で、10コぐらい離れてるんだけど、一回自分たちの企画があるときに、良太、(八田)ケンヂ(KENZI & THE TRIPS)、じゃじゃ(岩城/元LIP CREAM、現ザ・スカラベリーズ)、ミチロウ、FUGU & JAMを新木場のライブに呼んだことがあって。ボーカルの良い人がアコースティックをやってるのを見て欲しくて。まだまだ僕が好きだった人たちはやってるぜっていう意味でもね。そのときに「やっぱり今でも凄いんだな」と思って。

ーーBAKI(GASTUNK、MOSQUITO SPIRAL)さんとかだと本家の『ハードコア不法集会』にも入ってるからね。それは面白いよね。

TOSHI-LOW:本家に入ってる人を入れたかった。

GUY:NAOKI君とBAKIさんと。

ーー八田ケンヂさんは?

TOSHI-LOW:KENZI & THE TRIPSが凄い大好きで。再結成したりして、今は北海道に引っ込んであっちで仕事してて。でも歌はやめてなくて。

ーー声とか変わってないもんね。

TOSHI-LOW:むしろ声でかくなってる。自分がKENZI & THE TRIPS好きだったんで、個人的趣味もです(笑)。

ーーGUY君の個人的趣味はどこになるの?

GUY: FUGUさんとBAKIさんよね。BAKIさんには「ジェロニモ歌ってください」ってリクエストしたんだけど、まさかバンドでくるとは思わんかった。

ーーFUGU & JAMが色々目立つよね。

TOSHI-LOW:なんでオムニバスに3曲って(笑)。それもまた良くて。

GUY:まぁ3曲集まって普通の人の1曲ぐらいだし。

TOSHI-LOW:またFUGU & JAMでGAUZEで見れない良さがめちゃめちゃ出てて。歌心が凄くあるんですよね。なんかFUGUさんってキャバレーの箱バンドのボーカルみたいなこともやってて、すげぇ歌ってたんだっていうのも本人から聞いたことがあって。そういう一面も、もっとみんなにわかって欲しかったっていうのもあって。

GUY:個人的にはFUGU & JAMのアルバムよりいいと思った。メロディも歌詞も、ワシってポリティカルなもの大好物じゃん(笑)。

ーー柳家睦もちょっと異色な感じもするよね。

TOSHI-LOW:今から10年以上前にむっちゃん家から2分ぐらいのところに住んでて、毎回呼び出されて「○○さんがきたからビール買って来て」とか(笑)。でも、ジャンルの垣根を超える瞬間を横で見させてもらって。いわゆるハードコアとサイコビリーとスキンズの。「ああ、こうやって打ち解けるんだ」っていうのをビール買っていきながら体験できて、これは面白いなぁと。

ーー柳家睦とラットボーンズで大真面目にふざけたことやってるけど、ここでは本当の睦が出てたりするよね。

TOSHI-LOW:これ宮古でやったやつじゃないかな。バンドバージョンが先に表に出ちゃったんだけど、一番初めはこの状態で作ってて。これめちゃくちゃいい曲なんですよ。

ーーGUY君はギター重ねてるんでしょ?

GUY:癖がついとるんよ、レコーディングでギター重ねる(笑)。愚鈍で自虐が何本もギター重ねてるのとか横で見てたからね。

ーーTOSHI-LOWのthe LOW-ATUS「HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN」はカバーなんだよね。

TOSHI-LOW:俺、弾き語りはほとんどカバーなんです。弾き語り始めた理由が被災地の避難所でやることだったんで、おじいちゃんとかおばあちゃんとか子どもの前で、いきなり自分たちの曲やってもと思って。

ーー中川さんも避難所で民謡やったりアンパンマンやったりしてたもんね。

TOSHI-LOW:そうなんですよ。俺も実際ソウル・フラワー・ユニオンとHEATWAVEの「満月の夕」をソロの弾き語りでやりだしたし。

ーーいい曲やってるね。

GUY:ええ曲よねぇ。

TOSHI-LOW:バンドだとカバーをやることって大げさになりがちじゃないですか。でも弾き語りだと、すぐ「みんなで歌ってみようよ」って譜面だけ置いてできるんで。自分も共有できる歌があって楽しかったです。

■“一面性”だけでは押せない世の中になっている

ーーバンドとアコースティックで歌う側として変わる部分とかはあるの?

TOSHI-LOW:例えば火をつけるとすれば、バンドだと焚きつけるみたいなイメージ。一人でアコースティックだと、内側に種火を点火して火を灯すみたいなイメージではあるかな。同じ音程で同じ熱量で同じ大きい声出すにしても、ちょっと違うかなと自分で歌ってて感じます。

 弾き語りってバンドみたいにがなると伝わらないことが多いんですよ。バンドではバンドっていう器があるから自分の声も伸びるけど。一人だと器の形が小さいんですよね。それに対して大盛りにすることだけが凄いことじゃなくて、自分の小さい世界でしっかりと作るのがいいのかなっていうのは凄くあって。バンドでは勢いとかスピードが求められるから、それをやってたら間に合わないんですよ。でも、フォークは自分のタイミングでできる。

 あと、歌う曲の選び方も変わりましたね。実際おじいちゃんとかおばあちゃんの前でザ・フォーク・クルセダーズの歌とか昔のフォークをやると喜んでもらえてたから、また聴き直したりして。そうすると歌えるかどうかっていう選択眼のところで聴きだす曲が出てきて。俺この前、ギターパンダが歌ってる「本当は何もないかもしれない」を歌ったんですよ。自分の子どもの卒業式の謝恩会で。

ーーもう歌ったんだ!

TOSHI-LOW:「お父さんお母さんたちは、君たちの未来を凄く考えている。だけれども……。本当は何もないかもしれない!」って言ってやったら子どもたちも喜んでくれて。こういうストレートな伝え方って凄くやりやすくて、誰の曲でもいいかもしれない。ギターパンダのこの曲もカバーなんですよ。

GUY:広島のサブカルシーンを牽引してるゴトウイズミちゃんていうアーティストがおって、アコーディオンの弾き語りなんよ。メロディは全く一緒なんだけど、それをこういう風に仕上げる山川君て天才じゃのうって思った。元曲もむちゃくちゃいいよ。女の人が歌ってるのと男が歌うのでも違うし。

ーーこのオムニバスによって派生する効果はあると思うんだけど。

TOSHI-LOW:まだほかにも入れたい人や断られた人もいて、今回これで形ができたんで「こんな感じだからもう一回入って欲しい」って説明してみたい。聴けば自分が思ってること云々じゃなくて、さっきの俺たちの遠藤ミチロウじゃないけど、自分も変わるタイミングで音楽的にもふくよかなものをもらえる気がする。みんなギャップがあるじゃないですか。だからってそれを売りにしてるわけじゃないし、この人たちのハードコアの一面はもちろんあるけど、人間として凄くふくよかでソフトな部分があるっていうものを伝えたくて、それがアコースティックだと出やすいから。

ーー確かにアコースティックをやり慣れてるBAKIさんとか中川さんとかにしてもバンド形態とは違うしよくわかるね。

TOSHI-LOW:それを読み取ったほうが、マニアックなファンになって意固地になるよりも、本当は面白くて豊かないい聴き方ができると思う。一面性だけでは押せない世の中になってて、もう世の中の色んなところで見られちゃってるじゃないですか。いくら強がっててもそうじゃない部分っていうのが見えてる中で、それが音楽で出るんだったら出してもらいたいなって。

ーー俺の先輩たちにも、ものすごく怖い人はたくさんいるんだけど、仲良くさせてもらってる人は仲間には優しいんだよね。本人たちは意識してないんだろうけど。

TOSHI-LOW:俺、ISHIYAさんの幼馴染の人と仲良くて、その人からISHIYAさんが昔から色んな文化や音楽を一緒に吸収してたっていう話を聞いてて、だからハードコアは怖い、一辺倒だって思ってた自分に、そうじゃないっていう視点ができて。その二面性みたいな部分って、俺たちが雑誌とか写真で見てるそういうものじゃないんだなぁっていうのを凄く思って。

ーーこのオムニバスをみんなが聴くことによって、どう伝わるかはデカいと思うんだよね。そうしたら第二弾って話にもなってくるとは思うけど。

TOSHI-LOW:もう第二弾のジャケットのイメージはあるんですよ。このジャケの人の仲間がちょっとずつ増えていくっていう(笑)。ドクロの数ももちろん一個ずつ増えてくし(笑)。

ーー配信とかはしないの?

TOSHI-LOW:これ配信しちゃうと1曲だけダウンロードとかになっちゃうんで。

ーーでも、これに入ってる面子のお客さんには配信文化の子たちもたくさんいるわけじゃん。そういう子たちには届かないと思うんだけど。多分CDプレーヤー持ってない子とかいるでしょ。パソコンとスマホだけで音楽を済ます人ってかなりいると思うから。

TOSHI-LOW:どうすればいいんですかね? そういう世代間のことを考えるのも凄く大事だと思っていて。

ーーそれが考えられているアルバムだとも思うからさ。

TOSHI-LOW:大事ですね。そこからの先って。

ーー最後に何か伝えたいことがあれば。

GUY:とりあえず2を出したい。まだまだみんなが知らないアーティストってゴロゴロいるんで、アルバムで彼らに触れてもらって最終的にはライブハウスに足を運んでもらいたいです。アコースティックって生で聴くのが一番いいから、そこに近づいてやばいものを観てしまったっていうのを感じて欲しい。ハードコアもそうだったんよ。そういう感覚を体験して欲しい。

 アコースティックって当たり前にある世界なんだけど、パンクのカテゴリーの中でアコースティックやってるやつって少ないと思うんで、パンクファンで実際に触れてる人って少ないでしょ。毛嫌いって言い方はよくないかもしれないけど「ああ、アコースティックね」とかって斜に構えずにガチッと受け止めて欲しいなと。自分はそれを伝えたいんで、聴いてない人は買ってください。

TOSHI-LOW:震災後気づいたこととか、意外に自分を止めてるものが自分の思い込みだったりすることがあって。個として自分が居たいために人を敵視してたこともあったんですけど、そうじゃなくて本当はちゃんと仲間を作るべきだとか、色んな自分の反省点がある。その中の一つで、自分も弾き語りをバカにしてたんだなっていう思いが凄くあって。そういう自分の反省の中で歳を取ってきて、そうじゃないほうが面白いっていうのを形にできて嬉しいんですけど、これからはもっと多様化してくると思う。俺がいちリスナーとして聴きたい「シンプルにギターと歌声のいいボーカルがここに乗ってくれたらいいな」「あなたの声が聴きたいんでやってください」っていうのをこれからも実現できたらいいなって思いますね。

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