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Dreamcatcher、“女性版BTS”と呼ばれる日もそう遠くはない? 世界各地で注目集める要因を探る

リアルサウンド

19/3/21(木) 8:00

 悪夢コンセプトとヘビーなロックサウンドで異彩を放つ韓国出身の女性7人組・Dreamcatcher(ドリームキャッチャー)が今、世界各地で注目を集めている。

 このように書くと「少し大げさでは?」と思う人がいるかもしれない。しかしデータは噓をつかない。先日韓国でリリースされた彼女たちの4thミニアルバム『The End of Nightmare』(リードトラック「PIRI」)は、アリアナ・グランデ、レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー、クイーンなどに続いてiTunesワールドワイドアルバムチャートで5位(2019年2月14日付/Kworb調べ)を獲得、YouTubeの関連動画総再生回数は6000万を超えた。さらに世界の27の国と地域の総合アルバムチャートでトップ10入りを果たし、『Billboard Top World Albums Chart』では6位にランクインするなど、K-POPガールズグループとしてはトップランクの成績を残している。

 韓国の女性アーティストが「海外で成功を収めた」と言われるとき、日本を筆頭に、台湾や香港といった中華圏、もしくはタイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアでの実績を指す場合が多かったように思う。だが、Dreamcatcherの人気は特定の地域にとどまらない。『The End of Nightmare』がヒットした国は、前述のエリアはもちろんのこと、大洋州(オーストラリア、ニュージーランド)、中南米(アルゼンチン、ブラジル、ペルー、メキシコ)、欧州(オーストリア、オランダ、スウェーデン、スペイン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、ポルトガル、ロシア)、中東(アラブ首長国連邦、トルコ)など驚くほど広範囲に及ぶ。彼女たちの人気はまさに“ワールドワイド”なのだ。

 では、なぜこれほどまでに支持されるのだろうか。その理由のひとつとしてあげられるのが、ビジュアル系の世界共通のイメージを「観る」と「聴く」の両方で意識したことだろう。きらびやかなコスチュームを身にまとったメンバーによる華麗なライブパフォーマンスと、情緒的なメロディラインを際立たせる激しい演奏という様式美を、国境を超えて幅広い世代にわかりやすく提示する。それを実際にやるとなると大味になったり、マニアック度が高くなったりと、さじ加減が相当むずかしいはずだが、Dreamcatcherはこの課題を難なくクリアした。

[MV] Dreamcatcher「What-Japanese ver.-」

 わかりやすさとともにオリジナリティも追求した点も見逃せないポイントだ。北欧メタルに似た雰囲気を持つ親しみやすいハードロックに、K-POP特有のウエットなボーカルとキレのいいリズムを加えた独自のサウンドメイク。そこに悪夢コンセプトの歌詞とビジュアルをはめ込み、唯一無二のスタイルへと昇華させている。このようにレアだが海外に強くアピールできる魅力を備えた彼女たちの存在は瞬く間に世界中に広がり、その盛り上がりがニューアルバムと「PIRI」のヒットへとつながったわけだ。

 スターダムにのし上がるまでにそれほど時間がかからなかったのも、こうしたサウンドの特異性のおかげだと言えるが、各メンバーの庶民的なキャラクターの貢献度もかなり高かったに違いない。素顔の彼女たちは、テレビなどで見る姿と変わらず優しく姉御肌であり、他のガールズグループやシンガーからも慕われていると聞く。また、イベントでの“神対応”は有名で、会場を訪れた一人ひとりへのフレンドリーな対応で着実にファンを増やしている。そのような人柄の良さもブレイクした理由のひとつとして忘れてはいけない。

 追い風に乗るDreamcatcherは、自らの勢いをさらに加速させるかのように日本2ndシングル『PIRI~笛を吹け~ -Japanese ver.-』を3月13日にリリースした。オリジナル「PIRI」の世界観はそのままに日本語の歌詞を加えた同曲は、凝ったアレンジのゴシックメタル風のサウンドをバックに、孤独や不安から抜け出そうとする人間の姿をクールかつ表情豊かに歌い上げている。このシングルによって、日本におけるK-POPガールズグループの既存イメージを突き破り、オンリーワンの存在として新たなフェーズに進むことだろう。

[MV] Dreamcatcher「PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-」

 サウンド、ビジュアル、キャラクターなど、すべてがプラスに作用してワールドワイドな人気を手に入れたDreamcatcher。デビュー以降独特のジャンルと圧巻のパフォーマンスで確固たる立ち位置を築き上げ、ここ最近の世界的な規模の盛り上がりを見ると、“女性版BTS”と呼ばれる日もそう遠くはないような気がするのだ。

■まつもとたくお
音楽ライター。ニックネームはK-POP番長。『ミュージック・マガジン』や『ジャズ批評』など専門誌を中心に寄稿。ムック『GIRLS K-POP』(シンコー・ミュージック)を監修。K-POP関連の著書・共著もいくつか。LOVE FM『Kore“an”Night』にレギュラーで出演中。

■リリース情報
日本2ndシングル『PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-』
3月13日(水)発売

【初回限定盤A(CD+スペシャルフォトブックレット)】¥1,800(税込)
CD:M1. PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-/M2.GOOD NIGHT-Japanese ver.-
※スペシャルフォトブックレット:カラー24P
※封入:イベント参加券(初回限定盤A)orスペシャルチケット

【初回限定盤B(CD+DVD)】¥2,300(税込)
CD:M1. PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-/M2.GOOD NIGHT-Japanese ver.-
DVD:日本デビュー記念イベント@東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ【2018.11.24】/「ALONE IN THE CITY」来日セルフカメラ【2018.10.23-29】/「What-Japanese ver.-」来日セルフカメラ【2018.11.20-26】
※封入:イベント参加券(初回限定盤B)orスペシャルチケット

【通常盤(CD only)】¥1,200(税込)
CD:M1. PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-/M2.GOOD NIGHT-Japanese ver.-/M3.Wonderland-Japanese ver.-
※特典(初回生産分のみ):トレーディングカード1枚(全8種)
※封入(初回生産分のみ):イベント参加券(通常盤)orスペシャルチケット

<発売記念特典会>
・5月1日(水・祝)東京予定
・5月3日(金・祝)神戸予定
※イベント対象商品の販売方法とイベント詳細は後日発表

■ツアー情報
Asia Tour『INVITATION FROM NIGHTMARE CITY』
<日本公演>
5月2日(木・祝)東京
5月4日(土・祝)神戸
<Asia Tour>
3月20日 ジャカルタ(インドネシア)
3月22日 シンガポール
3月24日 マニラ(フィリピン)
4月6日・7日 ソウル(韓国)

■関連リンク
Dreamcatcher オフィシャルホームページ
Dreamcatcher オフィシャルTwitter
Dreamcatcher オフィシャルInstagram

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