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いま、最高の一本に出会える

Sexy Zone、あいみょん、sumikaがランクイン 次世代牽引するアーティスト並ぶチャートを分析

リアルサウンド

19/3/23(土) 8:00

参考:2019年03月25日付週間アルバムランキング(2019年03月11日~2019年03月17日・ORICON NEWS)

 今週1位はSexy Zone『PAGES』。2012年にオリコン週間アルバムランキングに登場した1stアルバムから7枚目の作品で、7作連続の初登場1位となります。メンバーの松島聡が昨年秋から一時活動休止し、今作は4人体制となったものの、初週で12.1万枚とグループの人気が揺らぐことはありません。

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 “人生の1ページ”をコンセプトとしたこのアルバムに触れると、月並みながらも感じます。彼らも大人になっているなぁと。キラッキラの少年だった10代の面影はすでになく、アルバムのリード曲「La Sexy Woman」は紳士服AOKIのCMソングとしてテレビを席巻中。“ファーストスーツは、AOKIでしょ”のコピーとともに颯爽とスーツを着こなしているメンバーには、なるほど大人の色気が漂い始めています。

 嵐の活動休止が発表され、最若手グループのKing & Princeが10代女子を熱狂させている昨今、いつまでもSexy Zoneを“ジャニーズ若手枠”に押し込めていてはいけませんね。ごく自然な世代交代をリアルに感じる今週のチャートです。

 世代の話になると、これまで必ず挙がっていたのが「若者はフィジカルを必要としない」という論調でした。たしかに米津玄師やDAOKOなどはCD売り上げ以上にダウンロード(DL)ランキングが強いアーティスト。ただ、それでも、全員がデジタル/ストリーミングで事足りているわけではないようで。その好例が今週10位のあいみょんです。

 話題作『瞬間的シックスセンス』は、2月中旬に約6万枚でチャート2位に初登場。その後は3位→10位→12位→10位と静かなロングヒットを記録しています。もちろんDLランキングを見れば首位近辺を華々しく走っていたので、聴かれ方としてはDL優勢。ですが、その中には「やっぱりCDを入手したい」と思うリスナーが一定数いるのです。歌詞カードを読みたい。ブックレットも味わいたい。何よりモノとしての実感がある……。これらは結局CD世代のノスタルジーかと思っていましたが、実際はそうでもない。初めからサブスクありきの若者たちにとって、CDとはどんなメディアなのか。購入することにどんな意味があるのか。非常に興味深いところです。

 さらに5位、2ndアルバム『Chime』が3.3万枚のセールスとなったsumika。人気急上昇中の4人組バンドで、ロックやソウル、さらにはJポップの王道に届く柔らかな楽曲が特徴です。1st『Familia』も非常にカラフルな仕上がりでしたが、今回さらにサウンドは拡張。ジャズっぽい曲があれば、aikoやいきものがかりを手がけてきたプロデューサー・島田昌典が参加するポップソングもあり、より広いフィールドに飛び出そうとするエネルギーが眩しい限りです。親しみやすいルックス、バンドサウンドに固執しない柔軟性も含めて、このバンドが次世代のMr.Childrenやスピッツのような存在になるであろうことは容易に想像できますね。

 SMAPも安室奈美恵もいなくなった現在のポップシーン。sumikaやあいみょんは数年前までまったく無名のアーティストでした。次世代を引っ張っていく彼らの活躍が、“いよいよ平成が終わる”という実感を際立たせてくれるのです。(石井恵梨子)

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