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EXILE AKIRA

今が旬なEXILE AKIRA、赤裸々に半生つづった自叙伝出版「黒歴史をプライドに」

ナタリー

18/9/2(日) 20:12

EXILE AKIRA(EXILE、EXILE THE SECOND)が自身初の自叙伝「THE FOOL~愚者の魂~」の発売を記念したトークショーを、本日9月2日に東京・西武池袋本店別館8F 池袋コミュニティカレッジにて開催した。

「THE FOOL~愚者の魂~」はEXILE AKIRAが出生地から幼少期のエピソード、家族や青年期での仲間との思い出、学生時代のサッカー部での挫折、生死をさまよった出来事、EXILE加入までの過程など、これまで明かされることのなかった過去のエピソードを赤裸々に語った1冊。LDH USA所属の写真家・マチェイ・クーチャが撮り下ろした写真も30点以上掲載されている。

トークショーの前にAKIRAは囲み取材に出席し、記者からの書籍にまつわる質問に答えた。この書籍でAKIRAはインターネットでは「神奈川県横浜市生まれ、静岡県磐田市育ち」と書かれることが多いが、実際は神奈川県大和市で誕生したということを明かしている。このことについて彼は「Wikipediaに勝った気分ですね。大勝利です」とニンマリ。加えて「EXILEでの活動の裏側やEXILEになるまでは語ってきたことがあるんですけれど、学生時代のことや学生時代からEXILEになるまでの空白の時間についてはあまり語ってこなかったので、その時期の出来事を赤裸々につづっています。下積み時代は借金もいっぱいありましたし、路上で寝て過ごすこともありましたし。そういうことを恥じることなく赤裸々につづることによって、今の学生や若い子たちにエールを届けられるストーリーだったらいいなと思います」と話した。

自叙伝に「THE FOOL~愚者の魂~」というタイトルを付けたことについては「自分を思い返したときに、やっぱり賢者じゃなくて愚者のほうがイメージに近いのかなと思って。それで『THE FOOL』というタイトルにしました。あとタロットカードの『THE FOOL』のカードの意味合いも好きで。読んでみて泥臭く不器用でもその道を選んできた愚者ならではの生き様だと思ったので、こういうタイトルになりました」と回答。表紙の写真の表情について記者から問われると「カメラマンが笑わないでくれって言ったので(笑)。たぶんこういうタイトルにリンクして泥臭い自分を表現してもらえたのかなと。いい意味でEXILEでいる自分はEXILEの鎧をまとっている感じがあるんですけど、今回はカッコつけないストレートな表現があってると思ってこうやって撮ってくれたんじゃないかなと思います。というか、『愚者の魂』で笑ってたら怖いですよね(笑)。これぐらいがちょうどいいんです」と述べた。

出版社からオファーを受け、自叙伝出版に至ったというAKIRAは「EXILEが復活したタイミングでもありましたので、EXILEに対しても自分の考えが変わったり、自分の心境も目まぐるしく成長していく中で出すことに意味があると思いまして」と理由を語る。また彼はメンバーに「THE FOOL~愚者の魂~」を贈ったそうで、EXILE HIROからは「本能で読みたくなる本なので、本能で読ませていただきます」というメッセージを受けたそう。書籍を贈った理由については「現在の自分やダメな自分……ネガティブな部分も含めてつづることによって、ある意味HIROさんやメンバーにとってはAKIRAの取説本になると思う。ファンの人にはこういう一面もあるんだと思ってもらえれば」と話した。

記者から自叙伝をどんな人に読んでもらいたいか尋ねられると、AKIRAは「世の中には平凡に暮らしながらも自分のあり方がわからなかったり、夢が見つからなかったり、壁を乗り越えられなかったり……いろんな人がいると思うので、そういう方々に『AKIRAもこんな失敗もしてたんだ』とか『EXILEなのにそうなの?』とか思ってもらえたら。本当におこがましいんですけど、すべてをさらけ出すことによって皆さんの背中を押すことができたら、自分が出した意味があるかなと思います」とコメント。本書の発売日に誕生日を迎え、37歳になったことについては「これからが楽しみだと思える時期ですね。EXILE自体もオリジナルメンバーが勇退されて、自分たちの世代で築き上げていく時期なので、いろんなことにチャレンジしていける。37歳でも今こうやって仲間といろんな青春を感じられるのは素敵だなと思います。EXILEの活動以外ですと、ここ2年半はグループの土台作りを中心にやってきたので、ここからまた1つグループが動き出したときに個の実力が大事になってくる。1つひとつ表現力を磨いて自分ならではの挑戦をして新境地を開拓していきたいですね」と語った。今月開幕するツアーについては「その15人が今までのオリジナルメンバーから受け継いだ思いを生かした王道のEXILEスタイルも入れながら、ライブの構成を作っていますので、新しいEXILEを感じていただけると思います。このライブに来ていただいた方にはきっとその先のEXILEを感じていただける内容にもなっているので、ぜひ多くの方に観ていただきたいです」と意気込み語った。

トークショーでは囲み取材の内容に加え、自叙伝のタイトル候補で「狂人」が挙がったことをはじめ、本書にまつわるエピソードが多数明かされた。AKIRAは下積み時代に借金をしていたことについて「『Choo Choo TRAIN』で返しました」と笑い飛ばしつつ、借金の利子しか返せない生活が続いたことや賞味期限切れの食パンをコンビニから分けてもらい、白い部分をやわらかいという理由から“トロ”と呼んで大切に食べていたことなど、数々の仰天エピソードを披露。そして「当時は『男として一旗揚げるんだ』という思いで突き進んできたので、その思いが報われてよかった。人生にはいいことが続かない時期があって、それがあの頃。0から1にする作業だったので、とにかくもがいていました。よくあそこを乗り越えたと思いますね。EXILE……当時はJ Soul Brothersという憧れている存在があったのが唯一の救いだったと思います」と過去を振り返った。

下積み時代のバイトについても話に花が咲き、ドレッドヘアの店長がいる宅配ピザ店「Pizza Time」で働いていたことや安全帯を付けて新宿の高層ビルの骨組みに錆止めを塗っていたこと、ポスティングのバイトでは団地の集合ポストが狙い目なことなどを語ったAKIRA。彼はMCからタイムマシンに乗ってもう一度人生をやり直せるならどうするかと聞かれると「戻りたくないですね。もういいっすわ(笑)」と苦笑いしつつも、サッカーを続けていたらどこまで行けたのかは気になると話した。

改めて「THE FOOL~愚者の魂~」を読んで感じることはあるかとMCに問われたAKIRAは「精神年齢的な部分では成長していると思うんですけど、アプローチの仕方や譲れない部分は変わらないですね。生きてきた流れを見ると、黒歴史とか汚点と思っていたことをこれからの人生ではいい意味でプライドに変えていけたら、60歳とか70歳はオンリーワンの自分を築き上げられるのかなという楽しみがありますね」としみじみ語る。「THE FOOL~愚者の魂~」を読んだ父から「これからも愚者でいてください」というメールを受け取ったというエピソードを披露すると、来場者はAKIRAへ拍手を送った。

最後にAKIRAはこれからのEXILEについて「EXILEは日々のドラマがつながってライブに表れていて、メンバー1人ひとりの状況や環境がつながってEXILEエンタテインメントになっている。これからどうなるかはわからないですけど、HIROさんが舵をとって3年先、4年先のビジョンを掲げて走ってきたEXILEとは違って、1年先の自分たちのビジョンが見えないのが今のEXILEのスタイル。これからのライブや展開でいろいろとわかっていくと思うので楽しみにしていてほしいですね」とコメント。自身については「自分のパフォーマー人生としては、今が一番旬な時期だと思っています。これから2020年に向けてどういうアプローチをしていけるのか考えている時期です。引退とか退くとか、そういう次元じゃない組織になってると思う。もしかしたら僕が歌うかも知れないし……まあ僕は歌わないほうがいいですね(笑)。でもいろんな形で皆さんに楽しんでもらいたいなと思います。1つひとつを応援してくださるファンの方たちに丁寧にアプローチしながら、EXILEと一緒にいろんな人生を歩んでいけたら素敵なんじゃないですかね」と語る。そして「自分たちのことを日々気にかけて応援してくださる素敵なファンと出会えて僕は心から幸せだなと思います。自叙伝で語らせていただいたのは自分の武勇伝を語りたいとか、EXILEを自慢したいわけじゃなくて、皆さんと出会えたからこそ、自分で素直に語れるんじゃないかなと思ったからです。これからも10年後20年後どういうアプローチになるかはわからないんですけど、皆さんにEXILE AKIRAの表現を楽しんでもらえるように精進していきますので、今後共応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

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