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桜田通、主演映画『ラ』にかける熱い思いを吐露 「嫌いな人にも勧めてほしい」

リアルサウンド

19/3/14(木) 20:30

 桜田通が主演を務める映画『ラ』の完成披露試写会が3月14日、新宿武蔵野館にて行われ、桜田、福田麻由子、笠松将、ダンカン、高橋朋広監督が登壇した。

 本作は、世界中の赤ん坊の産声が“ラ”の音であることに着想を得て、“始まり”や“生まれ変わり”をテーマに作られた青春ムービー。彼女の家でヒモ生活を送っている元バンドマンの青年が、バンドの再結成に動き出す中で経験するさまざまな出来事を描きだす。

 劇中バンド「LACTIC ACID」の元ボーカル・慎平を桜田、“あるもの”と引き換えに慎平にお金をバックアップする恋人・ゆかりを福田、元バンドメンバーで元親友の黒やんを笠松がそれぞれ演じるほか、佐津川愛美、ダンカン、西田尚美らがキャストに名を連ねた。

 キャストたちが登場すると、目を引いたのはダンカンの衣装。先日保釈されたカルロス・ゴーン氏を模した出で立ちで客席の笑いを掴むと、その後も時事ネタを絡めた“暴走”発言を連発。すかさず、桜田、笠松がツッコミを入れるなど、舞台挨拶は穏やかな雰囲気の中、スタートした。

 「試練の多い役だった」と作品を振り返る桜田は、「台本を読んだとき、自分にこんな役を依頼していただけることに驚きました。軽い気持ちで引き受けることはできないというプレッシャーはあったのですが、そんな役を演じられることがとてもうれしかったです。出演者、スタッフ全員で心と心をあわせて作った作品です」と手応え十分な様子。

 慎平の元親友・黒やんを演じた笠松はオファーを受け、“2回”の喜びがあったと語る。「一般的に、“あだ名”だけの役はワンシーンぐらいがほとんどなので、依頼をいただけたことをうれしいと思いつつ、『端役か……』という思いも正直あったんです。でも、台本を読んでみたら非常に大事な役でした(笑)」。

 桜田と笠松はこれまでも共演経験があるが、ここまでがっぷり四つに組み合った役は本作が初めて。元バンドメンバーであり、高校時代からの親友としての距離感を嘘のないものにするため、撮影前には約1カ月にわたる入念なリハーサルを行ったという。桜田は「慎平と黒やんは、ただ仲が良いというんではなく、その壁をもうひとつ越えた関係である必要がありました。楽しかった思い出も、ケンカした思い出も本当に疑似体験するような形で、腑に落ちた段階で作品に飛び込むことができました。今までにないお芝居になっていると思います」とコメント。

 本日3月14日のホワイトデーにかけて、「あたまが真っ白になった経験は?」とMCから質問が飛ぶと、桜田は「冒頭のダンカンさんの発言を聞いて真っ白になりました」と語ると、すかさず「年寄りなんだから少しは労ってくれよ!」とダンカンが返し、場内は笑いに包まれた。

 劇中バンド「LACTIC ACID」は、吹替えなどはせずに、桜田、笠原は実際に演奏も担当している。笠松はベースに一切触れたことがない初心者だったが、「笠松くんのベースは本当に見もの! 本当にすごいよ!」と桜田は絶賛。それに対し笠松は「これから観るお客さんのハードルを上げないで下さい……」と恐縮した。

 最後に主演を務める桜田は、「『ラ』という映画に出会い、慎平として生きて、気づいたことが沢山ありました。この作品は、“桜田通”として観客の皆さんに楽しんでほしいという思いがある一方で、“慎平”としては、『ただ楽しんでいただけるだけじゃ足りない』という思いがあります。この作品を観た方が『楽しかった、良かった』だけでは収まらない、熱い何かを受け取ってくれたら。そして、友達、恋人、家族、知り合い、嫌いな人にでも、この作品を勧めていただけたらとうれしいです」と熱い胸の内を述べた。(取材・文=石井達也)

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