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装幀者・菊地信義のドキュメンタリー 『夜明け』広瀬奈々子最新作『つつんで、ひらいて』今秋公開

リアルサウンド

19/2/1(金) 17:00

 長編デビュー作『夜明け』が全国公開中の広瀬奈々子監督の最新作『つつんで、ひらいて』が、今秋劇場公開されることが決定した。

参考:配役と演出の妙が生み出す物語の奥行き 『轢き逃げ 最高の最悪な日』は水谷豊監督“渾身の一本”に

 本作は、現在75歳の装幀者・菊地信義の仕事を追いかけたドキュメンタリー映画。菊地は独立から40年、中上健次や古井由吉、俵万智、金原ひとみなど1万5000冊以上の本の装幀を手がけ、日本のブックデザイン界をリードし続けてきた存在だ。紙と文字を触りながら、あくまで手作業で一冊ずつ本をデザインしている。その指先から、印刷、製本に至る工程を見つめ、ものづくりの原点を探っていく。インターネットが日常のものとなった今だからこそ、物への愛着、紙の手ざわりにフォーカスした。

 2015年から約3年間かけて撮影された本作。広瀬自身が監督、編集、撮影を務めた。

■コメント一覧
●菊地信義
紙の本。その装幀という仕事を撮りたいという。言葉を、目から手へ、そして心にとどける仕事。思い掛けない若い監督の、本への思いに絆された。撮られる事で、新たに意識化できることもあるはず。どうあれ、紙の本の魅力を伝えるためにと引き受けた。

●監督・編集・撮影:広瀬奈々子
初めて菊地さんとお会いしたのは、銀座の樹の花という喫茶店でした。「僕は映像は好きじゃない」と言われて意気消沈して帰ってきたのを覚えています。言葉のプロで、ある意味演出家でもある相手に毎回何をどう撮りたいのか説明し、説得するのには大変苦労しました。この映画に映るもの全てが菊地さんとの共作です。今もなお菊地さんへの尊敬の念は深まるばかりですが、これは菊地信義を賞賛するための映画ではありません。本とは何か、自問自答するための映画です。言葉と五感に対する欲求は、作り手にとってだけでなく、誰にとっても重大な問題なのだと思います。

(リアルサウンド編集部)

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