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いま、最高の一本に出会える

「片平里菜 渋谷クアトロワンマン2days『夏の夜』」の様子。(撮影:古溪一道)

片平里菜「これからも歌うよ」新たな決意語ったワンマン2DAYS

ナタリー

18/8/7(火) 16:45

片平里菜がワンマンライブを8月4、5日に東京・渋谷CLUB QUATTROにて開催した。

4日が「夏の夜」、5日が「泣き晴らした朝に」と銘打たれた今回のライブ。片平は石崎光(G)、佐藤征史(B / くるり)、松永俊弥(Dr)、eji(Key)というバンドメンバーと共に両日異なるセットリストでライブを行った。

夏の夜

静かにステージに姿を現した片平とバンドメンバーは、定位置につくと言葉を発することなく、この日のタイトルにもなっている「夏の夜」でライブをスタートさせる。片平はアコースティックギターで1番を弾き語ると、安心したかのように表情を緩ませ、バンドメンバーと共に演奏を続けた。「ironic」をソウルフルに歌い上げると、彼女は「今日は最高の“夏の夜”にしていこうと思います」と意気込みを口にする。続けて「早めに伝えておこうと思ったことがあって」と前置きしたあと、5月末にマネジメント事務所ソニー・ミュージックアーティスツとの専属契約が終了したことに触れ、その発表を受け心配していたファンへ直接説明する場を設けたいと思い、このワンマンライブ2DAYSを企画したと説明。そして「『夏の夜』でも歌っているけど、声が出るうちは歌っていたいというのが本心で。音楽活動を続けていくために、在り方ややり方を変えていきたいと思っただけです。1つひとつ自分で決めて歌っていきます。これからも強い歌も優しい歌も届けていきたい」と真摯な思いを語る。フロアからは「変わらず応援してるよ!」と声がかけられ、片平は笑顔を見せるとライブを再開。しっとりした歌声で「異例のひと」を届けたあと、軽やかなストロークに乗せた「Oh JANE」、片平がブルースハープで彩った「サマーキャンプ」、シティポップふうにアレンジされた「誰にだってシンデレラストーリー」を続けた。

中盤には「始まりに」「CROSS ROAD」の2曲を1人で弾き語り。彼女は囁くように歌唱したり、マイクから離れて声を張り上げるように歌い上げたりと、表情豊かにパフォーマンスしていった。再びバンドメンバーをステージに呼び込んだあと、自らの楽曲「煙たい」の「トムヨークは聞き流すくらいが丁度いい」という歌詞を引き合いに出すと、「聞き流せない曲」としてRadiohead「High and Dry」のカバーを披露した。

片平がハンドマイクで軽やかに歌い上げた「BAD GIRL」や、エレキギターをかき鳴らした「Party」で場内をヒートアップさせたあと、彼女は前回渋谷CLUB QUATTROのステージに立った約1年前からこれまでを回想し「今は去年の今頃よりスッキリしていて。ちょっと脱皮したような気持ちでいれる」「言いたいことが言える自分になったのかな。歌に頼らず、持っているものすべて使って表現できる人生にできたらいいなと思っています」と清々しい表情で話した。そして噛みしめるように「すごくいい夜でした」と言うと、「心は」を弾き語りで歌い始める。さらに壮大な「最高の仕打ち」を、バンドメンバーと共に息の合った演奏で聴かせ本編を終えた。

アンコールで彼女は石崎、ejiと共にステージへ。3人で「そんなふうに愛することができる?」をしっとりと演奏した。11月14日にベストアルバム(タイトル未定)をリリースすることを発表したあと、「いろんな曲を作ってるよーという意味を込めて」と前置きして、新曲(タイトル未定)を弾き語りで披露。歌い終えると「これからもマイペースに、いろんなものと戦いながら自由にやっていくのでよろしくお願いします」と改めてファンへの思いを述べる。そして「最高の“夏の夜”になりました!」と言うと、マイクを使わず生歌で「夏の夜」の一部を届け、ライブを締めくくった。

泣き晴らした朝に

前日の静かなムードから一転、軽やかな「女の子は泣かない」「小石は蹴飛ばして」で明るく幕を開けた2日目。前日同様、片平は早々にソニー・ミュージックアーティスツとの専属契約終了に伴う自らの思いを語ったあと、「『夏の夜』みたいに、部屋でうずくまってひざを抱えるような歌も大切だし、朝『今日もがんばろう』と思える曲も大切」と今回の2DAYSワンマンの趣旨を説明する。そして「『明日がんばろう』と思えるようなライブにできれば」とこの日の意気込みを話した。いじらしい女の子の気持ちを歌った「デイジー」「煙たい」を続けたあと、「最近自転車を買った」とうれしそうに話してから「誰にだってシンデレラストーリー」を生き生きとした表情で届けた。

「なまえ」が丁寧に届けられたあと、ライブは弾き語りのコーナーへ。彼女は優しく「結露」を聴かせたあと、「ラブソング」を勇ましく歌唱した。バンドメンバーを再び招集すると、パリへ旅行した際に街角でコピーバンドの演奏を聴き思わず涙したというOasis「Don't Look Back In Anger」をカバー。さらにミディアムチューン「この涙を知らない」、ロックチューン「Howling wolf」などを続けて盛り上げていった。

最後に「みんなの前で歌えてることがただただ楽しいと純粋に思えてる自分がいます」と声を弾ませる片平。続けて「ここから上り調子だよ!」と宣言すると、「心は」「最高の仕打ち」をエモーショナルに届けた。

アンコールでは「めっちゃいい日だったわ」と破顔し、「昨日の夜作った」という出来立ての新曲を弾き語りで披露する。そしてバンドメンバーと共に「からっぽ」をゆっくりと歌い上げると、最後に「これからも歌うよ。そういう約束をしにきました」と改めて今回のワンマンライブ2DAYS公演を企画した理由を語り、満ち足りた表情でステージをあとにした。

片平里菜 渋谷クアトロワンマン2days「夏の夜」
2018年8月4日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. 夏の夜
02. ironic
03. 異例のひと
04. Oh JANE
05. サマーキャンプ
06. 誰にだってシンデレラストーリー
07. 始まりに
08. CROSS ROAD
09. High and Dry(※Radioheadカバー)
10. wash brain
11. 小石は蹴飛ばして
12. BAD GIRL
13. Party
14. 心は
15. 最高の仕打ち
<アンコール>
16. そんなふうに愛することができる?
17. タイトル未定(新曲)

片平里菜 渋谷クアトロワンマン2days「泣き晴らした朝に」
2018年8月5日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. 女の子は泣かない
02. 小石は蹴飛ばして
03. デイジー
04. 煙たい
05. 誰にだってシンデレラストーリー
06. なまえ
07. 結露
08. ラブソング
09. Don't Look Back In Anger(※Oasisカバー)
10. この涙を知らない
11. BAD GIRL
12. Howling wolf
13. Party
14. 心は
15. 最高の仕打ち
<アンコール>
16. タイトル未定(新曲)
17. からっぽ

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