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恋する純情男子“昂サマ”(宮沢氷魚)の優しさ 『僕キミ』王子が内に秘めた悲しみとは?

リアルサウンド

19/2/3(日) 12:00

 逞(野村周平)には照(馬場ふみか)という新しい恋人が。それを知った繭(桜井日奈子)は昴(宮沢氷魚)と遊園地デートに行き、逞を忘れようとする。しかし逞と照の関係には様々な問題があった。『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系)第3話ではそれぞれが別の人と恋をすることでお互いから遠ざかろうとする苦悩が描かれた。

【写真】逞(野村周平)と照(馬場ふみか)

 昴にそそのかされ、繭ではなく照と付き合えと諭される逞。繭を幸せにできないという苦しみを抱えていた逞は、繭を吹っ切るために照の気持ちに応えようとするのであった。繭は逞に彼女ができたと聞き、気持ちを切り替えるために昴と遊園地デートへ向かうも、なかなか逞への思いを断ち切れずにいた。繭は逞への気持ちに気付きながらも、素直に気持ちを表すことができない。逞に彼女ができて苦しい気持ちも、押し殺してしまうのであった。逞もまた、同じように気持ちを押し殺し、照と付き合うことで辛さから逃げようとする。しかし本当に想い合う2人だからこそ、簡単にはいかないのであった。

 第3話では、照の策略ですれ違ってしまった逞と繭が、それぞれの気持ちを隠して別の恋人を作ろうと模索する様子が描かれる。逞と繭の関係が上手くいっていないことを知った昴は、繭へ猛アプローチ。繭もまた、昴とデートすることで逞への気持ちを紛らわそうとしていた。昴は逞に対しては、病気について責め、照と付き合った方がいいなどと繭との仲を裂くように工作する。そんな姿は少し小賢しくて、王子の風格がないようにも見える。しかし繭に対しては、堂々と気持ちを伝え、ストレートに接するのであった。繭とのデートでは、繭のいいところを力説し、繭が楽しめるように精一杯デートをエスコートする。逞に対してのあたりの強さは、真っ直ぐすぎるが故の代償なのだ。

 昴を演じる宮沢はそんな昴の揺れ動く気持ちを情熱的に演じる。完璧な王子様の昴と、繭を思って人を傷つけてしまうような少し配慮に欠ける昴のどちらの面をも魅力的に表現している。繭に対しては情熱的なのに、どこか厭世家的な要素を感じさせる「死」への向き合い方。弟の律(佐藤寛太)とは対照的に描かれている様子が、キャラクターのバリエーションとして活きていると感じる。宮沢の演じる昴はただの明るい王子様ではなく、そんな内に秘めた悲しみを噛み殺して、繭を愛する様子が非常に繊細に伝わってくるのだ。

 第3話のラストでは、逞はやっと繭への気持ちに素直になる。また、繭の方も逞に気持ちを伝えようと決心するのであった。そんな中、照の身に悲劇が起こることが逞のセリフで伝えられる。死を目の当たりにすることで新たな価値観を見つけるのか。そして自身が死と向き合う恐怖に打ち勝てるのか。繭との恋愛だけではなく、さらに深い部分でのメッセージ性を感じさせる展開が予想された。

(Nana Numoto)

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