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「21世紀の女の子」舞台挨拶の様子。左から山戸結希、山中瑶子、北浦愛、三浦透子、井樫彩。

山中瑶子が「21世紀の女の子」現場での秘話明かす「引きこもってしまった」

ナタリー

19/2/13(水) 21:51

オムニバス映画「21世紀の女の子」の舞台挨拶が本日2月13日に東京・テアトル新宿にて行われた。

本作は、企画・プロデュースも担当した山戸結希ら女性監督たちが、“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーが揺らいだ瞬間が映っていること”というテーマを各自8分以内の短編で表現したもの。この日は山戸のほかキャストの三浦透子と北浦愛、監督の井樫彩と山中瑶子が登壇した。

進行役を務めた山戸はまず、監督陣に北浦と三浦を抜擢した理由を尋ねる。「回転てん子とどりーむ母ちゃん」の監督を務めた山中は「オーディション参加者の中で、私の目から見ると北浦さんが一番しっくりくる演技をされていたので、その場で『子供は好きですか?』と聞きました。そうしたら彼女は『子供だから全員好きというわけではありません』と答えて、そこでお願いしようと決めました」と回答。北浦は「私もオーディションでは山中監督のことが一番印象に残っています」と思い起こした。

全編を通じてほぼセリフがない「君のシーツ」でメガホンを取った井樫は「三浦さんが出演されている作品はもともと観ていて、セリフがなくとも表現できる方だと思ってお任せすることにしました。あともう1つ、作中に登場する“あるアイテム”が似合うかどうかも重要なポイントだったので、その2点で三浦さんにお願いしたいと思ったんです」と明かす。上映前のイベントということもあり、そのあるアイテムは具体的に明かされなかったが、三浦は「今初めて知りました(笑)。ちょっと複雑、かな?」と笑った。

今作が2作目となる山中は「現場に行くと気が動転してしまった」と語り、「前に言っていたことと真逆のことを言ってしまったり、二転三転してパニックになって現場を止めてしまったこともあったんです。ロケ地の中華料理屋さんが入っているビルのベランダに引きこもってしまい、北浦さんにケアしてもらったこともありました」と苦笑。北浦は当時を振り返り「初めて脚本を読んだとき、何があっても監督についていくって決めたんです。映画って監督のものでもあるんですけど、関わっているみんなで作り上げたものだと思いました」と語った。

三浦は本作について「時代も性別も背負ってものを作るという、すごい企画だと思います。いろんなスタンスや思いがあると思うんですが、鑑賞後にそこに立ち返って考えたり意見が深まったり、ディスカッションのきっかけになるのは映画の魅力だと思います。皆さんの感想を楽しみにしてます」と期待を寄せる。井樫は、10代のころ交際していた男性との喧嘩の果てに「哲学者とでも付き合えよ」と言われたエピソードを披露し、「そのとき私が思っていたのは言葉でしか伝えられないことでしたが、本作はそれぞれの監督が誰かと対面して、言葉では伝えられないことを伝えている作品。全編を通じて、女性が好きな人や誰かに対して感じていることがすごく表現されているなという印象を受けました。そこが表現することの面白さや豊かさなんだと思います」と述べた。

最後に山戸は「映画だけが描ける夢があるということを、この2作品からは強烈に感じました」とコメント。「『哲学者と付き合えよ』と言われる女の子や、それを追い越して、表現する哲学者になる女の子たちの集まりのようだなと思いました」と監督とキャストを評した。

「21世紀の女の子」は、テアトル新宿にて公開中。2月15日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次上映される。なお山戸が監督を務めた「ホットギミック」は、6月28日より全国で公開。

(c)2019「21世紀の女の子」製作委員会

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