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寺島しのぶ、黒島結菜、菅原小春、柄本佑ら『いだてん』新キャスト発表 菅原「秘めている思いを表現できたら」

リアルサウンド

19/3/5(火) 13:00

 現在放送中の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』の第2章に出演する新キャストの発表会見が3月5日、NHKにて行われた。

 宮藤官九郎が脚本を手掛けた本作は、1912年に日本で初めてストックホルムオリンピックに参加した男・金栗四三(中村勘九郎)と、1964年に東京オリンピックを招致した男・田畑政治(阿部サダヲ)の2人がリレー方式で主人公を演じる。

 3月31日放送の第13回まで、ストックホルムオリンピック編が放送され、その後4月より時代は明治から大正へ。四三は次のオリンピックを目指しマラソンに励みながら、教師として新たな道を歩み、箱根駅伝の創設や女子の体育教育にまい進していく。

 今回会見に登壇したのは、四三を演じる中村勘九郎と、第2章より登場する新キャスト、寺島しのぶ、黒島結菜、菅原小春、柄本佑の5名。さらにイッセー尾形、夏帆、板尾創路の出演も明かされた。

 日本に女子体育を普及させた第一人者、二階堂トクヨ役の寺島は、「二階堂トクヨさんは日本女子体育大学を設立された方です。男尊女卑が激しい中、女子としてしっかりと立っていらしたことが資料などからも伺えます。私もそうやって育ちましたので、(脚本の宮藤)勘九郎さんの台詞が身にしみるというか、スカッとする台詞を言わせていただいて、とても気持ちよくやらせていただいています」と役と自身の共通点を明かした。

 「NHKさんの情報統制がすごく徹底してまして、撮影のために訪れても『寺島しのぶ』と言うとNHKに入れてもらえませんでした(笑)。ようやく発表する頃には撮影もほとんど終わっているという状況です」と語ると、柄本は、「さっきお会いした時に『しのぶさん何役なんですか?』とお伺いしました」と出演者すらお互いの情報を知らないほど徹底されていたようだ。

 四三とシマ(杉咲花)が教える東京府立第二高等学校の生徒、村田富江を演じる黒島は、「村田富江は、真面目で気が強くて金栗先生に向かって、強く当たってしまうような女子生徒のボス的な存在です。撮影では、走ったり飛んだり色んなスポーツをさせていただいています。まだ女子スポーツが一般的ではない時代で、腕や足を晒す格好をすることにも抵抗がある中で、少しずつスポーツの楽しさに気づいていく役どころです。撮影は楽しく面白く女子が他にもたくさん出てきますので、これまでにない『いだてん』の雰囲気があるのかなと思っています」と自身の役柄を語る。

 記者から黒島が主演を務めた『アシガール』(NHK総合)に絡めて本作での”走り”について尋ねられると、「四三さんと同じくらいわらじで草道を走っていたので、第1話のオンエアを見てこれは大変だろうなと感じました。今回また走るということを聞いて、走ることには自信ができたので嬉しかったですし、『アシガール』ではできなかった、グランドを靴を履いて走ることができたので良かったです」と笑いを誘った。

 日本人女性初のオリンピック選手、人見絹江役を演じる菅原は、本作が演技初挑戦となる。「私事ですが、日本では浮いてしまうような筋力や骨格を持っていまして、それがコンプレックスでした。でも、世界に飛び出した時に気にすることじゃないなと感じました。そういう点で人見さんと通づるところがあり、言葉ではなく体で自分が秘めている想いを表現できたらいいなと思いました。楽しみにしていてください」と等身大で役に向き合っていくことを宣言。

 シマの夫となる増野を演じる柄本は、「増野は、シマさんと結婚して旦那になるんですが、台本を読んでいても、他の皆さんが濃厚とんこつラーメンのように濃いキャラクターの中、わりとあっさり醤油な役柄です(笑)。お祭り騒ぎのような大河ドラマに参加させていただけて嬉しく思っております」とコメント。

 本作の特徴について聞かれると「やっぱりスピーディですね。話に追いつくのがやっとだったりもするんですけど、台本のスピードがそのまま画面に映っていて、爽快感と共に感動できると。ある種の熱量を画面から感じてもらえれば嬉しいです」と意気込んだ。

 中村は、「四三は、ストックホルム帰国後から女子の体育、スポーツの普及に力を注ぎ、その時に皆さんに出会うんですけれど、出会い方がそれぞれ衝撃的で……。本当にパワフルで素敵で可憐な皆様と芝居できるのはとても楽しい日々です。今まで『いだてん』は“おっさん”ばかりしか出ていなかったので、女性がいる現場と言うのは、四三的にも勘九郎的にもドキドキの日々でございます」と第2シーズンからは新たな風が吹き込むことを予感させる。

 そして「宮藤さんの描く『いだてん』のキャラクターたちは愛すべき人たちばかり出てくるので、そんな皆と一緒に戦っていける1年間はとても楽しいです。楽しみにお待ちください」と締めくくった。(安田周平)

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