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「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」10月27日公演の様子。(撮影:鳥居洋介)

米津玄師、4万人動員の幕張ワンマンで新曲初披露「こんな空間をまた一緒に作ろうね」

ナタリー

18/10/28(日) 21:29

米津玄師が昨日10月27、本日28日に千葉・幕張メッセ国際展示場1~3ホールにて、ワンマンライブ「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」を開催。この記事では28日公演の模様をレポートする。

米津がライブを行うのは1月に東京・日本武道館で行われた単独公演「米津玄師 2018 LIVE / Fogbound」以来。その間に米津は、TBS系ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として注目を集めたシングル「Lemon」をリリースしたほか、「<NHK>2020応援ソング」を歌うユニットFoorinをプロデュースするなど、表舞台には登場しないものの、確実にその名を世間に知らしめてきた。「Lemon」は自身最大のヒット曲となり、「東京ドラマアウォード2018」では主題歌賞を受賞。これまでもさまざまなアワードで賞を受賞してきた米津だが、「東京ドラマアウォード2018」にて表彰式に初登壇を果たしたことでも話題を集めている。

10月31日にリリースする両A面シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」の表題曲の1つ「Flamingo」をタイトルに冠した「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」は2日間で約4万人を動員。満員のオーディエンスが待ちわびる中、派手な模様のパーカーのフードを目深にかぶって登場した米津は、「LOSER」でライブをスタートさせ、会場をまたたく間に熱狂の渦にしてみせる。フロア中程まで伸びた花道の先で歌声を聞かせた米津は、続いて「砂の惑星」を披露。「初音ミク『マジカルミライ 2017』」のテーマソングとして書き下ろされたこの楽曲では、ステージの左右に設けられた正方形のビジョンにミュージックビデオが映し出された。

米津がアコースティックギターをかき鳴らして始まったのは「飛燕」。米津の姿がビジョンに大写しになると、歓声が沸き上がる。続く「メランコリーキッチン」では米津と、彼の幼なじみの“中ちゃん”こと中島宏(G)が息の合ったギターアンサンブルを鳴らした。再びマイクを手にとった米津は鮮やかな色彩の映像をバックに「春雷」をパフォーマンス。代表曲の1つである「アイネクライネ」では、美しいメロディをおだやかに歌い上げた。

会場に鐘の音が鳴り響き、ステージにスモークが降り注ぐ中始まったのは「amen」。米津が祈るように歌う中、複数のダンサーがおどろおどろしいダンスで楽曲の世界観を演出した。直線的なライトが会場を照らした「Paper Flower」ではステージ後方に設けられた格子状のセットの中でダンサーたちがポーズを取り、そのシルエットが浮かび上がる。堀正輝(Dr)による力強いバスドラのリズムを合図に始まった「Undercover」では複数名によるドラムパフォーマンスを取り入れ、圧巻の光景が作り上げられた。

米津はピースサインを掲げながらメインステージへと戻り、「まだまだ行こうぜ!」と声を上げてロックチューン「ピースサイン」を披露。10月31日にリリースする両A面シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」の表題曲の1つ「TEENAGE RIOT」が演奏された際には、同曲のミュージックビデオがビジョンで上映され、観客は生パフォーマンスと同時にMVも鑑賞する形となった。ここまで12曲をぶっ通しで披露した米津は「元気? 人がすごいね」とようやくMCらしいMCを実施。「TEENAGE RIOT」の感想を「みんな、どうだった?」と観客に問い、大歓声が湧き上がると「よかった! すげーうれしい」とはにかんだ。

米津は「TEENAGE RIOT」が中学生の頃に作った楽曲がもとになっていることを明かしつつ、ハチ名義でVocaloidを使って曲を作っていた頃や、米津玄師として活動を始めた頃のファンから、規模感や音楽性など当時と変わってしまったことを悲しむ声が届くことについて言及。「『変わっちまったな』とか『遠くに行ってしまった』とか、聞くたびに悲しくなる。昔やっていた音楽はそこにあるんだから、同じことをやっても仕方がない。個人的には1人の音楽家として変化をしていくことが一番美しいことだと思いながら音楽を作っていて、それがある種の信念になっていて。だから変わったと言われてもしょうがないなと。その信念のもと音楽を作っていくことが一番自分のためだし、それが回り回って聴いてくれる人にもなり得ると思って音楽を作っています」と真摯に語り、「2万人のみんなが自分のために、人生の限りのある時間を割いて来てくれたことはうれしいことであって。それは自分が変わらずに音楽を作ってやってきたからこそ、こういう美しい空間が生まれたんだなと感激しています。本当に今日はありがとう」と感謝の気持ちを述べた。

米津は「また音楽を作っていくとそのたびに変わっていくと自分自身で思います。変わっていった先で、できた美しい音楽を引っさげて、同じような素敵な空間を作ることができたらいいなと思っています」と話して、「orion」を披露。ステージ前方で一列になってドラムパフォーマンスが繰り広げられる中、米津はまっすぐに歌声を届けた。情緒のあるSEから始まる「打上花火」では、炎がステージを彩る。ライブタイトルにもなっている新曲「Flamingo」が始まる前に、シングルのジャケットがビジョンに映し出されるとフロアから歓声が。米津はファンキーなグルーヴが渦巻く楽曲に乗せて、和を感じさせる独特な節回しを披露した。会場にレモンの香りが漂う中、「Lemon」を歌唱し、米津はライブ本編の幕を下ろした。

アンコールでは「Flamingo / TEENAGE RIOT」のカップリングナンバー「ごめんね」がお披露目された。初披露にもかかわらず会場にはシンガロングが巻き起こり、会場に一体感が生まれる。米津は中ちゃんと「TEENAGE RIOT」が幕張メッセという大きな会場で鳴らされることへの感慨を話したあと、「こんな光景を死ぬまでに何度見れるだろうか。こういう美しい空間を、またどこかのタイミングで一緒に作ろうね。本当にありがとうございました」と述べ「クランベリーとパンケーキ」を演奏。最後に「灰色と青」を熱唱し、バンドメンバーと肩を組んでお辞儀をして、2日間にわたるライブを締めくくった。

米津は2019年1月より、地元徳島の公演を皮切りに全国ツアー「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」を開催。自身の28歳の誕生日3月10日とその翌日に行う千葉・幕張メッセ国際展示場4~6ホール公演まで、全16公演を実施する。シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」にはツアーのチケット最速先行の案内が封入されるので、参加希望者はチェックをお忘れなく。

米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃

2019年1月19日(土)徳島県 アスティとくしま
2019年1月20日(日)徳島県 アスティとくしま
2019年1月26日(土)神奈川県 横浜アリーナ
2019年1月27日(日)神奈川県 横浜アリーナ
2019年2月2日(土)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
2019年2月3日(日)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
2019年2月9日(土)福岡県 マリンメッセ福岡
2019年2月10日(日)福岡県 マリンメッセ福岡
2019年2月16日(土)北海道 北海道立総合体育センター 北海きたえーる
2019年2月17日(日)北海道 北海道立総合体育センター 北海きたえーる
2019年2月23日(土)福井県 サンドーム福井
2019年2月24日(日)福井県 サンドーム福井
2019年3月2日(土)大阪府 大阪城ホール
2019年3月3日(日)大阪府 大阪城ホール
2019年3月10日(日)千葉県 幕張メッセ国際展示場4~6ホール
2019年3月11日(月)千葉県 幕張メッセ国際展示場4~6ホール

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