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中居正広、“SMAP解散後”初ステージで見せた圧倒的なスター性 舞祭組ライブ映像が話題に

リアルサウンド

18/8/8(水) 12:00

 「CMを見ただけで泣いた」、「すごい覇王感」ーー8月22日に発売となる舞祭組のライブ映像作品『舞祭組村のわっと!驚く!第1笑』のティザー映像がSNSで話題を集めている。

参考:『舞祭組村のわっと!驚く!第1笑』ティザー映像

 同作は、2018年1月からスタートした舞祭組初のライブツアー『舞祭組村のわっと!驚く!第1笑』を収録したもの。7月末にYouTubeにティザー映像が公開されるなり「かっこよすぎる」、「中居くんがアイドルしてる姿だ!」など反響が寄せられ、視聴回数はすでに194,000回(8月4日現在)を超えた。

 ティザー映像には、サラリーマンスーツを着た舞祭組のメンバーがデビュー曲「棚からぼたもち」からはじまり、上半身裸で歌い踊る姿、バンド演奏と汗をかいてステージに立つ、ライブならではの映像が収録されている。そして、暗転したステージの中央から放たれる光をバックにして立つ男の姿が映し出された。舞祭組の生みの親である中居正広だ。

 SMAP解散後、中居正広として初のステージ出演となる。上下白の衣装に、白いハットは健在。「Fire&Lightning」の楽曲ではコーラスとして参加、ライブではダンスを披露した。

■中居正広、“スーパースター”としての存在の大きさ

 中居正広がステージに登場した瞬間に起きた割れんばかりの大歓声ーーティザー映像で流れるほんの数秒のシーンでさえ、中居のスーパースターとしての存在感の大きさが伝わってくる。

 グループの解散以降、中居がステージ上でパフォーマンスを披露する機会は無くなってしまったが、ひときわ目をかける後輩のステージで一肌脱ぎ、ダンスを披露した。ファン以外からすれば中居はダンスよりもMCをしている印象が強いかもしれないが、SMAPのコンサートではしゃかりきに踊る姿が定番だった。

 かつて中居はこんなことを語っていた。「僕はほかのメンバーよりカラダがちっちゃいんで、とりあえず激しく踊ってないと、ホントにちっちゃく見えちゃうんだよ」(JUNON/1999年10月号)。5人のメンバーとのバランスを保つために、ひときわ大きく体を動かしていた。踊りにキレがあり、振り付けの合間にパンッ!と手を叩くのが中居の特徴だ。

 舞祭組のステージに出演したと聞いた当時は、SMAPファンとしてはやや複雑な心境ではあったが、白い衣装に白いハット姿でステージに立つ中居は、舞祭組と見事に融合しつつも、中居だけにフォーカスを当てると“SMAPの中居”そのものだった。

 中居は相手をどうみせるか、常にプロデューサー的視点を持っている。ゲストを前にしたときに、どう関わったらゲストが引き立つか、何が番組にとってベストなのか、などを考えている。中居の個性を全面に出して接した方がいいのか、反対に相手を引き立たせるために自分の個性を消すのか、状況に応じて俯瞰しながら判断をしている。今回、舞祭組と一緒に踊ったのも、自分が“アイドル中居”としてステージに立つことで、彼らのカッコイイ部分を、魅力を引き出せると判断したからではないだろうか。

 ジャニーズ事務所にたくさんいるアイドルの中から、ひときわ舞祭組を目にかけてきたのには、中居自身の経験が生かされているのではないか。SMAPは音楽番組が衰退していく時代にデビューした。歌って踊るだけでは売れない時代。そこで、バラエティ番組やドラマへの出演をすることで突破口を見出してきた。国民的スターとして君臨するまでには、相当な苦労があったはずだ。

 以前、『ナカイの窓』(日本テレビ系/2013年4月17日放送)でジャニーズアイドルのメンバー構成について語ったことがあった。グループを結成するにあたり、「ジャニーさんはプロ野球を意識してる」と解説した。はじめに人気を牽引する中心メンバーを据えて、プロ野球でいうところの読売ジャイアンツとその対抗馬である阪神タイガースに匹敵する人材を集める。そして、まだ人気はなくとも伸びしろのあるメンバーを入れる傾向にあるという。「まず巨人がしっかりしてないとグループ名が有名にならないから。うちなんかのメンバーで言ったら、俺と木村くんが派手なタイプだから。他に地味な3人4人がいたりして、でもこれがでてくるまでにすごく時間がかかるのよ。だからまず中居と木村でワッと行かして。まずこの4人(他のメンバー)が出てくるまでに解散しちゃうのよグループって。でも4人が出てきた時はやっぱ強いよね」と、メンバー全員が脚光を浴びるまで10年ほどかかったことなど、自身の経験を踏まえて語った。

 だからこそ、舞祭組の4人、Kis-My-Ft2のことが放っておけなかったのだろう。全体の構成を俯瞰しながら、必要があれば自分も出演する、常にバランスを考えながら動く中居らしい仕事ぶりと言える。

■中居正広と舞祭組の関係

 中居と舞祭組の関係は2013年に遡る。2013年10月にKis-My-Ft2の冠番組『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)に中居がサプライズゲストとして登場したときのこと。

 当時のキスマイはまだ3(北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太)対4(横尾渉 、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永)のコントラストが強く、前の3人、後ろの4人と呼ばれることもあった。衣装で分けられることもあれば、MVでは時折、後ろの4人にライトが当たらないことも珍しくなかった。それまでも音楽番組に出演した際に、中居は後ろの4人に向けて「早く後ろの4人が同じ衣装を着れるといいですね」と声をかけていた。

 中居は番組の最後に、「3人と4人がこんなに、如実にわかれているグループって初めてなのよ。これどう思ってるの? 4人は」と切り出した。口ごもるメンバー。少しして千賀が「逆に中居さんどうすればいいですか?」と聞くと、「そしたらさ、4人でなんか歌とかやればいいじゃん。4人でシングル出せばいいじゃん」、「4人の歌、俺が作ってやるよ。俺のセンスでよかったらば作ってあげる」。これが始まりだった。

 この放送から約1カ月、ユニット名「舞祭組」が発表され、デビューシングル「棚からぼたもち」がお披露目された。自虐的な歌詞に、コール&レスポンスで盛り上がれる仕掛け。ステージを熟知している中居ならではの手法だった。

 その後は、中居が出演する音楽番組への出演を皮切りに、東京ドームで行われたKis-My-Ft2のライブで舞祭組のステージがあり、ドームが揺れるほどの盛り上がりをみせた。テレビCMにドラマ、バラエティ番組への出演、シングル、アルバムの発売、そして初のライブツアーと活躍を続けている。

 舞祭組のメンバーは「女性セブン」(小学館/2015年4月23日号)の座談会で「中居さんがいなかったら、芸能界から消えてたよ」(千賀)、「リアルにフェードアウトしてたと思う」(横尾)と言葉にしていた。ティザー映像内にも舞祭組のメンバーに中居がレクチャーしているような姿があるように、中居の手腕の中で成長をみせる舞祭組。歌とダンスに、笑いをプラスしたエンターテインメントを学んだ彼らは、これから先も、中居の背中を追いかけながら、更なる高みを目指して進んでいくだろう。(柚月裕実)

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