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山本舞香、演じる役柄に共通点? 『チア☆ダン』や『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で見せる“男気”

リアルサウンド

18/8/31(金) 6:00

 映画やドラマなど女優として活躍する一方、最近はバラエティ番組等でも、個性的な発言で注目を集めている山本舞香。最新作映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では、物語の中心人物となる芹香(板谷由夏)の高校生時代を好演している。

 山本と言えば、宮沢りえや坂井真紀、蒼井優、川口春奈などを輩出した三井のリハウスガール第14代目を務めるなど、透明感ある佇まいと抜群のルックスで、モデルとして活躍する一方、連続ドラマ『それでも、生きてゆく』(フジテレビ系)では満島ひかり扮する双葉の幼少期を演じ女優デビューも果たす。

【写真】『チア☆ダン』の山本舞香

 その後、2015年放送の『南くんの恋人~my little lover』(フジテレビ)では、主人公・南くん(中川大志)の恋人・堀切ちよみ役でキュートなヒロインを演じると、2016年公開の映画『桜ノ雨』では、無口で内気ながらも、熱い心を持つ主人公・遠野未来を演じ、映画初主演を果たす。山本は、自分の気持ちを相手にうまく伝えられず、もどかしさに向き合いながら日々を過ごす未来という女子高生を、とても瑞々しく演じていたが、筆者が行った作品のインタビューでは「基本的に内気ではなく、言いたいことははっきりと言うタイプ」と自己分析していた。

 それだけに、自身と違うキャラクターにうまく感情を乗せて表現した山本の演技力には目を見張るものがあったが、逆に、闊達な自身が投影される作品ではどんな表現をするのだろうか……という期待が高まった。

 製作サイドもそんな山本の特性を見抜いていたのか、近年では、一本筋の通った佇まいを見せるキャラクターを演じることが多くなった。永野芽郁と共演した映画『ひるなかの流星』では、強め女子で意地悪な面を持ちながらも、実は友達思いの高校生・猫田ゆゆかを好演。さらに、映画『恋は雨上がりのように』では、怪我から陸上を諦めていた天才スプリンターあきら(小松菜奈)に対し、尊敬しつつも、くすぶっている現状に喝を入れる他校の後輩・みずきを熱演。

 現在放送中の連続ドラマ『チア☆ダン』(TBS系)でも、クールで一匹狼的な立ち位置ながらも、仲間が窮地に立たされると立ち向かっていく熱い女子高生・柴田茉希に扮している。そして『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では、コギャル全盛期の女子高生グループ「SUNNY」のリーダー的存在として、仲間思いのハートフルな女子高生・芹香を演じた。

 上記のどの作品でも、山本が演じているキャラクターには“男気”がある。『ひるなかの流星』では、あることから永野演じるすずめと取っ組み合いの大喧嘩になるが、まったくもってあとくされがなく、その後、友情は深まる。『恋は雨上がりのように』では、他校の後輩という立場ながら、あきらに詰め寄り壁ドン。「現状を打破してほしい」という思いから強い口調で叱咤する。また『チア☆ダン』でも、仲間割れしたチアリーダー部の生徒たちの嫌がらせに、身を投げ打って抵抗する姿勢を見せた。

 こうした“男気”溢れた役柄を、ベタに感じさせず、スマートに、格好良く演じられることこそ、山本の特筆すべき点だろう。特に『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で見せた仲間思いのキャラクターは、観ている側の胸を熱くさせる。まさにハマリ役といえるほど、魅力的だ。

 公式プロフィールの特技に「空手」とあるように、映画『Zアイランド』で見せたアクションシーンも非常に様になっており、身体能力の高さという武器も兼ね備えている。腕を組んだときの強い眼差しと姿勢の良さ。そんな佇まいから、ほんの少し垣間見せる弱さ……引き出しがたくさんある若手注目女優だ。

(磯部正和)

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