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いま、最高の一本に出会える

ORIGINAL LOVE 田島貴男が語る、日本のポップスに感じた変化「救いや祝福の歌が増えている」

リアルサウンド

19/2/28(木) 15:00

 ORIGINAL LOVEから通算18枚目のオリジナルアルバム『bless You!』が届けられた。

 “人生賛歌”をテーマにしたタイトル曲「bless You!」、ORIGINAL LOVEのポップサイドを端的に示した「ゼロセット」、気鋭のラッパー・PUNPEEをフィーチャーした「グッディガール feat.PUNPEE」などを収録した本作。木暮晋也、真城めぐみ(Hicksville)、冨田 謙、村田シゲ(□□□)、小松シゲル(Nona Reeves)といったライブメンバーに加え、名盤『風の歌を聴け』(1994年)にも参加した小松秀行、佐野康夫、さらに河合代介、渡辺香津美、岡安芳明、長岡亮介(PETROLZ)、角銅真実などのゲスト陣を迎えた本作には、“ルーツミュージックに根差した日本のポップス”を追求してきた田島貴男の現在地が明確に示されている。「最高傑作が出来たと思ってる」と楽しそうに語る田島に、本作の制作について聞いた。(森朋之)

ORIGINAL LOVE -bless You! (Love Jam Ver.)

自分はずっと同じことをやっている

ーーニューアルバム『bless You!』、素晴らしいです。ORIGINAL LOVEが追求してきたスタイルがさらに磨き上げられると同時に、新しいORIGINAL LOVE像も感じられるアルバムだな、と。

田島:良かった。嬉しいです。

ーーここ数年、田島さんが傾倒しているジャズギターの要素がかなり反映している作品だとも思います。まず、ジャズギターを学び始めたきっかけを改めて教えてもらえますか?

田島:2011年に通常のバンドツアーと並行して、『ひとりソウルショウ』というライブを始めたんです。どういうスタイルでやろうか色々と考えたんだけど、結局は、ギター1本と歌だけでワンステージやることにして。ひとりで2時間のステージをやりきるには、そのためのギタープレイを身に付けなくちゃいけない。お客さんに踊ってもらったり、ときには歌ってもらったりして、楽しんでもらうためにはどうしたらいんだろう? と考えてるときに、ブルースに出会ったんですね。カントリーブルースと呼ばれている音楽があるんだけど、1920年代、30年代のミュージシャンはギター1本でライブをやっていた。改めて聴いてみると、以前聴いたときとはまったく違う印象を受けたんです。しかめツラで真剣にやってるのではなくて、酒場で騒いだり笑ったり、ヤジを飛ばし合いながらやっていたんだなということがわかって、「これは自分がやろうとしていることと同じだな」と。

 それから2年くらいカントリーブルースのギターを練習してたんだけど、そうすると当然、ジャズギターが気になってくるわけですよ。ジャンゴ・ラインハルトだったり、チャーリー・クリスチャンだったり、いろいろなスタイルのギタリストがいるんだけど、ジャズギターが弾けたら、『ひとりソウルショウ』の彩りが増えるかなと。自分で本を買って勉強もしたんだけど、それだけじゃわからなくて、アルバムに入ってる「ハッピーバースデーソング」でギターを弾いてもらっているジャズギタリストの岡安芳明さんのレッスンを受け始めたんです。それは今も続いてるんだけど、ジャズの理論がおぼろげながらわかってきて。コードの積み方なんかもそうだし、それが作曲の広がりにつながってきたんですよね。前回の『ラヴァーマン』あたりからそういうタイプの曲を作り始めて、今回のアルバムでは、それをさらに発展させて。

ーージャズギターを学んだことが、楽曲の制作にも反映されていると。

田島:もちろん。ロック、ソウルもジャズに影響をすごく受けているんですよ。デューク・エリントンの力が大きいんだけど、1940年代までにすでにあらかたポップスの和音の構成はやりつくされてるんですよね。そのことがわかるようになって、古いロックやポップスを聴くのがおもしろくなってきたんです。たとえばスティービー・ワンダーにしても、ただの3コードの曲のように聴こえても、そこにジャズのテクニックを微かに入れていたり、じつは非常に洗練されているんですよね。そうやって音楽の理解が深まったことで、ORIGINAL LOVEの土台が補強された感じがあって。テンションコードの使い方、グルーヴの作り方もそうだし、演奏技術、ボーカルのテクニックも上がっていると思うし、それは『bless You!』にも活かされていますね。


ーー音楽の歴史をより深く理解することで、「いま、ORIGINAL LOVEとして何をするべきか?」という視点も変わってきたのでは?

田島:どうだろう? それは外側からの意見であって、自分はずっと同じことをやってるんですよ。知識やテクニックが付いたことで、それが先鋭化されているというのかな。ORIGINAL LOVEの音楽というのは、それを活かせるんですよね。もともとルーツミュージック志向だし、アメリカで発祥したロックやポップスを辿って、それを最新の音楽として表現するっていう。それは1stアルバムのときから変わってないですね。

ーーなるほど。『bless You!』に参加しているPUNPEEさん、長岡亮介さんも、ルーツミュージックに根差した音楽を続けていますね。

田島:そういう意識はあるだろうね。PUNPEEはヒップホップの人だけど、ヒップホップという音楽は『リスペクト』という概念がある。それを受け継いで、日本でどうやるか? ということは考えているんじゃないかな。一方でヒップホップは破壊的な音楽でもあって、“全部ブッ壊して再構築する”というスタイルもある。その二律背反的な創造性があるんですよね、ただリスペクトしているだけではなくて。長岡くんのギターテクニックのベースにはカントリーミュージックがある。僕よりも上の世代の人たち、団塊の世代の人たちとプレイしてきたし、あのジャンルではおそらく一番若い世代のミュージシャンだよね。しかもオルタナティブロックや、今のイギリス、アメリカのロック、ヒップホップも知っていて、今の感覚でやってる。アメリカにはそういうタイプのアーティストがけっこういるけど、日本では珍しいかもね。

ORIGINAL LOVE – グッディガール feat. PUNPEE (Love Jam Ver.)

ーーミュージシャンのことでいえば、今回のアルバムには『風の歌を聴け』に参加していた小松秀行さん、佐野康夫さん、村田陽一さんなども参加しています。

田島:彼らには前作の『ラヴァーマン』にも参加してもらってたんですよ。佐野くん、小松くんと久しぶりに演奏してみたら、当時と同じ音になって。20年くらい冷凍保存してたというか(笑)、むしろ、より良くなってたんです。彼らに言わせれば、僕とやらないとああいうサウンドにならないということなんだけど、リスナーにも好評だったし、何よりも僕ら自身が楽しくて。なので今回のアルバムでもやってもらおうと決めてたんです。あとは現在のライブメンバーである村田シゲ、小松シゲル、冨田謙、真城めぐみ、木暮晋也にも参加してもらったから、大きく分けて2セットあって。あとは曲が出来た段階で、当てはめていった感じですね。

ーー最初からアルバムの全体像があったわけではない?

田島:そうですね、曲ごとにバラバラに作っていったので。まず「ゼロセット」が3年前くらいに出来て、この曲が良かったから、スタッフとも盛り上がって「先にシングルで出そう」ということになったんだけど、歌詞がなかなか決まらなかったんです。その後、去年の夏の『Wake Up Challenge Tour』のときに「ゼロセット」をセットリストに入れることになって、その他に「AIジョーのブルース」「アクロバットたちよ」もやって、歌詞を一気に書いたんですね。自分が思っていたことをストレートに書けたし、そこでようやく形になって。アルバムのレコーディングが本格的に始まったのは秋なんだけど、そのときには8割くらい曲はあったのかな。で、あと2曲くらい書いて、全曲が揃って。『ひとりソウルツアー』と重なってたから、かなり大変だったんですけどね。一か八かのレコーディングだったし、1日も遅れられない状態だったから、体調にも気を付けて。めちゃくちゃ白熱してたし、盛り上がりながらやってました。

ーーそういうスケジュールのほうがパワーが出る?

田島:そうかもね(笑)。それも困ったもんというか、もっとゆっくり余裕を持ってやりたいんだけど、どうしてもジタバタしちゃう。『風の歌を聴け』のときもそうだんですよ。制作期間が1カ月くらいしかなくて、まったく0の状態から一気に作って。めちゃくちゃなスケジュールだったけど、馬鹿力が出るというか(笑)。そういう普通じゃない状態の時のパワーによっていものが出来るのかも。

母親が亡くなって人生賛歌のイメージがガラッと変わった

ーー「ゼロセット」はORIGINAL LOVEのポップな側面がしっかり出ている素晴らしい曲だと思います。アルバムの軸になる曲だとも思いますが、田島さんはどう捉えていますか?

ORIGINAL LOVE -ゼロセット (Music Video Short Ver.)

田島:そういうポップな曲って、“当たるも八卦当たらぬも八卦”じゃないけど、書けたらラッキーなんだよね。釣りみたいなものというか、大物が毎日のように釣れたらいいけど、そうはいかない。普段から曲は書いてますけど、1年か2年に1回くらいですよね、「ゼロセット」みたいな曲は。この曲が出来たときは「やった!」と思ったし、「これでアルバムは半分できたも同じ」というか。だから、すごく大事に作っていったよね。いい曲のイメージをキープしたまま最後まで形にするのって、めちゃくちゃ大変だから。

ーーミックスやマスタリングで大きく変わることもあるでしょうし。

田島:それだけじゃなくて、どの段階でも変わっちゃうんですよ。いいポップスというのはすべての要素が関連し合ってるから、ちょっとした微調整だけで、全部がダメになることがあって。怖いですよ。「せっかくいい曲だったのに、ここでつまらなくなった」ということもいっぱいあるし。確率としては、オーバーダビングの段階でダメになることが多いかな。昔の名曲……「いつ聴いてもずっといいね」という曲って、ほとんど一発録りで、音を重ねてないんですよね。だから今回のアルバムも、できるだけイジらないようにして、一発で決めることを意識していて。

ーー「アクロバットたちよ」も一発録りだとか。

ORIGINAL LOVE -アクロバットたちよ (Music Video Short Ver.)

田島:うん、歌もギターも一緒に録ったので。

ーー展開が多い、組曲のような構成なので、一発録りは向いてないような気もしますが……。

田島:確かに向いてなかった(笑)。さっきも言ったように、去年のツアーでやってたんですよ。ワンツアーやれば大丈夫かなと思ったんだけど、出来なくて(笑)。1曲のなかでエフェクターを何度も踏みかえて、ギターのピックアップも変えて、なおかつ歌も歌わなくちゃいけないからね。なんとかやりましたけどね、はい。


ーーいろんな要素を詰め込んだ曲にしようという意図があったですか?

田島:どうだろう? 「アクロバットたちよ」みたいな曲がいちばん自然に出来るというか、ああいう曲だったらいくらでも書ける感じがあるんだよね。自分の趣味に近いというのかな。ジャズギター、ロックギターも入ってるし、ソウル、ニューウェイブの要素もあって。わかりやすい曲か?と言われたら、そうでもないけど(笑)、こういうリリカルな表現が好きなんだよね、昔から。

ーー「疑問符」はオーセンティックなソウルバラードですね。

田島:うん、これはソウルバラードを作ろうと思って作りました。3年くらい前にオーディオセットを揃えて、1970年代初頭あたりのソウルばっかり聴いてた時期があったんですけど、その頃のバラードってシンプルでいいんだよね。「疑問符」みたいな曲も、以前だったらもっと展開を考えたり、装飾したんだろうけど、今回はなるべくシンプルにしたくて。曲も短くしかったんだよね。

ーー3分半くらいですね、「疑問符」は。

田島:そう。昔のソウルバラードって、AメロとBメロしかなくて2分くらいで終わったりするんだけど、短くするのもテクニックが必要で創作が洗練されてないとダメなんです。そういうものを目指したんですよね、「疑問符」は。

ーー渡辺香津美さんが参加した「空気−抵抗」もめちゃくちゃインパクトがありました。

田島:これは曲が先にあって、歌詞がなかなか決まらなかったんです。あるとき「言葉に軋轢があるような歌詞がいいな」と思って書いたら、この曲にハマって。何て言うか、人はひとつの色に染まりやすかったり、大きな流れに同調しやすいじゃない? 僕もそういう景色をたくさん見てきたけど、「どういう状況であっても、本当に自分の考えていることを言えるのか?」という問いかけでもあるんですよね、この歌詞は。空気を読まない、むしろ抵抗するんだというのがテーマというか。それは音楽だけじゃなくて、自分の生き方の問題でもあるんだけど。

ーーORIGINAL LOVEはずっと世の中の流れに関係なく存在しているように見えますけどね。

田島:ハハハハハ! そうなのかな(笑)。それはよくわからないけど、自分が思うカッコいい音楽を作ってるという気持ちはありますね。今回も最高にカッコいいアルバムが出来たと思ってるんですよ。若い頃は「50歳過ぎたら、いいアルバムなんて作れないんじゃないか」って思ってたけど、「ぜんぜん作れるじゃん!」って。

ーータイトル曲「bless You!」も素晴らしいです。この曲をアルバムのタイトルにしたのはどうしてですか?

田島:タイトルはいちばん最後に決めたんですよ。「bless You!」も2年くらい前にすでにリズムレコーディングを終えていた曲で、ゴスペルジャズみたいな曲にしたかったんだけど、やっぱり歌詞が書けなくて。アルバムの制作は「ゼロセット」から始まって、「アクロバットたち」「ハッピーバースデイソング」と曲が揃っていくうちに、「“人生賛歌”をガイドラインにすればいいんじゃないか」という全体像が見えてきて。あとね、自分の母親が亡くなって、それまでの人生賛歌のイメージがガラッと変わったんです。『風の歌の聴け』に入ってる「フィエスタ」も人生賛歌かもしれないけど、あの頃よりも理解が深まっているいし、このタイミングで自分なりのゴスペルソングを書かざるを得なかったというか。すべての命、すべての死を祝福したいという願いを込めましたね。

ORIGINAL LOVE / ハッピーバースデイソング(short version)

ーー当然ですが、田島さん自身の経験も反映されているんですね。

田島:そうですね。母が入院しているときもよく見舞いに行ってたんですが、病院で生活している方々を見て、思うところもありまして。力の強い人、偉大だとされている人こそが人間の歴史だという風潮に対して腹が立ってきたし、そんなのは嘘っぱちだと思ったんです。そうじゃない人がほとんどだし、すべての人が一緒なんだろうなと。昔のゴスペルソングには、そういう内容のものもあるんですよね。その頃は死に直面することが現代よりも何倍も多かっただろうし、そういう歌が生活のなかに必要だった。いまもアメリカの人は週に1回教会に行ったりすると聞きました。宗教的なものが日常にあるんでしょうね。日本における宗教は冠婚葬祭のときにしか現れなくて、日常と分離されてる気がして。そのぶん、空虚さのなかでモガいてる人も多いと思うんですよね。それって、ポピュラーミュージックのなかに“自分を信じる”“何かを信じる”という歌詞が増えたことと関係しているのかな、と。

ーー確かに“信じる”という言葉は多いような気がします。

田島:宗教的な役割をポピュラーミュージックが担っているのかもしれないなって。僕はね、もともとそういうものが好きじゃなかったんです。子供の頃に聴いていた昭和40年代、50年代のポップスって、ほとんどがラブソングだったし、それでいいじゃないかと思ってたから。でも、去年くらいから、日本のポップスに救いや祝福の歌が増えていることに気付いて。自分もそういうアルバムを作ろうと自覚していたわけではないんですけど、僕はたまたまいろんなことが重なってこういうことを書かざるを得ない状況があったわけですけど、この『bless You!』を作り終えてそういう時代性に改めて気づきました。

ーー「bless You!」「いつも手をふり」とゴスペルテイストの曲が続きますが、最後に「逆行」というロックチューンが入っているのも田島さんらしいなと。

田島:このアルバムをしんみりと終わりにしたくなかったんですよ。これも「空気−抵抗」と似てるんだけど、逆行するスピリット、心意気が欲しいというか。僕は子供の頃から心のどこかに逆行する趣味があったんだけど(笑)、長いものに巻かれてばかりだと、後で自分が苦しくなるだろうし、むしろ淘汰されちゃうと思うんですよね。同業者のミュージシャンを見ていても、人と違うことを考えてたり、「あいつ生意気だな」みたいなヤツがずっと残ってたりするんですよ(笑)。そこは大事だなって思いますね。

ーーORIGINAL LOVEも、まさに“逆行”的な存在では?

田島:そうかもね(笑)。何だかんだと言われながら、やってますよ。

ーー最後にサウンドメイク、音質について聞かせてください。海外のR&B、ヒップホップは中低域の音を重視したサウンドが中心になっていて、それを取り入れようとする日本のアーティストも増えていますが、田島さんはどう考えていますか?

田島:それはわかんないなあ。まずね、住環境がまったく違うじゃないですか。アメリカは家がデカいし、JBLのめちゃくちゃデカいスピーカーを自宅に置いて大音量で聴いてたりするでしょ。だからアメリカの音楽って上から下までガッツリ音が入ってるんだけど、日本の音楽はそうじゃなくて、レンジが狭い。だって、デカい音で聴ける環境がないんだから。あとね、ヒップホップの時代になって、サンプラーを使ってトラックを作るようになると、波形で機械的に低音を組み立てることができるんだよね。マイクでは拾えないような低音も作れるし、そうなると「すげえ低音が出てるな」ということになるよね。ただ、日本ではどうかなあ。イヤホンやヘッドホンもいろいろ試したけど、低音を強調してる機種でも、たかが知れてるしね。

ーーリスニングの環境によって左右されると。

田島:日本の都市で普通にああいった低音を再生できるシステムが存在するのはクラブくらいでしょ、低音をガッツリ楽しめる場所って。僕もクラブによく行ってたし、「ここで聴ける音楽を作りたい」と思ってたこともあって。だから『結晶』みたいなアルバムを作ったんだけど、90年代前半にクラブに対応した音楽を目指したJ-POPのミュージシャンって、かなり早かったんじゃないかな。ただ、音質の良さって演奏によるところも大きいんですよ。アメリカのミュージシャンは上手い人が多いし、音の位相の問題もあって音数が少ない、シンプルな演奏でも成立するので。いい音にするためには、音数が少ない方がいいんだよね。Pro Toolsなどデジタルレコーディングの時代になって、この音の位相同士が干渉しあってしまう問題が浮上した。とくに低音の位相の干渉をどう処理するのかは難しいよ。それと海外にはミックスエンジニアだけじゃなくて、マスタリングエンジニアも相当素晴らしい人が多くいるよね。低音の処理や空間の作り方は彼らが作っていることだってある。

ーー田島さんも当然、音に対するこだわりはあると思いますが……。

田島:そうなんだけど、スタッフワークを含めて考えないといけないから。今の自分たちでやれるベストの音をどうやって作るかということをまず考えるというか。それ以上を求めても良くないし、かえってダメな作品になるんですよ。作品作り、プロデュースって、そういうことだからね。でもね、録音や機材にこだわる気持ちはめちゃくちゃわかる。僕も30代のときはさんざん機材沼にハマったから。だってEQとかコンプのツマミをいじるのって楽しいからね(笑)。機材に凝っちゃって、いいケーブルを揃えたりして。そういう時期を経て、いまは「それよりも創作にパワーを使ったほうがいい」と自分の役割に徹してコントロールしているんだよ。


(取材・文=森朋之/写真=林直幸)

■商品情報
『bless You!』
発売日:2019年2月13日(水)
<収録曲> (全10曲)
01. アクロバットたちよ
02. ゼロセット
03. AIジョーのブルース
04. グッディガール feat. PUNPEE
05. ハッピーバースデイソング
06. 疑問符
07. 空気-抵抗
08. bless You!
09. いつも手をふり
10. 逆行
  
musicians:
小松秀行(Bass)
佐野康夫(Drums)
河合代介(HAMMOND Organ)
鹿島達也(Bass)
木暮晋也(Guitar)
真城めぐみ(Chorus)
小松シゲル(Drums)
村田シゲ(Bass)
冨田 謙(Keyboard)
村田陽一(Trombone)
小池 修(Sax)
奥村 昌(Trumpet, Flugelhorn)
弦一徹ストリングス(Strings)  
  
guests:   
渡辺香津美(Guitar)
岡安芳明(Guitar)
長岡亮介(Guitar)
PUNPEE(Rap,Scratch,SE)
角銅真実(Vibraphone, Conga)

【通常盤】 1CD ¥3,000+tax
【完全生産限定盤】フォトブック*+CD / 5,000セット限定)¥4,000+tax
*写真愛好家でもある田島貴男が撮り続けてきた日々と、写真家松本直也が田島貴男のある1日に迫った『bless You!』の制作とともに流れる刹那を捉えた全88ページのフォトブック ”A DAY & DAYS”(Photo by Naoya Matsumoto & Takao Tajima) 。

■ライブ情報
『田島貴男 “弾き語りツアー2019”』
2月9日(土)新潟県民会館・小ホール
2月16日(土)関内ホール 小ホール
2月17日(日)仙台 戦災復興記念館
2月23日(土)福岡 都久志会館
2月24日(日)熊本 八千代座
3月2日(土)  広島 クラブクアトロ
3月3日(日)  高松 オリーブホール
3月8日(金)  LiveHouse浜松 窓枠
3月9日(土)  名古屋クラブクアトロ
3月16日(土) 梅田クラブクアトロ
3月17日(日) 神戸クラブ月世界
3月23日(土)  函館 金森ホール
3月24日(日)  札幌 かでる27
3月31日(日)  東京国際フォーラム ホールC

『ORIGINAL LOVE “bless You!” Tour』
6月8日(土) 神奈川 関内ホール 大ホール(横浜市市民文化会館)
6月16日(日) 新潟LOTS
6月22日(土) 福岡国際会議場 メインホール
6月29日(土) 盛岡 CHANGE WAVE 
7月6日(土) 北海道 Zepp Sapporo  
7月13日(土) 名古屋ダイアモンドホール
7月14日(日) 大阪Zepp Namba
7月20日(土) 東京 中野サンプラザホール

『30th J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by azabu tailor』
3月10日(日)12:30開場/14:00開演
出演::井上陽水、斉藤和義、秦 基博、トータス松本(ウルフルズ)、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、あいみょん、渡辺大知
会場:両国国技館(東京・両国)
チケット一般発売:2019年2月2日(土)

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