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「Nulbarich ONE MAN LIVE at 日本武道館 -The Party is Over-」の様子。

Nulbarich、初の日本武道館ワンマンでファンに「夢を叶えてくれてホントにありがとう」

ナタリー

18/11/2(金) 22:55

Nulbarichが本日11月2日に初となる東京・日本武道館でのワンマンライブ「Nulbarich ONE MAN LIVE at 日本武道館 -The Party is Over-」を開催した。

2017年9月、Jamiroquaiの来日公演のサポートアクトとして日本武道館のステージに立ち、話題を集めたNulbarich。日本武道館ワンマン発表時のライブでJamiroquaiをサポートした際のことを「そのときに見えた景色が確実にあって、何かやり遂げないといけないって思った」と語っていたNulbarichはこの日、自身のためだけに集まった満員の観客の前でアンコールまで全22曲を歌い上げた。

開演前、会場が徐々に暗くなるとステージ後方のスクリーンにカウントダウンが映し出される。カウントが7分を切ったところで「Please put your[Cellphone]Lights on.」という文章が表示され、オーディエンスはスマートフォンのバックライトを灯した。幻想的な景色の中、まずはステージ上でピアノとウッドベースのセッションが始まり、次々とJQ(Vo)以外のメンバーがステージへと上がってセッションに加わる。これに対し観客も席を立ち体を揺らし始め、カウントが20秒を切ったところでいよいよJQが登場。カウントゼロになると彼は「武道館! やっちゃいますか!」と声を上げ、序盤にも関わらず会場には華やかな金テープが飛び出した。

Nulbarichにとって記念すべき日の1曲目は「Hometown」。後方のスクリーンにはJQの姿が大写しになるも、彼は緊張した素振りを見せずに手を広げ、柔らかな表情で歌声を響かせていく。JQを含む9人のメンバーは、曲間を取らずにセッションをしながら「It's Who We Are」「Lipstick」と人気曲を続けた。3曲を終え、JQは「まず、先に言っとかなきゃいけないのが……夢を叶えてくれてホントにありがとう」と観客に感謝し、「間違いなく緊張してるよ。伝わらないと思うけど」と明かしてファンを和ませる。彼が「いつも通り行くわ」とラフに意気込むと、バンドはウッドベースのソロから「HandCuffed」のスペシャルアレンジバージョンへとつなげてオーディエンスを沸かせた。

「早めに一個になっちゃいますか!」というJQの呼びかけから、観客のハンドクラップが発生したのは「Everybody Knows」。大きな会場とは思えないようなアットホームな空気感にJQは「もう十分ピースな気持ちになったから次の曲で最後です(笑)」と冗談を飛ばしつつ、「僕、ベターなものが嫌いだったりするんですね。でもこの曲で知ってくれた人もいるだろうし、もうそろそろみんなで歌ってもいいんじゃない?って思って」と次の曲が人気曲「NEW ERA」であることをほのめかす。そして「NEW ERA」に入るとJQは観客のみのシンガロングを促し、そのそろった声に「サブイボー!」とふざけながらも「ごちそうさまでした!(笑)」とうれしそうな表情を浮かべた。

JQが「結成当初、こんな音が武道館で鳴ったらヤバいねって安い居酒屋で話してた。そんなドリームがトゥルーしますね」と喜びをにじませた「Spread Butter On My Bread」の演奏時には、ステージ後方にいくつものライトが垂れ下がり、楽曲のメロウな世界観を引き立てる。「On and On」の曲中、「ちょっとこっから演奏かましてくれるみたいなんで!」と告げたJQは、自身もスティックを手にサンプリングパッドを演奏。さらにドラマーと入れ替わる形でドラムの前へと座ると、自身主導のもとセッションへとなだれ込んでオーディエンスをどよめかせる。彼は自らの声も楽器のように使いながらメンバーと濃密なセッションを繰り広げたのち、そのままドラムボーカルで新曲「JUICE」を歌い上げた。ファンの大歓声に包まれたJQは「すみません……僕もともとドラマーなんですよ。だから勝手に夢叶えちゃいました。武道館でドラム叩いたぞ!」と通常営業のローテンションながらもはしゃぎ、「ごめん! 邪魔しちゃった! いつもの気持ちいいビートに戻して」とバンドメンバーへとバトンを渡した。

ここでNulbarichは「Ordinary」、そして「SMILE」のスペシャルアレンジバージョンとハッピーな曲を並べ、レーザーが会場を彩った「Kiss You Back」で壮大なアンサンブルを会場いっぱいに広げる。この日2曲目の新曲「VOICE」を届けたあと、ライブは「ain't on the map yet」をきっかけに終盤へ。曲中、JQは「いつもは歌える人は歌ってね、歌えない人は踊ってね。って言うんですけど、どうやらみんな器用っぽいんで、歌いながら踊って!」とリクエスト。会場にはその言葉通り、ファンが歌い踊る光景が広がった。「Follow Me」「Almost There」でさらにオーディエンスとの一体感を作り上げたNulbarichが、この日最後に選んだのは「Heart Like a Pool」。JQは「最高の時間でした! 何にも代えられない時間をありがとう」と感謝し、「世の中いろいろあんなって思いますね。いろんなヤツがいて、どこ向かっていいかわからなくなるときがあると思う。そりゃいろいろと気になるけど、俺らは目の前のみんなのためにまっすぐ行くよ。気持ちとお金に余裕があるときでいいよ、だって子供とかできたらライブ来られないじゃん。戻って来られる場所があると思ってください」とオーディエンスに思いの丈を語り、最後の楽曲を歌い始める。そんな彼の気持ちに答えるように、観客は再度スマートフォンのバックライトをオンに。金の紙吹雪が降り注ぐ中、バンドメンバーの壮大で美しいサウンドに乗せて、JQと観客のシンガロングが会場に響き渡った。

アンコールでJQはファン、そして家族や友人に感謝。「ここで偉そうにしゃべってるけど、マジでちっぽけなんで」と言いつつも「必ず帰ってくる……もしくはもっとでかいところでやってやる!」とオーディエンスと約束した。さらに彼は「もし世の中が平等なら、きっと次は俺らの番だなと思って生きてました。それがちょっとずつ、俺らの番だなって思わせてくれてるのはみんなだから!」と思いを伝え、「泣くなよ! 笑えよ! ありがとう!」と笑顔を見せた。Nulbarichは最後に観客の手拍子に乗って「LIFE」を軽やかに演奏し、JQの「ありがとね! また会いましょう!」という言葉で初の日本武道館単独公演を締めくくった。

なおNulbarichは公演の最後にスクリーンで2019年2月6日にニューアルバム(タイトル未定)をリリースすること、3月から4月にかけて全国ツアー「Nulbarich ONE MAN TOUR 2019」を開催することを発表。また日本武道館公演の模様は12月27日(木)にWOWOWライブでオンエアされるので、ファンはこちらも併せてチェックしよう。

Nulbarich「Nulbarich ONE MAN LIVE at 日本武道館 -The Party is Over-」2018年11月2日 日本武道館 セットリスト

01. Hometown
02. It's Who We Are
03. Lipstick
04. HandCuffed
05. Everybody Knows
06. NEW ERA
07. In Your Pocket
08. Spread Butter On My Bread
09. Supernova
10. On and On
11. SESSION
12. JUICE
13. Ordinary
14. SMILE
15. Kiss You Back
16. Zero Gravity
17. VOICE
18. ain't on the map yet
19. Follow Me
20. Almost There
21. Heart Like a Pool
<アンコール>
22. LIFE

Nulbarich ONE MAN TOUR 2019

2019年3月31日(日)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2019年4月7日(日)北海道 Zepp Sapporo
2019年4月10日(水)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2019年4月13日(土)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2019年4月17日(水)愛知県 Zepp Nagoya
2019年4月19日(金)福岡県 Zepp Fukuoka
2019年4月20日(土)香川県 高松festhalle
2019年4月24日(水)東京都 Zepp Tokyo
2019年4月25日(木)東京都 Zepp Tokyo

(撮影:岸田哲平、本田裕二)

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