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Kis-My-Ft2は仲の良さが加速している? ラジオ企画「キスマイダイス」から“今”の関係性を考える

リアルサウンド

18/9/26(水) 7:00

 Kis-My-Ft2がパーソナリティを務めるラジオ『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』(文化放送)は、毎週数人のメンバーが登場して仲睦まじいトークを繰り広げるのが魅力だが、この8、9月は2カ月間に渡って6年ぶりとなる7週連続ソロパーソナリティ企画が行なわれた。ひとり語りの新鮮さもさることながら、ひときわファンを喜ばせたのは全員で挑んだ「キスマイダイス」のコーナー。「キスマイダイス」とは、自分以外の6人の名前が書いてあるサイコロを振り、出たメンバーについて語るというもの。目の前にメンバーがいないからこそ、普段はなかなか言えない本音がこぼれる。「最近ね、(7人で)けっこうご飯食べたり話す機会も増えて、より楽しいですよ。いいね、キスマイってね」と藤ヶ谷太輔が話すように、仲の良さが加速している様子のKis-My-Ft2。6年前にも行なわれた「キスマイダイス」も振り返りつつ、“今”のキスマイの関係性をのぞいてみたい。

(関連:Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔、ラジオソロで語った“初恋の人”安室奈美恵への思い 宮田俊哉への本音も

■玉森裕太→藤ヶ谷太輔「お兄ちゃんみたいな存在」
 6年前には、シンメとして苦楽を共にし、プライベートでも仲のいい宮田俊哉を引いた玉森。「また宮田とか出てくれないかな~」と、いたずらっぽく笑いながらサイコロを振ると、出たのは藤ヶ谷の名前。「キスマイの中では、年上っていうのもあるし、お兄ちゃんみたいな存在。ガヤさんにしかできないこともたくさんあって。グループの強みでもあるし、うらやましいなって思う部分でもあるし。セクシーな踊りだったり、雰囲気だったり、そういうのガヤさんにしかできないですよ」と語る。Kis-My-Ft2としてデビューした直後、ドラマ『美男ですね』(TBS系)で主演に抜擢された玉森は、慣れない環境で大変な部分が多かったという。だがそんなときに頼りになったのは、共演した藤ヶ谷だったとも。藤ヶ谷がいたからこそ乗り越えられた、と語った。ふだんはシャイでツンデレ気味な玉森だが、「キスマイダイス」では宮田を「多分メンバーの中でいちばんわかってる」と言い切り、藤ヶ谷を「のびのびしたガヤを見るのが好きだったりする」と率直な思いを語った。

■宮田俊哉→二階堂高嗣「自由にさせてくれる人」
 「今回は違うメンバーが出たらいいな」と自分でフリながら、6年前と同じ二階堂高嗣を出す“引きの強さ”を見せつけた宮田。以前は、早朝から「おいっす、メンバー!」と大声で合流してくる「無駄に元気」なところや、振り付けの覚えが早く教えてくれる「優しいところがある」などを、二階堂の良さとして挙げていたのだが、今回はこの6年の間に、宮田も二階堂もよりバラエティ分野に活動の幅を広げたからこその内容が語られた。Kis-My-Ft2では、北山宏光がMC役を務める場面が多いが、二階堂のフォローが助かっていると考察する宮田。「キタミツは表で回してくれるけど、ニカが実はキーになってんじゃないかな、キスマイのトークって。ニカは裏回しに長けてると思うから、一緒に番組出たり、ラジオやったり、コンサートのMCとかしてると、安心できるし、俺も自由にできる」と話す。最後は「キスマイのメンバー、ニカだけじゃないけど、きっと10年後も15年後もずっと一緒にいると思うから! 恥ずかしいから、このくらいにしておこうか(笑)」と他のメンバーへの信頼と感謝も忘れない宮田だった。

■二階堂高嗣→横尾渉「13年いても、まだ掴めない人」
 「誰が出ても語れるよ」と、かわいらしい言葉をつぶやきながら二階堂が振ったサイコロは、まさかの6年前にも当てた横尾渉だった。同期でありながら年齢差のあるふたり。二階堂はなんでも持ち歩く横尾に、パンツや靴下、ドライヤーなど様々なものを借りてきたこと、箸の使い方を毅然と叱る関係性から、二階堂は横尾のことを「キスマイのお母さん」と話していた。中居正広がプロデュースしたことをきっかけに、歌やダンスが苦手という横尾の個性をユニークな魅力として打ち出すことに成功した舞祭組。そこから二階堂も「音程とれてなかったね」と横尾をいじるようになったのだが、笑ってくれるときもあれば、マジギレされることもあるようで「まだ掴めないんですよ。13年いても」と苦笑した。だが、ペット介護士やマグロ解体、小型船舶など、様々な免許や資格取得に励み、料理や俳句もできる横尾を純粋に尊敬しているという二階堂。「こんなに心強い人はいないと思います」と、やっぱり母子のような関係性は変わらないようだ。

■藤ヶ谷太輔→宮田俊哉「“いつかふたりで……”の約束を交わした仲」
 実は、6年前「宮田以外頼む!」とサイコロを振っていた藤ヶ谷。そのわけも、今年の「キスマイダイス」で明らかになった。デビュー当初から2枚目路線の藤ヶ谷と、アニメオタクなど斬新な魅力を打ち出していた宮田との間では、周囲から「合わないよね」と言われていたことを振り返る。バラエティでも率先して挑戦する宮田を当たり前のように「行ってこいよ」と言ってしまったことを「本当に申し訳なかった」と続ける藤ヶ谷。それでも、悪口や不満を言うことなく笑顔でいた宮田を「すごくいい人。優しい人。笑顔が素敵」と愛情があふれるコメントで語る。そんなふたりの間では「10年後ふたりだけで高い寿司を食べに行く」という約束が交わされており、運命の日まで残り3年ほど。10年後しに何を語り合うのか、ぜひともその様子をまたラジオで披露してほしい。ちなみに、6年前藤ヶ谷が引いたのは二階堂だった。ペットボトルのフタを閉めず、弁当を食べっぱなしにする点を叱っていた。二階堂にとって横尾が母ならば、さしずめ藤ヶ谷は父だ。藤ヶ谷の叱ることや謝ることから逃げない姿勢が、キスマイの緩急自在な雰囲気が生まれているのかもしれない。

■千賀健永→二階堂高嗣「家族のような感覚の人」
 「あ、そっか。メンバーをアニマルにたとえるっていう企画を勝手に持ち込んじゃったから、この企画飛ばしてるんだ!」と話すように、唯一「キスマイダイス」未経験の千賀。だが「性格もルックスもすべてがマッチしている相棒で、僕のベッドにもぐりこんで勝手に寝る寂しがりやでありながら、実はストイックなニカはイグアナ」、「うしろを振り向くことを知らないアクティブで好奇心旺盛な玉森は、その愛くるしさからイヌのチワワ」、「完璧主義で、まわりを盛り上げるのも得意な男の中の男の宏光は、ライオン」、「宮っちは、挙動不審なリアクションが外敵に襲われると口から食べ物を出したり死んだふりをするシシバナヘビに似てる」、「食いしん坊で気分屋で横尾さんは猛禽類の鳥。周りがよく見えるから馬でもいい」、「一見オラオラ系だけどメンバーが傷ついてるときに一番最初に気づく本当の優しさを知ってるガヤさんは、顔にキスするセクシーな虫・サシガメ!」とオリジナル企画で全員の印象を語っていた。いざ「キスマイダイス」に挑戦するとサイコロには二階堂の名前が。「これは運命なのかな」とつぶやき、「週6でいた、うちに」「一緒にスーパー銭湯にも行ってた」とシンメとして過ごしてきた数ある思い出を話しながら、「反対側には必ずいる」と不動の“ニカ千”愛を見せた。

■横尾渉→二階堂高嗣「メンバーをいちばん愛してる人」
 「玉森裕太のこと大嫌いだったんですよ。玉森裕太もきっと俺のことめっちゃ嫌いだったんですよ」と、6年前は玉森について、かなりぶっちゃけトークを披露した横尾。時間をかけて仲良くなっていった経緯を話し、たくましく育っていく玉森を「兄心というか母心が出てしまうかな」と温かく見守っている様子が伝わってきた。そして、今回は二階堂を引くと「変わったよね、ニカは。すごいメンバーのこと見てるし、愛してるよね。たぶん、いちばん愛してるんじゃないかな」と舞祭組やKis-My-Ft2のライブも二階堂が中心となって演出が決まっていったことを例に「大人になるってこういうことだっていうのを教えてくれたのが、二階堂高嗣かな」と、親に近い眼差しで語る。さらに、バラエティ面で奮闘する二階堂に対して「あの子はね(キャラを)演じてる」と、本当はおバカキャラではなく賢い人であること。そしてわざと嫌われ役を買ってまで盛り上げようとしてくれる優しい人であることをアツく語った。加えて、その才能を「後輩のライブ演出もしてほしい。千賀が衣装を手がけて」とさらなる“ニカ千”の成長を後押しする発言も飛び出し、横尾のメンバー愛あふれる一幕だった。

■北山宏光→玉森裕太「世の中にもっと気づかれたほうがいい人」
 「アイツがいなきゃ俺もいないし、俺もいなきゃアイツもいないような、そんなやつなのかな」と、6年前藤ヶ谷に対してこんな名台詞を口にしていた北山。今回のダイスでは、玉森を引き「絶対、世の中にもっと気づかれたほうがいい人だって思ってるからね」と力説。MCが得意な北山らしく「普段雑誌では言わないことを……」と、特別感のあるトークを展開する。ジャニーズJr.のころ“ウナギイヌ”と呼ばれ、ひょろひょろもじもじしたイメージだったこと。ガツガツしていないと生き残れないと思っていた北山にとって、すごくおどおどして見えたこと。玉森が20歳の誕生日には、A.B.C-Zらと共に体育会系な形でお祝いをしたこと。そして、デビューと同時にドラマやバラエティでの試練を通じて肝っ玉が座っていった玉森を「あの玉ちゃんがって感じ(笑)」と嬉しそうに語る。今ではジャニーズを代表する舞台のひとつ『DREAM BOYS』の座長を務め、話せばまっすぐで芯のある玉森を「俺の中ではいちばん男っぽい」と分析し、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。

 こうしてみると、この6年の間にそれぞれが成長を遂げていることはもちろん、その姿を誰よりもメンバーがしっかり認めているのが伝わってくる。直したほうがいいところを遠慮なく伝え合い、各自がそれを受け入れて個性を伸ばしていった結果、今のKis-My-Ft2らしさが出来上がったのだろう。6年越しの「キスマイダイス」は、グループの軌跡を定点観測できる長寿ラジオ番組ならではの企画。また数年後、彼らの本音トークが聞けることを楽しみにしている。(文=佐藤結衣)

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