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『ストレンジャー・シングス』『ゴジラ』出演で一躍スターに 15歳ミリー・ボビー・ブラウンの素顔

リアルサウンド

19/6/19(水) 10:00

 Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の最新シーズンが7月4日より配信開始となる。先日、作品公式Twitterには「彼らはもう子供ではない」という文言とともに、メインキャストの集合写真が掲載されていた。本当だ! いつの間にこんなに大きくなって! と、思わず親戚のおばさんのような気持ちになってしまった。ちなみに、2019年現在15歳である。

参考:動画はこちらから

 赤い鼻血とバズカット(そしてeggo)がトレードマークだったミリー・ボビー・ブラウン演じたイレブン。世界中が彼女に夢中になったものだ。よく考えてみれば、鼻血出しまくりのバズカット少女が“かわいい”って時点ですごすぎる。2016年にその名を轟かせた彼女。この3年の間、無名だった彼女が世界にとってどんな存在になっていったのか迫りたい。

・『ストレンジャー・シングス』の看板娘

 1983年のインディアナ州にある小さな町ホーキンスを舞台に、失踪した友達を探す少年たちと出会った不思議な力を持つ謎の少女、そして彼らの周りにいる大人が巻き込まれていく冒険活劇。言ってしまえば、スティーブン・スピルバーグの『E.T.』とスティーヴン・キング原作の『スタンド・バイ・ミー』をかけて割ったような作品、それが『ストレンジャー・シングス』の第一印象だった。ちなみに、『E.T.』は1982年に公開された作品なので納得感を自分で勝手に持っている。少年と仲間がある日突然、地球に取り残されてしまったエイリアンと出会う。超能力を持つエイリアンを、研究対象として捕まえようとする大人たちから隠し、守る。それが『E.T.』の本筋であるが、『ストレンジャー・シングス』におけるE.T.はズバリ、イレブンだ。

 ミリー・ボビー・ブラウンがイレブンをシーズン1で演じていた時、彼女は12歳だった。マイクやルーカス、ダスティンにウィルも12歳の設定。実は、ウィル役のノア・シュナップと同い年で、マイク役のフィン・ヴォルフハルトとダスティン役のゲイテン・マタラッツォが彼女たちの2個上で、実はルーカス役のケイレヴ・マクラフリンがその一つ上で、年長なのだ。

 我々は、マイクたちと共にエピソードを通して彼女のことを知っていくことになる。シーズン1では、ホーキンス国立研究所で実験対象として隔離されていた。しかし、脱走した際に偶然出会ったマイクたちと友達になる。ずっと外の世界と遮断されていたせいか、「約束」や「友達」などの簡単な言葉というか概念を理解していないウブさが彼女の可愛さだった(特にリクライニングチェアに初めて乗った時の表情と言ったら!)。しかし、彼女は大人をいとも簡単に超能力で殺してしまう。もちろん、実験で猫を殺せと命じられた時の躊躇いから、命の尊さを理解していることも伺えるのだが。

 そんな、最強少女が『Vフォー・ヴェンデッタ』のナタリー・ポートマンばりのキュートなバズカットで、パワーを出すときに鼻血を出す、それなのに「かわいい」と言われると素直に照れて喜ぶという斬新な設定。このイノセンスさと破壊力のアンバランスに、誰が夢中にならないというのだろう。

 シーズン2ではそんな彼女も、バズカットを卒業。実は天然パーマだったという、可愛らしいギャップを見せてくれた。そして、このシーズンでは1で触れられ切れなかった彼女のルーツについて描かれている。『E.T.』が自分のホームに帰る時少年の力を借りたのに対し、イレブンは自らの殻(というかホッパーの言いつけ)を破ることでホームに辿り着いた。それだけでもキャラクターとしてかなりの成長を感じるのに、そこにマイクとの恋愛模様の発展も入ってくるからすごい。

 シーズン1の時に、金髪のウィッグとマイクの姉ナンシーのワンピースを着て“普通の少女コーデ”をした時にマイクから「綺麗だ」と言われたあの瞬間から、二人の恋は始まっていたはずだ。しかも、シーズン2のラストで思わずイレブンにキスしちゃったマイク! ああ可愛いこの二人!

 そんなことあってのシーズン2では、新しく登場したマックスという少女とマイクの様子に嫉妬したり、マイクとダンスパーティーで一緒に踊ったりとかなり大人の階段を上ったイレブン。しかも「BITCH」なんて言葉も覚えちゃって。シーズン3の予告編では、さらに大人の雰囲気になった彼女が見られる。

 しかし、成長しているのはキャラクターだけではない。演じている女優、ミリー・ボビー・ブラウン自身もだ。

・It girlへの道のり
 不動産を営む父を持ち、四人兄弟の三番目の子であるミリー。彼女はもともとイギリスに住んでいたが、女優になることを夢見て2011年にアメリカのフロリダ州に移住。そしてオーディションで勝ち抜き、2013年にドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』のスピンオフ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ワンダーランド』で幼少期のアリス役を演じ、デビュー。当時9歳だ。それからは、翌2014年のドラマ『アンデッド』で8話分登場した以外は、基本各一話のゲスト出演を通してキャリアを積んできた。そして、『ストレンジャー・シングス』のイレブン役抜擢である。

 実は彼女、上で紹介した2つのドラマへの出演は奇跡のような運びで行われていた。『ワンス~』はフロリダにきて一週間未満でエージェンシーに出会い、3カ月以内にその役を獲得。『アンデッド』に関しては、オーディション用のテープ一本で実際に監督に会うこともなく、即合格だった。

 しかし、それからの彼女のキャリアは順調とも言えず、オーディションに不合格する日々が続いたそうだ。しかし、そんな時に受けた『ストレンジャー・シングス』のオーディションが彼女の世界を、人生を変えた。以下の動画では、彼女のオーディション時の映像と共に、共演者による魅力が紹介されている。

 そんなミリーも、遂に先日公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で映画デビューを果たした。彼女の役柄は、怪獣を研究するモナーク幹部のエマ・ラッセル博士の娘マディソン。『ストレンジャー・シングス』ファンからすれば、予告編の映像的にゴジラなどの怪獣に手をかざして鼻血を出しながら、彼らと交信したり操りそうな雰囲気を持っている。残念ながら彼女は本作で超能力を使うわけではないが、他のやり方で確かに彼らと交信をしていた。

・あなたが(実は)知らないミリー・ボビー・ブラウン
 さて、ここまでミリーの女優としてのキャリアに触れてきたが、実は彼女は多彩な女の子。ラップが好きで(ニッキー・ミナージュを崇拝)、ダンスも好き(シーアの「シャンデリア」で注目を浴びたマディ・ジーグラーちゃんは親友)。ちなみにリヴァプールや、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の熱血的なファン。しかし、意外にも知られていないのが、彼女が片耳の難聴を患っているということ。それを感じさせない演技、振る舞いには脱帽してしまう。もともと、歌うこと自体難聴のせいで自信が持てなかったミリー。しかし、気にせずに歌い始めたことで今やこんなに歌が上手くなっているのだ。

 そして何より、年々増す彼女の美しさには目を見張ってしまう。これで15歳、大人っぽすぎる。美しすぎる。成人する頃にはどんな風になっているのだろう。そんなミリーをファッション業界も放っておかない。イレブン役で注目を浴びたわずか13歳で、「カルバン・クライン バイ アポイントメント」のキャンペーンモデルに抜擢。その頃に大手のモデルエージェンシーIMGとも契約し、以降いくつものファッション誌の表紙を飾ったり、ルイ・ヴィトンをはじめとするメゾンからのラブコールが止まらなかったり。

 普段はコンバースを愛用するお洒落さんだが、13歳の時にジミー・チュウデビューを果たしているのにも驚きだ。彼女のInstagramからは、日々の衣装や私服コーデの写真だけでなく、その広い交友関係も伺える。

 先述の通り、ダンサーとして活躍するマディとは随分初期の頃から仲良し。さらに、共演者のノア・シュナップとはマブダチすぎて恋仲と勘違いされた。シーズン2から合流したマックス役のセイディー・シンクとは、プライベートでも仲が良さそうだ。他にも、同年代の女優であるソフィア・リリス(『IT/イット それが見えたら、終わり』べバリー役)とも友達。

 ユーモアもあって、とにかく茶目っ気のあるミリーは有名人からも超人気者。ジミー・ファロンやエレン・デジェネレス、ジェームズ・コーデンといった司会者はもちろん、ドレイクやテイラー・スウィフト、エド・シーランともツーショットを取っている。

 どんどん美しくなって、業界に染まっていくミリー・ボビー・ブラウン。しかし、彼女はまだ15歳。Instagramの投稿の中には、「学校の宿題に集中!」と年相応の投稿もあってホッとする。

 しかし、その文には続いて「女の子たちが教育を受けられる環境にあるのであれば、私たちの可能性は無限大」と、女性の教育環境に関するオピニオンまで発信。なんてしっかりしているんだろう。

 ミリー・ボビー・ブラウン。やっぱり、知れば知るほど好きになってしまう子だ。(文=アナイス)

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