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IZ*ONE、2ndシングル『Buenos Aires』で1位獲得 ダンスミュージックとの相性の良さを分析

リアルサウンド

19/7/7(日) 16:00

参考:2019年7月8日付・週間シングルランキング(2019年6月24日~2019年6月30日/ORICON NEWS)

 2019年5月2日に日本武道館で開催された『MXまつり「IZ*ONE JAPAN 1st Fan Meeting」』を見て思ったのは、「IZ*ONEが歌えば、どんな曲でもいい曲に聴こえる」ということでした。ほぼ批評性を捨てている発言ですね。実は1月20日に『IZ*ONE日本デビューショーケース〜1stシングル「好きと言わせたい」発売記念イベント〜』を見たときにも同じことを感じたので、更新し続けているとも言えます。

 そんなIZ*ONEの日本デビューは、まだ今年のこと。日本デビューシングル『好きと言わせたい』に続く2ndシングル『Buenos Aires』で、IZ*ONEはついに日本でも1位を獲得することになりました。オリコンの2019年7月8日付週間シングルランキングでのことです。海外アーティストによる1stシングルから2作連続の初週売上20万枚突破は、TWICEに続いて2組目だとか。現在のIZ*ONEの勢いを感じさせる数字です。

 「IZ*ONEが歌えば、どんな曲でもいい曲に聴こえる」というのは、ステージに立つ12人の一糸乱れぬパフォーマンスを見ると、一気に脳内物質が噴出するためなのですが、それはダンスミュージックとの相乗効果があってこそのものです。「Buenos Aires」にはトライバルなテイストがあり、さらにハネるリズムに貫かれています。作編曲は渡辺未来。山下達郎や竹内まりやを擁するスマイルカンパニー所属の作家です。

IZ*ONE (아이즈원) – ‘Buenos Aires’ MV

 韓国人メンバーのほうが多いので、ラップパートは日本語よりも英語を多めにして乗りきっている点にはうなりました。その手があったか。そして、韓国人と日本人のメンバーしかいないのに、アルゼンチンの首都を曲名に掲げているのは、意図的なつっこみどころだと思われるので、触れずにおきましょう。

 カップリングの「Tomorrow」もダンスナンバー。こちらだとラップパートが完全に英語です。

 この記事は通常盤TypeAを聴きながら書いており、そこに収録されているもう一つの楽曲は「Target」。四つ打ちが響きますが、通常盤TypeAの収録曲のなかではもっともR&B寄りの艶やかな楽曲です。メンバーのボーカルの個性がよく出るBPMでもあります。

 IZ*ONEが本領を発揮するのは、やはりダンスナンバー。その点を日本語と英語を交えながらうまくローカライズしているシングルが『Buenos Aires』です。

■宗像明将
1972年生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。近年は時流に押され、趣味の範囲にしておきたかったアイドルに関しての原稿執筆も多い。Twitter

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