Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

欅坂46 平手友梨奈、“響”が巡りあわせたチームとの一体感 『ANN』SP放送を聞いて

リアルサウンド

18/9/21(金) 17:00

 9月19日の深夜に『平手友梨奈のオールナイトニッポン ~映画「響 -HIBIKI-」スペシャル~』(ニッポン放送)が放送された。

(関連:欅坂46 平手友梨奈、TOKIOに“芸能界の窮屈さ”を吐露「今の世代より自由でしたか?」

 映画『響 -HIBIKI-』の公開記念として放送された今回のANN。主役の天才少女・鮎喰響を演じた平手友梨奈は、番組が始まるなり「すごい今日噛んじゃう……すみません」と緊張している様子だったが、すぐに「苦手だと思ったら切ってもらって大丈夫です(笑)」といった彼女らしい言葉も出てくるなど、テレビよりもずっと素に近いテンションで一人しゃべりが進んでいく。

 17歳という年齢の関係上、事前収録となった今回の放送。この日は『響 -HIBIKI-』の舞台挨拶が行われていたということで、映画の共演者たちもラジオブースに登場した。まずは、響が作品を送った出版社に勤務する若手編集者・花井ふみ役を演じる北川景子と、ふみの上司・神田正則役の高嶋政伸が参加し、3人によるトークがスタート。北川は、収録前に行われていた舞台挨拶で思わず涙を浮かべてしまったほど、響と平手には特別な感情を抱いていることを明かした。「曲げない・屈しない」という強い信念を持つ響の担当編集者という役柄だったが、響と平手の間にある共通項に引き寄せられ、役柄ではない本物の“親心”のようなものが芽生えてしまったのかもしれない。平手も北川のことは「ふみ」と役名で呼び続けていて、無邪気に駆け寄って抱きつく場面もあるなど、大きな信頼を置いていることが伝わってくる。この作品がきっかけで、2人の間にただの共演者以上の結びつきが生まれたことに、改めて感慨深い気持ちにさせられた。

 途中、趣向を変えて「初めての○○」をテーマにしたトークが展開されると、高嶋が初めて自炊をした料理である「目玉焼き」の話になり、珍しいことに目玉焼きにはポン酢をかける派だという平手に2人が突っ込んで笑い合うなど、始終和やかなムードが漂っていた。

 続いて、響と同じ文芸部に所属する祖父江凛夏役のアヤカ・ウィルソンと、響の幼馴染・椿涼太郎役の板垣瑞生(M!LK)が登場。同世代であること以外にも“人見知り”という共通点がある3人なだけあって、実際に放課後の部室に集まって雑談しているかのような、自然で和気あいあいとした雰囲気でトークが進行していく。最初はなかなか打ち解けられずにいた平手と板垣だったが、撮影の合間に一緒にバスケをするほどの仲になったというエピソードや、撮影中のNGシーン、平手が響の役作りとしてエクステを付けたもののあまりの違和感に耐えられず3回ほど自分で取ってしまったことなどの撮影裏話が明かされたほか、最近初めて吉野家の牛丼を食べたという平手があまりの美味しさにハマってしまい、つい先日も大盛を食べたという、友達同士の近況報告のようなトークも繰り広げられた。

 番組後半には監督を務めた月川翔もブースに登場。平手との初対面の印象として「あまり長いスパンで何かをする人ではない」と感じたことや、クランクインまではとにかく大変で、撮影出来ないかと思うほどヒリついた日もあったことを明かした。実際、平手も「自分のせいでみんなに迷惑をかけるかもしれないから、インする一週間前くらいまでは本当に悩んだ」と言っていたように、映画出演は時間をかけて慎重に決めたようだが、月川監督は「『響 -HIBIKI-』は平手のほかには代役がいないから、平手がやらないと言ったらやらなかった映画だった」と言い切っていた。

 原作を知っている人やすでに映画を観た人ならわかることだと思うが、響という強烈な少女は年齢や背格好が似ているというだけで誰もが演じられる役柄ではない。「“平手友梨奈”として生きている時は常に緊張しているけれど、“響”でいる時は全く緊張せず楽だった」という平手の発言からもわかるように、演じるというよりは心身ともに響になりきって、もっと言えば響の人生を受け持って撮影に挑んでいたからこそ、原作からかけ離れることなく響というキャラクターをスクリーンに投影することができたのだろう。「憑依型」という安易な言葉でまとめたくない気持ちはあるが、平手のパフォーマンスや表現の仕方にそういった特徴があることはすでに多くの人が知っている事実であり、だからこそ周りは響という難しい役柄を平手に託したのかもしれない。

 番組終盤、映画を撮り終えての感想として平手は「一番思ったのは、良い出会いをさせていただいたなって感覚があって。映画って監督の次に演者がいるので、一緒に作っていく感じじゃないのかなと思っていたけれど、チーム感がすごくあった」と語っていた。今回のANNを聴いて改めて『響 -HIBIKI-』は良い雰囲気の中で制作された作品であるということ、そして関わった人たち全員が響というキャラクターに対して深い理解と愛情を持って撮影に臨んだことが伝わってきて、早くも続編への期待が湧き上がってきた。また、この映画での経験が今後の平手や欅坂46としての活動にどのような影響を与えていくのかという点でも、まだまだ『響 -HIBIKI-』の波は広がっていきそうだ。(渡邉満理奈)

Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play