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「運び屋」撮影現場のクリント・イーストウッド。

クリント・イーストウッドが主演・監督作を語る、90歳の老人が運び屋という意外性

ナタリー

19/1/1(火) 9:00

「運び屋」より、監督・主演を務めたクリント・イーストウッドのコメントが到着した。

麻薬カルテルの運び屋として月に100kg以上のコカインを運び続けた90歳の老人アール・ストーンを主人公とした本作。映画のもとになったのは、第2次世界大戦の退役軍人で園芸家でもあったレオ・シャープの実話だ。イーストウッドは、2014年6月にThe New York Timesに掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」の映画化権利を取得。そして「グラン・トリノ」のニック・シェンクが記事からアイデアをもらい、脚本を作り上げた。

シャープは運び屋として稼いだ金を、孫の結婚パーティや退役軍人クラブの援助などにも使った人物。「誰もが真似すべきじゃない」と前置きしつつ、イーストウッドは「ただ物語は面白い。高齢の恩恵か、誰もが彼を信じてしまう。彼は年寄りで目立たないし、トラックを運転しているだけだから、誰も気に留めない。それがブツの運び屋として他人に勝る点だった」と運び屋としての意外性に魅了されたことを明かす。

映画化に際し、すでに亡くなっているシャープと会うことはなかったイーストウッドだが、人物像のリサーチにはほとんど時間をかけていないという。「多くの映画は想像力で作られる。架空の人物を考えるのと同じことだ。老齢の男がトラックを運転してアメリカを縦断する。麻薬を運ぶ以外は、実際に何をして、どういう時間を過ごしていたかはわからない」とコメント。さらに「彼自身も最初は何をやっているかあまり理解していない。一度だけ法を犯し、それが成功してしまったらどうなるのか。この映画のような彼を想像できた。そして彼は1人で運転して旅するのが好きだった。私も一人旅が好きだから、そこが共通点だ」と語っている。

家族とも不仲で孤独な老人として描かれるアール。イーストウッドは「彼は家族を幸せにできなかったことをわかっていて、もう一生許してもらえないかもしれないと気付いている。それは猛烈な一撃だ」とアールの境遇に言及。そして「私たちはいつも、まだ時間があると考える。もう手遅れかもしれないし、実はまだ間に合うかもしれない。それはアールも例外ではない」と結んでいる。

「運び屋」は3月8日より全国ロードショー。

(c)2018 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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