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乃木坂46 松村沙友理、浜辺美波主演『賭ケグルイ』で才能が開花? 狂気的な演技に高まる期待

リアルサウンド

19/4/2(火) 18:00

 乃木坂46の松村沙友理が、本日4月2日放送のドラマ『賭ケグルイ season2』(TBS系)に出演する。

参考:松村の演技への期待

 『賭ケグルイ』は、2018年1月、浜辺美波を主演に学園ギャンブルマンガを実写ドラマ化した作品。今年1月からはアニメの第2期がスタートしており、5月には『映画 賭ケグルイ』の公開も予定されている。このアニメ第2期、実写ドラマseason2、映画化という大きな流れの中で、新たなキャストに抜擢されたのが松村というわけだ。

 現在、乃木坂46からは卒業生、グループ在籍を問わず、女優として活躍するメンバーが増えている。朝ドラ出演を果たし、主演映画・ドラマを多く持つ深川麻衣。タレント、女優とマルチに活躍する西野七瀬に、“福田組”として新たな地位を築く若月佑美。在籍メンバーからも映画初出演にしてヒロイン役に抜擢された齋藤飛鳥。齋藤に続き、6月に映画初主演を果たす堀未央奈。松村と同じく、今期クールのドラマに出演する白石麻衣、山下美月と業界からは引く手数多と言っても過言ではない。

 多くの場合、それぞれのメンバーが乃木坂46で培ったイメージや個性を武器に演技へと反映している。松村もその例に漏れないのだが、『賭ケグルイ』では彼女の掴み所のない深い真の部分を狂気的な役柄へと昇華している印象だ。松村は乃木坂46としてドラマ『初森ベマーズ』(テレビ東京系)や映画『あさひなぐ』に出演しているほか、個人としては昨年1月に放送された『アンナチュラル』(TBS系)にゲスト出演していた。しかし、決して出演シーンは長いとは言えず、火葬される友人を送り出す役で、車椅子に乗り、顔には暴行を受けた跡が残る。世間一般に松村のポテンシャルを知らしめる出演とは言えなかった。

 しかし、『賭ケグルイ』では松村のキャラクターが爆発。公開されている予告映像にあるように、浜辺美波とユニットアイドルを組み、「私の歌を聞け!」と部屋を掻き乱す。キラキラとした明るいアイドル像とその裏側にある狂気的な性格という二面性を併せ持つ夢見弖ユメミを演じている。アニメ化されている作品であり、『あさひなぐ』でもメガホンをとった英勉が監督ということも、松村出演に大きな後押しとなっているのだろう。

 『賭ケグルイ』はオーバーアクションや全力の顔芸が作品の肝になっており、通常の振り切った演技ではキャストの中に埋もれてしまうだろう。しかし、松村の狂気的な部分が垣間見えるファンの間で話題となった出来事があった。それが、3月10日に放送された乃木坂46の冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で行われた演技力を鍛えるという企画でのこと。白石や齋藤など、多くのメンバーが驚くほどの即興演技を披露していく中、松村はフラれる女役を演じた。フラれる理由は「正直、重い」。バナナマン・日村勇紀を相手に変貌していく声のトーン、冷徹な表情、一気に沸点へと突入するトリッキーな性格と絶叫、一点を見つめ詰め寄る恐怖。バナナマンと乃木坂46メンバー、そして視聴者を笑いと恐怖のどん底に突き落としたこの松村の演技は、放送時期から考えれば『賭ケグルイ』の撮影後に行われたものだろう。同時に、松村がヒステリックな演技において、秀でた潜在力を持っていることを示していることが分かる。

 乃木坂46以外にもモデル、タレントと様々なフィールドで活躍する松村。『賭ケグルイ』は女優として本腰を入れる、デビュー作と言ってもいい。この出演をきっかけに、新たな作品で松村の女優としての眠っている片鱗が引き出されていくことだろう。 (文=渡辺彰浩)