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杉咲花が板谷由夏にビンタで喝! 『ハケン占い師アタル』に響いたサボテンの花言葉

リアルサウンド

19/2/22(金) 6:00

 いつも皆に優しい、「シンシアイベンツ」制作Dチームの課長・大崎(板谷由夏)。とはいえ、頼える上司というわけではない。皆に気を遣いすぎる彼女の八方美人ぶりは、ときに大きな危機を呼ぶ……。

【写真】大崎に説教するアタル

 2月21日に放送された『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)第6話では、大崎のもとに、部長の代々木(及川光博)からとある指令が。それはなんと、Dチームからリストラ候補者を1人選べという、あまりに恐ろしいものだった。やがて途方に暮れ、自棄を起こす彼女に、アタル(杉咲花)が強烈なビンタ! 積極的に占いに乗り出し、問題解決に挑んでいく。

 アタルの特殊な力によって、仕事への情熱と、一体感が生まれつつあるDチーム。目黒(間宮祥太朗)や品川(志尊淳)、上野(小澤征悦)といった、“少々難あり”な彼ら一人ひとりの変化は、もちろん本人たち自身の気づきや努力の賜物でもあるが、アタルの占い、そして何より右往左往しながらの大崎のサポートの力も大きいだろう。しかしそのしわ寄せを、少なからず彼女は受けているのだ。

 いつになく疲れ果てた姿を見せる彼女は、職場だけでなく、家庭でも何かと苦労が多い。コミュニケーションが取れない息子が不安の種だが、その上、夫は家事にも育児にも無関心で、おまけに浮気までしている様子である。今回の冒頭で大崎は、謎の占い師・キズナ(若村麻由美)のもとを訪れていた。キズナの言葉から察するに、大崎は相当なところまで追い詰められていたようである。

 そんな大崎を演じる板谷由夏は、昨年夏に公開された『SUNNY 強い気持ち・強い愛』での好演も記憶に新しい。1990年台後半と現代を舞台にしたあの作品で、彼女は現代パートに出演。かつて仲良しだった女子高生グループ“SUNNY”が、とある事件をきっかけにばらばらになっていたものの、板谷演じるリーダー・芹香の大病発覚により、みなが再集結を果たすという筋書きの作品だ。ときにパワフルに、ときに繊細に、板谷は強さと弱さを同時に体現し、高校生時代の芹香を演じた山本舞香とともに、カリスマ性と親しみやすさを併せ持つリーダー役を、説得力あるものに仕上げていた。

 今作で演じている大崎もまた、リーダーだ。しかしパワフルさはなく、空元気ギミな上、繊細さばかりが目立っている。個性的なDチームの面々を、何とか取りまとめようとする彼女の困り顔は、見ているこちらも胃の調子が悪くなりそうなものである。ところが今は、Dチームは大崎を差し置いて、上がり調子なのだ。彼女ばかりが皆の意欲についていけない。

 そうして代々木からのプレッシャー、Dチームの面々からの「辞めたくない」との想いの板挟み状態に遭った彼女は、まさかの自らが退職し、占いの先生のところに置いてもらうなどと口にする。これにアタルが素早く反応。「目を覚まして下さい」の一言とともに、強烈なビンタを喰らわせたのだ。アタルいわくキズナとは、信者を集めて金儲けを企む、悪徳占い師なのだという。そうしてアタルは、自ら大崎の占いを買って出るのだ。

 大崎は自身のことを、水を貰えないサボテンのようだという。それに対してアタルは、「サボテンの花言葉は、“偉大”、“温かい心”、“燃える心”、“枯れない愛”、あんたそのものじゃん」と返す。さらに、自分を“偽物のリーダー”として悩んでばかりいる大崎に、本当のリーダーとは、悩んで悩んで、悩み抜く人間なのだと諭す。アタルの言葉に吹っ切れた大崎を、あたたかな西陽が包むいつもの職場で、個性的なDチームの皆の優しい言葉が待っていた。

 さて、問題はここからだ。アタルの口から、キズナとの母娘の関係が明らかとなった。アタルを探しているキズナに、大崎が居場所を話してしまったことによって、キズナの存在がじわじわと近づいてくる。次週、大きな展開を迎えることになりそうだ。

(折田侑駿)

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