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DOES、SPYAIR、UVERworld、back number……『銀魂』を支えてきた名主題歌

リアルサウンド

18/9/7(金) 8:00

 2004年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載を開始した漫画『銀魂』が、9月15日発売号で完結する。アニメや実写映画など様々な形でメディアミックスされてきた『銀魂』だが、そこに共通しているのが多くのヒットソングが生まれたということだ。

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 15年という長い連載期間を誇る『銀魂』。「『銀魂』の主題歌」と言われ、大抵の人はまず、DOESを思い出すのではないだろうか。2016年に開催されたメジャーデビュー10周年記念ライブを最後に、無期限の活動休止に入っているDOESだが、バンド名を一躍有名にしたのがアニメ第5期のオープニングテーマであり、2008年リリースのシングル表題曲「曇天」だった。もちろん、DOESには先に、5代目エンディングテーマとなった2007年リリースの「修羅」があるのだが、バンドにとってさらに追い風を吹かせたのは、「曇天」であったように思う。その2年後、2010年にリリースしたのがDOESの代名詞となる「バクチ・ダンサー」。『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』の主題歌で、初回生産限定盤(銀魂盤)には「曇天」「修羅」の2曲が収録されるという、“銀魂BEST”っぷりだった。「曇天」は8ビートが特徴のスタンダードな楽曲であったが、 祭囃子をフィーチャーした「バクチ・ダンサー」は、サウンドからも江戸時代を舞台とした『銀魂』の世界観によりマッチした作品だったと言える。

 DOESからバトンタッチするように、数々の『銀魂』の主題歌を担当してきたのがSPYAIRだ。アニメエンディングテーマ「サムライハート(Some Like It Hot!!)」(2011年)、オープニングテーマ「サクラミツツキ」(2013年)、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』主題歌「現状ディストラクション」(2013年)、PS4®・PS Vita「銀魂乱舞」テーマソング「スクランブル」(2017年アルバム『KINGDOM』収録)、そして2018年7月よりアニメ『銀魂』銀ノ魂篇のオープニングテーマとなっているのが、「I Wanna Be…」だ。シングルの期間生産限定盤には、「サムライハート(Some Like It Hot!!)」から「スクランブル」までが収録されたSPYAIRも“銀魂BEST”という粋な1枚をリリースしているである。バンドにとっては、ライブアンセム「現状ディストラクション」が一つのターニングポイントであったように思うが、「I Wanna Be…」は壮大なバンドサウンドとファンの声が一体化する景色が浮かぶ、次の一歩を示す楽曲。漫画と同名の最終章タイトルが付けられた、銀ノ魂篇のオープニングテーマとして相応しい1曲である。

 アニメを中心にピックアップしてきたが、ここからは実写版の主題歌を取り上げていきたい。2017年7月公開の1作目の主題歌はUVERworld「DECIDED」。彼らがリリースまで3年の月日を要したアルバム『TYCOON』の先行シングル曲は、そのタイトルの通り、“決意”を歌った楽曲。TAKUYA∞のストレートな言葉のひとつひとつは、主人公・坂田銀時の立ち向かう姿と愛情とリンクしてくる。

 現在、公開中の『銀魂2 掟は破るためにこそある』の主題歌は、back number「大不正解」。一般的には、ラブソングのイメージが強い彼らの、熱量高いサウンドが印象的なナンバーだ。シンセや打ち込み、栗原寿のドラムによるリズムパターンも目を見張るが、やはり真骨頂と言えるのが、清水依与吏のサビに当てた〈僕等は完全無欠じゃ無い〉という歌詞。「友情、努力、勝利」を三大原則に掲げる『週刊少年ジャンプ』において、それらを根本から覆すような言葉ではあるが、戦いの裏には、悲哀や光に隠れた影の物語も描かれる。熱さと、俯瞰した冷静さが同居した、back numberの次なる一歩と言える楽曲だ。

 『銀魂』は、最高の盛り上がりの中、15年の連載に幕を閉じることとなる。先に連載を終えた『NARUTO -ナルト-』や『BLEACH』が、今もなお高い人気を誇っていることから、『銀魂』もまたブームは続いていくだろう。そして、作品の人気を支えた名曲の数々も忘れられることはない。(渡辺彰浩)

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