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Hey! Say! JUMPはなぜ互いを信頼し合えるグループに? 知念侑李主演ドラマの主題歌から考える

リアルサウンド

19/5/10(金) 6:00

 Hey! Say! JUMPが、今夜の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演。5月22日リリースの24枚目となる両A面シングル『Lucky-Unlucky / Oh! my darling』より、「Lucky-Unlucky」を披露する予定だ。

(関連:Hey! Say! JUMPの群舞は覚悟の証 「BANGER NIGHT」8人のダンスに見えた“進化”とは?

 「Lucky-Unlucky」は、4月よりスタートした知念侑李の主演ドラマ『頭に来てもアホとは戦うな!』(日本テレビ系)の主題歌としても、すでにファンを楽しませている1曲。未来で待つ“理想の自分”を目指して、背中を押すメッセージソングだ。

 知念が演じるのは、ケンブリッジ大学を主席で卒業した秀才・谷村小太郎。かつて、叔父の斎藤充(生瀬勝久)が経営していた老舗のおもちゃ会社・サイトーに入社し、会社を乗っ取った新社長・延暦寺タテル(佐藤隆太)から、社長の座を奪還するという野望に燃えているという役どころだ。だが、小太郎の前には人生の貴重な時間や労力を奪っていく“アホ”が出現。様々なタイプの“アホ”をどう攻略していくべきか、という痛快コメディに仕上がっている。

 知念は、Hey! Say! JUMPの中でも身体能力がずば抜けて高い。日頃からダンスの振付を覚えるのも早く、空中ブランコなどの舞台演出も難なくクリアしてきた。気持ちの切り替えもスマートで、はたから見れば何でも要領よくこなすタイプに感じられる部分もある。そんな知念は、メンバーからも「天才肌」と呼ばれていて、小太郎のキャラクターにリンクしているように見えて面白い。

 小太郎の前に立ちはだかる“アホ”は、やたらとつるみたがって人の時間を奪っていく“熱血アホ”、ネチネチと才能を羨み足を引っ張ってくる“嫉妬アホ”、すべてを恋のアプローチだと認識してしまう“勘違いアホ”など、多種多様。その“アホ”っぷりもかなり誇張されているので、ドラマというよりは、毎度コントを見ているような気分で楽しめる。

 もともと変顔が得意な知念。表情筋がやわらかく、セリフ以上にその眼差しで視聴者の心を掴むのがうまい。困惑する知念の表情が毎回いじらしい一方で、攻略方法を見つけた後のイキイキとした表情は、知念が本来持っている「小悪魔」な一面が溢れていて、実に清々しいのだ。そうしてピンチをくぐり抜け、スカッとした瞬間に聞こえてくる「Lucky-Unlucky」が心地いい。Hey! Say! JUMPの歌声は、デビュー当時からピュアな印象が強い。もちろん、デビュー当時に比べれば声変わりをしているが、それでも一人ひとりの歌声に透明感があるのが特徴だ。

 Hey! Say! JUMPはジャニーズのアイドルグループの中でも稀に見る大人数で結成された。「全員が平成生まれ」というキャッチフレーズではあるものの、メンバーの中には年齢差もあり、キャリアもバラバラだった。それゆえに苦労した部分も多くあったが、彼らのまっすぐで健気な姿勢が、互いに信頼し合う仲のいいグループへと成長させた。彼らこそ、“人の和”を大切にしながら、自分自身を磨いていくという生きるお手本。だからこそ、理想の自分を目指す人の背中を押すメッセージソングとなっている「Lucky-Unlucky」が、心に染み渡るのだろう。

 MVでは、Hey! Say! JUMPらしい揃った群舞に加えて、メンバー自ら考案したソロダンスも披露されている。新元号「令和」の英訳が「Beautiful Harmony」と言われているが、彼らのダンスは一人ひとりの「秩序」と、グループの「調和」が取れたもの。「平成」から「令和」へ。時代が移り変わっても、降り注ぐ困難は消えないかもしれない。それでも人と協調しながら、個性を磨いていくというHey! Say! JUMPのスタンスで歩んでいけば、いつかきっと理想の未来を目指していくことができるはず。今夜のライブは、そんな新時代を生きる私たちの背中を押してくれるものになるだろう。(文=佐藤結衣)

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