Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

展覧会「国立映画アーカイブ開館記念 生誕100年 映画美術監督 木村威夫」

映画ファン必見! 映画美術の巨匠・木村威夫の魅力に迫る展覧会が開催

ぴあ

18/10/16(火) 0:00

本日から東京・京橋にある国立映画アーカイブの7階展示室で「国立映画アーカイブ開館記念 生誕100年 映画美術監督 木村威夫」が開催される。日本の映画美術界の巨匠の思考の軌跡をたどるもので、11月には関連作品の上映も予定されている。

木村威夫(きむらたけお)は1918年に東京で生まれ、2010年にこの世を去った美術監督で、1941年に日活多摩川撮影所に入所し、1944年に美術監督としてひとり立ちした。その後、日本映画の黄金期を支えた代表的な美術監督のひとりとして多くの作品を手がけ、2004年には映画監督デビューも果たした。

木村はリアリズムと幻想的な世界を行き来する大胆な発想で作品世界をデザインし、豊田四郎、熊井啓、黒木和雄ら多くの映画監督とタッグを組んだが、その中で最も観客を驚かせたのが鈴木清順と組んだ作品群だ。木村は1963年に『悪太郎』ではじめて清順作品の美術を担当。クライマックスで障子が倒れると、真っ赤な背景が目に飛び込んでくる『関東無宿』、畳の上の決闘シーンでカメラが突然、畳の“真下”にまわりこむ『刺青一代』、そして本展覧会のポスターにもスチールが使用されている傑作『東京流れ者』など、のちに“清順美学”と呼ばれる鮮烈なビジュアルをつくりあげた。

今回の展示は、木村の遺品の多くを保管する京都造形芸術大学芸術学部映画学科が協力し、本人の描いた図面やデザイン画など貴重な資料を展示。木村がどのような思考を経て、唯一無二の世界を築き上げていったのかが明らかになる。また、11月6日(火)から25日(日)まで同施設内で関連作品の上映も行なわれる。

展覧会「国立映画アーカイブ開館記念 生誕100年 映画美術監督 木村威夫」
会期:10月16日(火)から2019年1月27日(日)まで
 ※月曜日は休室
 ※12月24日(月)から
  2019年1月3日(木)までは休室
 ※期間中に展示替えあり
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)

上映企画「国立映画アーカイブ開館記念 生誕100年 映画美術監督 木村威夫」
会期:11月6日(火)から25日(日)まで
会場:長瀬記念ホール OZU
   (国立映画アーカイブ2階)
上映作品:
『海の呼ぶ聲』(1945年 監督:伊賀山正徳)
『絢爛たる復讐』(1946年 監督:小石榮一、吉村廉)
『蜘蛛の街』(1950年 監督:鈴木英夫)
『雁』(1953年 監督:豊田四郎)
『春琴物語』(1954年 監督:伊藤大輔)
『黑い潮』(1954年 監督:山村聰)
『雑居家族』(1956年 監督:久松靜児)
『春泥尼しゅんでいに』(1958年 監督:阿部豊)
『陽のあたる坂道』(1958年 監督:田坂具隆)
『アリバイ』(1963年 監督:牛原陽一)
『悪太郎』(1963年 監督:鈴木清順)
『肉体の門』(1964年 監督:鈴木清順)
『紅の流れ星』(1967年 監督:舛田利雄)
『忍ぶ川』(1972年 監督:熊井啓)
『サンダカン八番娼館 望郷』(1974年 監督:熊井啓)
『ツィゴイネルワイゼン』(1980年 監督:鈴木清順)
『夢みるように眠りたい』(1986年 監督:林海象)
『本覺坊遺文 千利休』(1989年 監督:熊井啓)
『紙屋悦子の青春』(2006年 監督:黒木和雄)
『夢のまにまに』(2008年 監督:木村威夫)

アプリで読む