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いま、最高の一本に出会える

左から青木豪、松下優也、河原雅彦。

青木豪×河原雅彦「黒白珠」に松下優也「がんばろうとしか思えない」

ナタリー

19/4/10(水) 19:00

6月から7月にかけて上演される「黒白珠」の取材会が4月上旬に東京都内で実施され、脚本の青木豪、演出の河原雅彦、出演者の松下優也が出席した。

青木が書き下ろす本作は、「エデンの東」をモチーフとしたオリジナル作品。作中では1990年代の長崎を舞台に、双子の兄弟が家族を愛しながらもすれ違っていく人間ドラマが描かれる。青木は「親が亡くなってから、自分が生まれる前の話を周囲から聞いて面白いと思った」と創作のきっかけを語りつつ、執筆中だと言う台本については「双子のコントラストを強く見せられたら」と話した。2013年の「八犬伝」でタッグを組んだ河原について、青木は「(河原が総代を務めた)HIGHLEG JESUSは拝見したことはないが、うわさは聞いていました。その後、シス・カンパニー公演で彼の作品を初めて観たら、すごく面白かった。今回は会話劇ですが、シアターコクーンの大きな空間でどう見せてくれるか楽しみです」と期待を述べた。

河原は「青木さんの新作なので楽しみ。出演者にも素晴らしい俳優さんがそろっていますから、この方たちの魅力を舞台に反映させれば、きっと勝ち目のある舞台になる」と自信をのぞかせ、「青木さんの脚本にはいつもテーマがしっかりと込められている。とても信頼しています」と青木に視線を送る。また河原は松下を「プレイヤーになるために生まれてきたみたい」と絶賛し、「僕は小さい頃からライブのワクワク感が好き。松下くんはパフォーマーとしてもとても優れた資質を持っているので、ワクワクできるお芝居を作りたい」と笑顔を見せた。

2人のコメントを受けて「『がんばろう』としか思えないですね」と意気込むのは、双子の兄・勇を演じる松下。松下は自身が出演し、河原が演出を務めた「THE ALUCARD SHOW」の思い出を「共演者のみんなとは稽古や本番の前後もずっと一緒にいて、『青春!』という感じでした」と振り返りつつ、同作で共演し、今回は双子の弟・光役を演じる平間壮一の印象を「壮ちゃん(平間)は俳優としてというより、友達として話せる」と明かす。さらに上演発表時に「ストレートプレイの経験が少ない」とコメントしていた松下は、「不安はありますが、不安があるからこそ楽しさも出てくるのではないかと。やるべきことを精一杯やれたら」と抱負を述べた。

また河原が机の上にあった公演資料から、スキンヘッドの植本純米を示して「“真珠感”があるよね(笑)」と話すと、松下は「劇の中で壮ちゃんと一緒に、純米さんの頭に触りたいなと思っているんですけど……」と続けて一同を笑わせる。資料を広げて内容への期待を膨らませる河原と松下に目をやりつつ、青木は「今、みんなが話したことは、ほぼほぼ台本に盛り込まれると思います(笑)」と茶目っ気たっぷりに微笑んだ。

「黒白珠」には松下と平間のほか、清水くるみ、平田敦子、植本、青谷優衣、村井國夫、高橋惠子、風間杜夫が出演。公演は6月に東京・Bunkamura シアターコクーンで行われる東京公演を皮切りに、7月にかけて兵庫、愛知、長崎、福岡にて実施される。チケットは兵庫公演が4月14日、愛知公演が20日に発売されるほか、東京・長崎・福岡公演は21日に販売開始予定だ。

「黒白珠」

2019年6月7日(金)~23日(日)
東京都 Bunkamura シアターコクーン

2019年6月28日(金)~30日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2019年7月6日(土)・7日(日)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール

2019年7月10日(水)
長崎県 長崎ブリックホール 大ホール

2019年7月13日(土)・14日(日)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

脚本:青木豪
演出:河原雅彦
出演:松下優也、平間壮一、清水くるみ、平田敦子、植本純米、青谷優衣、村井國夫、高橋惠子、風間杜夫