Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

Sexy Zone 中島健人、『砂の器』で新境地開拓なるか 先輩・東山紀之との初共演にも注目

リアルサウンド

19/3/28(木) 12:00

 3月28日、あの名作が大胆にアレンジされて蘇る。松本清張原作の『砂の器』である。同作は、フジテレビ開局60周年特別企画として、夜7時57分から10時54分に放送。2018年の東京・渋谷を舞台に、物語が展開していくという。出演者を見ると、主演の東山紀之をはじめ、土屋太鳳、野村周平、桜井日奈子など今をときめく人気俳優の名前、杉本哲太、泉ピン子、高嶋政伸、柄本明など作品の根幹を支える名優たちの名前が連なっている。その中でも注目したいのは、犯人で天才作曲家・和賀英良役、Sexy Zone・中島健人である。中島にとって、同作品が大きな転機になることは間違いないだろう。

参考:参考:写真はこちらから

 若手ジャニーズの中でも、中島の演技のキャリアは豊富だ。テレビドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』(日本テレビ系)での俳優デビュー以降、『BAD BOYS J』(日本テレビ系)、『黒服物語』(テレビ朝日系)、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(日本テレビ系)、『ドロ刑-警視庁捜査三課-』(日本テレビ系)とドラマの主演を務めている。映画に至っては『銀の匙 Silver Spoon』、『心が叫びたがってるんだ。』、『未成年だけどコドモじゃない』、『ニセコイ』など出演作全てが主演なのである。

 演じた役の設定は様々だが、そのキャラクターは大きく2つに分けられるだろう。一つは、中島の十八番でもある“王子キャラ”。性格はバラバラだが、女性をキュンとさせるセリフや行動が見られるキャラクターだ。例えば、『未成年だけどコドモじゃない』の鶴木尚。学園の王子的存在の鶴木だが、ヒロイン・香琳(平祐奈)には冷たい態度を取る。しかし、徐々に心を開き、五十鈴(Hey! Say! JUMP・知念侑李)に香琳が監禁されると知ると一目散に助けに行くヒーローっぷりを見せている。そしてもう一つは、“爽やかな熱血漢”。困難にぶつかっても、最後は前向きに閉塞感を打破していくというキャラクターである。こちらは、24時間テレビドラマスペシャル『ヒーローを作った男~石ノ森章太郎物語~』(日本テレビ系)の石ノ森章太郎役が分かりやすいだろう。漫画家になる希望を持って上京するものの、最愛の姉の死を機に海外へ逃亡。しかし最終的には前向きに漫画と向き合い、情熱のままに名作を生み出していっていた。そう考えると、今回演じる和賀英良役は、少し色が違うかもしれない。

 和賀英良は、天才ピアニスト。その才能が認められ、名声が高まっている注目の音楽家だ。コンサートも決まっており、文部科学大臣の愛娘でフルート奏者の佐知子(桜井日奈子)と婚約をしており、順風満帆な人生に見えるが、一抹の闇も抱えている。愛人の存在、そして過去を消し去るための殺人。これで中島が演じてきた役にはない部分だろう。だが一方で、華々しい世界で活躍する麗しい姿や、自身が得意としている華麗なピアノ演奏など、中島らしさもふんだんに盛り込まれている。そういった意味では、中島だからこそ表現できる新しい役となるのではないだろうか。

 また、先輩である東山との初共演にも注目だ。公式HP内のコメントで、「東山さんからは“勝負しようぜ”と言われましたので、そこは僕も全力で挑ませていただきたいと思います。現場では東山さんを敵だと思ってしっかり対決するのが大事ですので(引用元:https://www.fujitv.co.jp/sunano_utsuwa/introduction/index.html)」と語っているように、大先輩との演技合戦にもなりそうだ。東山も「歌ったり踊ったりコメディーをやるのとはちょっと違いますから、あぶり出される人間臭さを彼がどう出してくれるのか、期待しています。(引用元:https://www.fujitv.co.jp/sunano_utsuwa/introduction/index.html)」と中島を見込んでいる様子。多くのことを学び、吸収するチャンスである一方で、東山によって中島の演技が一段上に押し上げられることにも期待したい。

 松本清張原作という、シリアスな展開が魅力な作品で、中島はどう化けていくのか。カットがかかるたびに自分の演技を丁寧にチェックしているという向上心がある中島は、上手く昇華できているのであろうか。演技力と迫力が問われる同作品、ぜひテレビの前で彼がステップアップする瞬間を目に焼き付けたい。 (文=高橋梓)

アプリで読む