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どうぶつビスケッツ×PPPが語る、ヒットの経験で得た自信 「お互いを高め合うこともできた」

リアルサウンド

19/2/21(木) 20:00

 2月13日、どうぶつビスケッツ×PPPのニューシングル『乗ってけ!ジャパリビート』がリリースされた。

 どうぶつビスケッツ×PPPは、『けものフレンズ』の声優陣からなるユニット。彼女たちのデビューシングル曲であり、2017年放送のTVアニメ『けものフレンズ』のオープニング主題歌だった「ようこそジャパリパークへ」はアニメ人気も手伝い、同年のアニソン最大のヒット曲に。また星野源や平井堅にレコメンドされるなど、楽曲そのものも高い評価を集め、それを歌う彼女たちは『ミュージックステーション』に出演し、所属レーベルのイベント『ビクターロック祭り2017』でサカナクション、KREVAらと同じステージを踏んでいる。

 そして今回リリースする『乗ってけ!ジャパリビート』の表題曲は、現在放送中のTVアニメ『けものフレンズ2』のオープニング主題歌。「2年前の社会現象よ、再び」とばかりにアニメ、楽曲ともに大きな期待と注目を集めている今、彼女たちはなにを思うのか。どうぶつビスケッツの尾崎由香と小野早稀、PPPの佐々木未来と根本流風に話を聞いた(成松哲)。

『けもフレ』ワールドを音のみで描ききる大石昌良なる存在

ーー2017年にみなさんがリリースしたシングル曲「ようこそジャパリパークへ」は、その年一番売れたアニメソングで、今回の「乗ってけ!ジャパリビート」はその第2弾。ビッグタイトルの続編的1曲を歌うことに対するプレッシャーってありませんでした?

佐々木未来(以下、佐々木):多少はあったけど、って感じですね。

小野早稀(以下、小野):私たちよりも「ようこそジャパリパークへ」と「乗ってけ!ジャパリビート」を作曲・編曲してくださった大石(昌良)さんのほうがプレッシャーを感じていらしたんじゃないかな? っていう気もしますし。今回「ジャパリビート」を作るにあたって大石さんはご自分に何度もリテイクを出して何曲も何曲もデモを作っていたって伺ったので。

ーーで、その厳選に厳選を重ねた上で登場した「乗ってけ!ジャパリビート」は「ようこそジャパリパークへ」と同じくアッパーな1曲ながらも、アレンジはまったく違う。ジャイブやビッグバンドジャズといった趣きに仕上がっています。

根本流風(以下、根本):「えっ、今度はジャズ!?」ってビックリしたんですけど、逆に「あっ、こういう曲もどうビス(どうぶつビスケッツ)やPPPにはマッチするんだ」っていう驚きもありました。デモを聴いたときは「このカッコいいサウンドとキャラクターたちのかわいい声ってどんなふうに組み合わさるんだろう?」ってドキドキだったんですけど、完成したら違和感がなかったというか。「あっ、こんな感じになるんだ! かわいい!」っていう感想でした!

尾崎由香(以下、尾崎):うん。みんなで盛り上がれるし、「ようこそジャパリパークへ」のときのように、またこの曲をきっかけにいろんなところで化学反応を起こせるんじゃないかな、という予感をさせてくれる楽曲だと思っていて。メロディや歌詞はキャラクター一人ひとりをちゃんとフィーチャーしてくれているというか。『けものフレンズ』のことが好きだった人は「あっ、サーバルっぽい」って楽しんでもらえると思うし、この曲やTVアニメ『けものフレンズ2』から「けもフレ」の世界を知った人には「へえ、こんな動物がいるんだ」ってわかっていただけるんじゃないかと思っています。

小野:そうやってちゃんと『けものフレンズ』ワールド、大石昌良ワールドになってるから、この曲はすごいなあと思っていて。私、大石さんの楽曲はSound Schedule(大石の所属バンド。1999年結成)時代から聴いているんですけど、こういうタイプの楽曲はなかった気がしていて。大石さん節は残ってるんだけど、まったく新しいタイプの曲だなって感じがしています。

ーーなんで大石さんは今回、20年のキャリアの中でも見せてこなかっただろうジャイブ、ビッグバンドジャズという新しい手札を切ってきたんだと思います?

尾崎:『けものフレンズ』っていう作品がそうさせるのかもしれないですね。私たちもそうだし、大石さんの中にもきっと「『けものフレンズ』の楽曲ではみんなに楽しくなってもらおう」っていう想いがあって、そういう楽しい要素を詰め込める音楽がジャズだったんじゃないのかな? と思います。

佐々木:でもホントに新しかったよね。

ーーあっ、これまでもがっつりキャラクターソングを歌って、アニメキャラクターとして大箱ライブをやってきた佐々木さんにとっても「ジャパリビート」は“新しい”?

佐々木:そうですね。こういうサウンドの曲をキャラクターソングとして歌うこと、それも8人で歌うことってまずないですから。そういういろんな要素が「ジャパリパーク」のとき以上に詰め込まれているなって感じています。もちろんキャラクターの声で歌っているんですけど、“普通の”キャラソンやアニソンではないというか。

根本:いわゆるアニソンかって言われると違う感じがしますよね。

ーー根本さんも根本さんでPPP以外の音楽活動、それもけっこう変わった形態で……。

根本:クラシックとアイドルソングを融合させていただいています(笑)。

ーーバイオリニストとフルート奏者がいるアイドルグループ・RY’sのメンバーでもある。普段そういうユニークな編成で歌っていてもなお「ジャパリビート」には驚かされたわけですもんね。

根本:「ジャパリパーク」も初めて聴いたときはビックリしつつも「この曲は確かにアニソンだな」っていう印象を受けたんですけど、「ジャパリビート」はすごくカッコいいし、アニメにもマッチしているんだけど、不思議な曲だなって思いました。

どうぶつビスケッツ×PPP 3rdシングル「乗ってけ!ジャパリビート」PV(けものフレンズ2)

どうぶつビスケッツ×PPPが過ごした怒濤の2年間

ーー先ほどおっしゃっていた「不思議な曲」って?

根本:たとえばサビが「ジャパリパーク」に比べてすごくゆったりしていたり、「盛り上がる楽しい曲を作る」ってなったら普通はこうはならないんじゃないかな? って。

ーー確かに細かい符割でキャラクターたちが煽るようにマイクリレーしていくメロディのほうが盛り上がる気がしますね。

根本:でもこの曲はちゃんと盛り上がるし、かわいいんだけどカッコいいから、すごく不思議なんです(笑)。

ーーそんな不思議な楽曲って歌うの大変じゃなかったですか? Aメロはスキットとも歌ともつかない掛け合いで構成されていたりと、「ジャパリパークへ」のときとはまた違うスキル、それもけっこう正統派のジャズっぽい遊びが求められたりしていて。

小野:ところが歌いやすくて。レコーディングはすごく楽しかったです。

ーーなんでなんでしょう?

小野:レコーディングに立ち会った大石さんがホメてくれてたからかなあ。

一同:あはははは(笑)。

小野:歌っているあいだずっとホメてくれてたから、レコーディングブースを出るのがちょっとイヤだったんですよ。「もっとホメてもらいたかったなあ」って(笑)。あとはメンバーそれぞれ、この2年間キャラクターを演じ続けているので、担当しているキャラクターの人物像をしっかり自分の中に落とし込めていますから。その状態で歌っているので、レコーディングで悩むこともなかったですね。

佐々木:今回はかなり正統派のジャズっていう、ある意味わかりやすい曲調だからメロディもスッと入ってきたし、2年以上このメンバーでやっているので、私たち自身「ようこそ」のときよりも確実に成長しているし、大石さんや音楽スタッフさんとの関係性も深まっていますし。私たちもキャラクターとしての歌い方のイメージが固まっていたし、大石さんたちも「こう歌ってほしい」っていうイメージを明確に持っていたからスムーズだったんだと思います。実際レコーディングのときの大石さんのディレクションも「『けものフレンズ』やどうビスやPPPのことをわかってくださっているなあ」って感じでしたから。

ーー2年前「ようこそジャパリパークへ」を引っ提げて『ミュージックステーション』に出演したりと、アニメシーンはおろか、お茶の間にもリーチした経験が今回のレコーディングに確実に生きている、と。

佐々木:キャラクターとの一体感は増しましたね。

尾崎:「ようこそジャパリパークへ」のときとは比べものにならないくらいみんなとの信頼関係もありますし。私は何人かのレコーディングが済んだ状態でボーカルを録ったんですけど、みんなの声が重なっているのをヘッドホンで聴くとすごく安心感があるというか、自然と自分がジャパリパークの中に入り込める感じがして。そういうみんなとの絆みたいなものを感じられたこともあって、レコーディングが終わったときは「すごくうまくいったな」って実感がありました。

小野:「きっとサーバルはこういうふうに歌ってくるだろうな」「だったら、私はこういうアプローチで歌ってみよう」っていうことをレコーディングの最中にできるくらい、メンバーのことはイメージできるようになっているので。2〜3年前はホントになにもわからない状態で、声優の先輩であるみころん(佐々木)に先頭に立ってもらって、みんなでそれに付いていくっていう感じ……まさに猛獣たちが住んでいる“さばんなちほー”に裸のまま放り込まれた! みたいな状態だったのに(笑)。

根本:しかも「ジャパリパーク」のレコーディングがアフレコより前だったんですよ。

ーーじゃあレコーディングのときに初めて役を演じた?

根本:そうなんです! だから私たちも自分なりにキャラクターを解釈して歌うしかなかったし、音楽スタッフさんも「たぶんこのキャラはこんな感じだろう」みたいな(笑)。

一同:あはははは(笑)。

根本:お互いすごく手探り感があったんですけど、この2年間、『けものフレンズ』関連のいろんな楽曲を作ってきたから、さっきみころんが言っていたように音楽スタッフさんももうキャラクターたちのことを理解してくださっていて。レコーディング中に「今のところ、ちょっとキャラと違ったよね」って言っていただけるような関係になったから、私たちもキャラクター性を高められたし、より良いものを作れたのかな、と思っています。

小野:そうやってこの2年間、私たちもスタッフさんたちも“さばんな”で爪を研いできたことがこの楽曲でみなさんに伝わるとうれしいですよね(笑)。……あっ、あと今回は生の楽器がたくさん使われているのも個人的にはすごくいいなと思っていて……。

ーー下品な言い方になるけど、“ちゃんとお金を使った”リッチなトラックですよね。

小野:しかもその生の楽器のプレイヤーさんたちが楽しんでくれている感じもすごく演奏に乗っている気がしていて。全員が楽しんでいることがわかる曲になっているので、聴いているだけでもすごく楽しいです。

ーーなんでどうぶつビスケッツ×PPPは、レコーディングスタッフやセッションミュージシャンまで自らの世界に巻き込めたんだと思います?

佐々木:それはもう『けものフレンズ』という、とにかく平和で優しくて楽しい物語のおかげですね。平和で優しくて楽しいことは当然みんな好きですから(笑)。

根本:みんなフレンズになってくれましたよね(笑)。

当事者は語る「有名になると親戚と友だちが増える」 

ーー実際『けものフレンズ』という作品は関係者やアニメファンはおろか、世間までその世界に巻き込んだ。逆にみなさんがその熱狂みたいなものに巻き込まれたことは?

尾崎:ありました。全員キャラクターのコスプレというか、ネコ耳を付けたり、ペンギンのかっこうをしたりしてテレビに出ていたので、アニメをあまり観ない方に「尾崎さん、ネコ好きなの?」って聞かれまくったりとか(笑)。

ーー実際お好きなんですか?

尾崎:好きなのでネコ友だちが増えました(笑)。あとはいろんな方に「アニメ観たよ」「曲聴いたよ」って言っていただけるようになったり、親戚が増えたりみたいな反響もありましたね。

ーーあっ、有名になると親戚が増えるのって都市伝説じゃないんだ(笑)。

尾崎:増えましたねえ(笑)。でもうれしいです! まさか自分が「有名になると親戚が増えるらしいよ」なんて言われたり、実際にそうなったりすることになるとは思ってなかったですから。そういう特別な体験は面白いし、うれしいし、「もっとがんばらなきゃ」っていう力にもなっています。

ーー小野さんは親戚増えました?

小野:私は増えてないんですけど(笑)、父が私の仕事にすごい興味を持つようになりまして。仕事のことをすごく聞いてくるんですよ。外出しようとすると「今日はなんの仕事?」とか。で、私は(大声で)「収録っ!」って返したり……。

佐々木:なんでそこでキレてるの?(笑)。

小野:だって毎日聞いてくるから……。

佐々木:お父さんは娘の活躍がうれしいんだよ。

根本:今までは聞かれてなかったの?

小野:放任というか、「自分で自分が食べていくぶんだけ稼げているなら、それでいい」って感じだったのに、今は私に興味があってしょうがないみたいで。……まあ親孝行にはなったかな、とは思っています。

ーー「お父さん、毎日うるさいなあ」とも……。

小野:少し思いつつ(笑)。

ーー根本さん、ご親戚は……。

根本:増えてないんですけど、友だちは増えました。

ーーいろんな現場でいろんな人に会う機会が増えたから?

根本:というよりも「しゃべったことあったかなあ……」っていう中学の同級生から連絡が来るようになったりとか……。

ーーあはははは(笑)。親戚が増えるのと同じパターンだ。

根本:でも、私、そんなに友だちが多くないタイプだから、そういう子たちが「あのとき、こんなことしたよね」って覚えていて、その思い出話をLINEしてくれるのがすごくうれしいんですよ。それをきっかけに久しぶりに会うようになった子もいるから「あっ、『けものフレンズ』でホントにフレンズができた」って(笑)。あと、今年小学1年生になる弟と、幼稚園の年長さんになる妹がいるんですけど、『おはスタ』の枠で『けものフレンズ』が再放送されたとき(2017年8月)、弟や妹が通ってた幼稚園で流行ったみたいで。「今日もみんなで『ジャパリパーク』を歌ったよ」って話を聞くと……。

尾崎:かわいい(笑)。

根本:うん。それにすごい感動して。深夜アニメとして始まったのに小さい子にも喜んでもらえる作品ってけっこう珍しいからこそ、今後もいろんな世代の方にアニメを観てほしいし、曲も聴いてもらいたいなって思いました。

ーー一方、佐々木さんは、先ほど小野さんが「みころんが引っ張っていた」と言っていたとおり、2年前の時点で声優としてしっかりとしたキャリアがあったわけですよね。

佐々木:そうですね。

ーーそういう方から見て、どうぶつビスケッツ×PPPの面々ってこの2年で変わりました?

佐々木:変わりました! 『けものフレンズ』がホントのデビュー作、アフレコもレコーディングもすべてが初めてっていう子たちばっかりの現場だったけど、そこから2年間、いろんな経験をさせていただいたから、なんかもうみんな怖いものなしになったというか(笑)。

根本:確かに(笑)。

佐々木:今はなにが起こっても乗り越えられる、ひとりで生きていける感じがするんですよ(笑)。私自身、声優としてのキャリアはあったかもしれないけど、地上波のゴールデンタイムのテレビ番組に出るのは『ミュージックステーション』が初めてのことでしたし、それ以外にもいろんなドキドキの初体験をさせてもらって、そのおかげで成長できたし、強くなったっていう実感はありますね。

尾崎:この2年間、いろんなことがありすぎたので(笑)。その経験があるから、「なにがあってもみんながいてくれれば大丈夫だな」って気がしています。

ーーだからこそ「乗ってけ!ジャパリビート」みたいな曲が届いてもビビらない、と。

小野:この曲でデビューだったら「ムリでしょ!」ってなってましたね(笑)。でも最初にお話したとおり、今はこの曲に対しても、『けものフレンズ』という作品の注目度の高さに対してもそこまでプレッシャーは感じていないというか。

佐々木:「みなさん期待してくださるだろうな」っていう意識はありますけど、それに押しつぶされそうにはなってないですね。

尾崎:それに歌ったり、演じたりしている私たちが堂々としていないと聴いている方や観ている方も不安になるとも思うので。スタッフさんと一緒にいいものを作っている自信があるからこそ、ちゃんと前を向いておきたいですね。

小野:誰かが楽しそうにしていると、その楽しさってほかの誰かにも連鎖するじゃないですか。実際どうぶつビスケッツ×PPPとして歌ったり、演じたりすることは楽しいから、私たちがちゃんと楽しそうにしていれば、きっとみなさんも楽しんでくださると信じています。

ジャパリパーク、真のアイドルはPPP? どうぶつビスケッツ? 

ーーそしてカップリング曲1曲目はどうぶつビスケッツ名義の楽曲「たんけんデイズ」はかわいらしくもある一方で、実はスタイリッシュなソウルテイスト。途中の渋めのエレピのソロも……。

尾崎・小野:カッコいい!

ーーこれはこれで新機軸な気がします。

小野:どうぶつビスケッツの楽曲は基本的にポップでかわいかったですもんね。でも「たんけんデイズ」はカッコいい感じもありつつ、私たちらしい、かわいい感じや楽しい感じも残していただいていて。しかも歌詞がストーリーに沿った感じになっているので、この曲はこの曲でちゃんと『けものフレンズ2』の世界を描いてくれてるなあ、っていう気がしています。

尾崎:確かに。歌詞やメロディでどうぶつビスケッツの3人の関係性もちゃんと描いていただいてますし、しかも「たんけんデイズ」っていうタイトルのとおり、アニメの中で繰り広げられている冒険を一緒に体験できる雰囲気もあって。『けものフレンズ』とどうぶつビスケッツらしい楽曲になってると思うし、歌ってて楽しかったです。

ーーPPPのメンバーである佐々木さんと根本さんは「たんけんデイズ」をどう聴きました?

佐々木:確かにカッコよさもあるんだけど、やっぱりイントロの1音目を聴いた瞬間「あっ、どうビスの曲だ!」ってなりました。なんていうか、どうビスってかわいいんですよ。PPPのメンバーの憧れの存在なんです(笑)。

根本:PPPの5人はどうビスになりたんです!

小野:衝撃の真実(笑)。

ーー『けものフレンズ』の世界ではPPPこそがアイドルって設定ですよね?

根本:そうなんですけど、この2年間のうちにリアルの世界では確実にどうビスのほうがアイドルらしくなってまして……。

尾崎:PPPは最近芸人寄りになってるもんね(笑)。

佐々木:なってないよ!(笑)。

根本:でも本当にどうビスにはPPPにはない、かわいい振り付けとかがいっぱいあるんですよ。

佐々木:(両手の拳をアゴの下に引きつけつつ)こんな感じでギュッてしたりとかね。そういうのを見ると「あっ、やりたい!」ってなって、どうビスがリハをしているうしろでこっそり踊ったりしてます(笑)。

小野:ねもっちゃんはどうビスの振り付け完コピしてるもんね。

根本:披露する場面はまったくないんだけど……。

佐々木:憧れるあまり、つい(笑)。さすがにこのままだとマズいんで、アイドルの座を取り戻せるようにがんばります!

ーーがんばってください! そしてそのPPP名義のカップリング曲は「アラウンドラウンド」なんですけど……。

佐々木:ラップです!

ーーだからビックリしました(笑)。

根本:今までのPPPの楽曲ではイワビー(相羽あいな)だけがラップ担当だったんですけど……。

佐々木:今回は全員で。特にキャラクター的にジェーン(田村響華)やフルル(築田行子)がどんなラップをするのか全然想像がつかなかったんですけど、みんなキャラクター性を残しつつ、すごくかわいくラップできてるなって思っているので、すごく好きですね。歌詞も「次は君が飛び立つ番だ!」って応援ソングみたいな感じになっているので、聴いてくれるフレンズみんなの背中を押せたらうれしいです。

ーーその「すごくかわいくラップでき」ていることにもビックリしたというか。この曲って「ヒップホップでございます」というトラックではないじゃないですか。

佐々木:オーケストラみたいなイントロから始まるし、まさかそのあとラップがくるとは思えない楽曲ですよね(笑)。

ーーしかも途中でレゲエみたいな裏打ちのシャッフルにリズムチェンジして。よくこのオケに乗せて、しかもキャラクターのままでフロウできるなって驚きました。

根本:ラップのパートの歌詞を書いたらっぷびとさんがレコーディングのディレクションもしてくださったんですけど、そのアドバイスのおかげですね。

ーー具体的にはどんなアドバイスを?

根本:デモには当然らっぷびとさんのラップが仮歌として入っていたから、「あっ、らっぷびとさんだ!」「たーのしー!」って聴きながら(笑)、「この仮歌をなぞるようにラップすればいいのかな」って感じで練習していたんですけど、「一回ぼくのラップは忘れてください」「キャラクターを意識してセリフっぽくラップしてほしい」ってアドバイスをくださって。それで、ほかのキャラクターソングを歌うときと同じように(根本が演じる)コウテイらしさをイメージすることに集中できたというか。それはきっとPPP全員そうで。それぞれのラップパートがちゃんとキャラクターっぽくなっているから、いい意味でデコボコしているというか、メンバーの人数分だけいろんなラップを楽しめるようになっているなって思っています。

小野:それがすごいんですよね。PPPってどうビス以上に毎回毎回難しいことを要求されている気がするんですけど、ちゃんとそれに応えてますから。絶対私、ラップ噛むと思うし(笑)。

根本:(小野演じる)アライさんで歌うと確かに噛みそう(笑)。

小野:だから(『けものフレンズ』の舞台)ジャパリパークのアイドルはやっぱりPPPなんですよ。どんな曲でも歌えるんですから。

尾崎:そういう引き出しまで持ってるのかって信頼感があるし、早く生で歌っているところを聴いてみたいですよね。

佐々木・根本:がんばります!

ーーちなみに今後、どうぶつビスケッツ×PPPとしてこんな活動をしてみたいっていう野望はあったりします?

佐々木:そうだなあ……。『けものフレンズ』のときもアニメの劇中歌ではない、純粋なオリジナルアルバムをどうビスとPPPで作らせてもらったり、ゲームの主題歌を歌わせていただいているので、これからもアニメ外の活動はある気がするし、それはぜひやってみたいですね。

小野:あと『けものフレンズ2』から出てきた新しいキャラクターもいるので、その子が歌ったらどうなるんだろう? っていうのも楽しみではありますし。個人的には『けものフレンズ2』になってアライさんともうひとつ、オオセンザンコウの声も担当させていただけるようになったので、オオセンザンコウにも歌わせてあげたいなって思ってます。

尾崎:アライさんとオオセンザンコウが一緒に歌ったら面白そう!

ーーなんで小野さんにやたらと負荷を掛けたがってるんですか(笑)。

小野:でも『けものフレンズ』ってそういう遊びもできる作品だと思うし、8人でいろんな経験をさせてもらってお互いを高め合うこともできたので、このメンバーでもっといろんなことをしたいですね。

(取材・文=成松哲)

■リリース情報
『乗ってけ!ジャパリビート』
発売 :2019年2月13日(水)
通常盤
価格:¥1,300(税抜)
<収録曲>
01.乗ってけ!ジャパリビート / どうぶつビスケッツ×PPP
02.たんけんデイズ / どうぶつビスケッツ
03.アラウンドラウンド / PPP
04.乗ってけ!ジャパリビート( -off vocal ver.-)

初回限定盤A
価格:¥2,000(税抜)
<収録曲>
01.乗ってけ!ジャパリビート / どうぶつビスケッツ×PPP
02.たんけんデイズ / どうぶつビスケッツ
03.アラウンドラウンド / PPP
04.たんけんデイズ( -off vocal ver.-)

初回限定盤B
価格:¥2,000(税抜) 
<収録曲>
01.乗ってけ!ジャパリビート / どうぶつビスケッツ×PPP
02.たんけんデイズ / どうぶつビスケッツ
03.アラウンドラウンド / PPP
04.アラウンドラウンド( -off vocal ver.-)

初回限定盤A特典
特典DVD
<収録内容>
「乗ってけ!ジャパリビート」Music Video
「乗ってけ!ジャパリビート」MV&レコーディングメイキング映像

初回限定盤B特典
特典DVD
<収録内容>
「けものフレンズ2」アニメーション制作メイキング

「けものフレンズMUSIC」CD特設サイト

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