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超特急、ゲストと叶えたSAIKOU KOUSHIN!「“超”超フェス」神イベ確信の大団円

ナタリー

18/8/10(金) 8:00

昨日8月9日に東京・東京国際フォーラム ホールAにて、超特急が主催するライブイベント「HMV presents BULLET TRAIN 6th Anniversary Special『“超”超フェス』」の2日目公演が行われた。

全6組のゲストアーティストを迎え、2日間にわたって開催された「“超”超フェス」。DAIGO、コロッケ、PUFFYとジャンルレスなゲストが登場し、超特急メンバーとのにぎやかなコラボも展開された前日8日の初日公演に続き、この日の2日目公演にはFLYING KIDS、DJ和、ベリーグッドマンが参加し、超特急の6人とのこの日限りのにぎやかなセッションを繰り広げた。

この日の“祭”はカイの「2日目始まりました! 皆さん楽しんでいきましょう!」という声でスタートした。巨大なやぐらの舞台セットの上から姿を見せた超特急は前日の派手な柄物の甚平とは異なる、淡い染め物の甚平に兵児帯や組紐を締めたポップな和装姿。1曲目に披露されたのは最新シングルのタイトルトラック「Jesus」で、6人は表情をクルクルと変えながらこの曲を届けた。「Jesus」を終えると彼らは自己紹介して、リョウガは「去年の『超フェス』よりもパワーアップしたライブを届けていきたいと思います!」と誓う。

カイが「ここからはペンライト消灯禁止ね!」、リョウガが「電池の減りとか気にすんじゃないぞ」と8号車(超特急ファンの呼称)に約束すると、ステージにはFLYING KIDSが登場。超特急のグッズの法被を着た浜崎貴司(Vo)は「超フェス、盛り上がっていくよ!」と呼びかけ、カッティングギターの音色と共に「ラッセーラ」をドロップした。浜崎の「ラッセーラ!」という声に合わせて8号車はペンライトを掲げて音に乗る。手練れのバンドメンバーが奏でるグルーヴィなアンサンブルと浜崎のソウルフルな歌声が響き渡り、会場は一瞬にして彼らのファンクサウンドで満たされていった。

2曲を終えると浜崎は8号車へバンドを紹介し「言っちゃえば自分の子供くらいの年齢の超特急のイベント。呼んでくれてありがとうね」と感謝を伝える。彼が「大人の階段を上りすぎた僕らだけど、一緒に盛り上がってね」と言うと8号車は「イエーイ!」と大きな声で反応し、これには浜崎も「やる気あるねえ!」と表情をほころばせていた。

次に彼らがプレイしたのはムーディなミドルチューンの「ファンキースター」。ここではアロハシャツに着替えた超特急メンバーが姿を見せ、バンドとのセッションを展開した。リョウガ、タクヤ、ユースケはサックスソロに、カイとユーキはキーボードソロに乗せてソロダンスをリレーする。彼らはうねるビートにゆったりと身をゆだね、普段あまりのぞかせることのない大人びた表現で観客を魅了。またタカシは浜崎と声を重ね、“ダブルタカシ”の世代を超えたユニゾンに会場には笑顔が広がった。

「平成の間歌い続けてきた曲を皆さんに贈ります」という言葉と共に代表曲「幸せであるように」をしっとりと届けると、FLYING KIDSは「風の吹き抜ける場所へ」で自身のステージを結んだ。ソプラノサックスとアコースティックギターの温かなサウンドが会場に響き渡り、ムード満点のこのサマーチューンにペンライトも楽しげに揺れる。最後に浜崎は「最後まで楽しい夜を過ごしてね!」と言ってさっそうとステージをあとにした。

ゲストアクトの2番手を担ったDJ和がやぐらの最上層に登場すると、会場のムードは一変。ハイテンションなサマーチューン「HOT LIMIT」を初っ端からスピンした彼は「一緒に夏を楽しみましょう!」と8号車を煽る。続けて「女々しくて」などアッパーなJ-POPを次々につなぐと、「夏祭り」からはピンク色のペンライトを手にオーディエンスの大合唱を誘った。

「ultra soul」で最初のピークを作り出すと、彼はもう1段ギアを上げるべく巧みなターンテーブルさばきを見せながら「君の知らない物語」「ピースサイン」といったナンバーをドロップしていった。すると「夏色えがおで1,2,Jump!」で超特急のラブライバー、リョウガが客席扉から登場。“ヲタ特急”の出で立ちの彼は背負っていたリュックを下ろすとステージサイドでμ's完コピのダンスを踊ってみせる。当たり前のように完璧なパフォーマンスで笑顔を弾けさせるリョウガのオンステージに8号車も熱狂。さらに次の「帰り道」ではもう1人のヲタ特急・ユーキも客席通路に乱入してキュートなダンスを踊り、一層の歓声を集めてみせた。メインステージに歩みを進めた2人は「千本桜」でキレ味鋭すぎるヲタ芸を打って会場の興奮を最高潮まで引き上げる。ユーキがドジッ子の本領を発揮し赤いサイリウムを思い切り飛ばしてしまうハプニングもあったが、2人は即座にオレンジの“メガ大閃光”をリュックから取り出して最後のポーズを決める。客席の反応に満足したのか、この曲を終えるとユーキは「楽しかったでござるな、リョウガ氏」とひと言。リョウガは「和殿、ありがとう。さ、アニメ観よ」と言ってそそくさと舞台裏へと消えていった。

2人のオタクが退場したあともDJ和は「U.S.A.」「ようこそジャパリパークへ」とオーディエンスの心をつかむ選曲で会場の一体感を高め、ベリーグッドマンのステージへとバトンをつないだ。「まずはそこから」でライブをスタートさせたベリーグッドマンのMOCAの額には「超」の文字。彼は「OK、手を叩こう!」「超特急好きは右手を挙げてみろ!」と笑顔で客席に呼びかけて8号車を自分たちのパフォーマンスにグイグイと引き込んでいく。彼らはその後も「Brand New World」「ライトスタンド」で息ぴったりに声を重ね、ポジティブなメッセージをオーディエンスへと届けていった。

4曲目の「Vibes UP!!」には超特急メンバーが“乱入”し、ベリーグッドマンと一緒にタオルを思い切り振り回してひとつになる。ハイテンションなタクヤとリョウガがブレイクダンスのフロア技を決めて笑い合うシーンも観客の目を楽しませ、ステージ上のメンバーは最後に手にしていたタオルを思い切り客席へ投げ入れて笑顔を交わした。超特急のパワーを受け取ったベリーグッドマンが次に披露したのは「ライオン(2018New Ver.)」。MOCAは「どんなことがあっても負けへん、って人はペンライトを挙げて!」と呼びかけ、Rover、HiDEXと共にまっすぐな歌声で力強いハーモニーを聴かせる。MOCAが8号車と“友達”になるべく客席へ降りて歌声を届けた「友達の歌」で一層会場を盛り上げた彼らはラストに「ベリーグッド」をパフォーマンス。「超超超 “超”超フェス!」の大きなコールで観客を笑顔にすると「最高でした、ありがとうございました!」と言って自身のステージを終えた。

「“超”超フェス」のラストを飾る超特急のステージは、ユースケの「踊れ、歌え、今を楽しめー!」という号令で幕を開けた。センターのユースケを筆頭に、メンバー全員が天井を突き破るほどの大絶叫で並々ならぬ気合いをにじませた「バッタマン」で1曲目からエンジン全開の彼らは、さらなる熱狂を誘うべく2曲目にこの夏の新曲「Booster」を畳み掛ける。ユースケの股下からスライディングしてステージセンターに飛び出したタクヤやパワフルに身体を弾ませるカイが繰り出すラップにタカシの甘い歌声が絡むと、8号車がペンライトを振る手にも一層熱がこもっていく。

2曲を終えたMCでは、この日のライブを振り返っていった6人。ユースケが「途中、オタクいたよね……?」と首をかしげると、リョウガは「とある曲が聴こえてからの記憶が、ちょっとない……」ととぼけてみせる。リョウガとユーキが見せたヲタ芸についてカイは「裏で観てたけど、みんな大爆笑だったよ」と絶賛し、これにユーキは「命削りましたから。そのせいか、今ちょっと疲れてる……(笑)」と達成感を口にした。

ユーキとタカシ、リョウガとユースケ、カイとタクヤが笑い合うペアダンスに8号車の歓声が響いた「up to you」が披露されると、タクヤはカメラ目線で「それでは次の曲、行ってみよう!」とひと言。続く「超越マイウェイ」では楽しげなムードが一変、6人はシャープで攻撃的なダンスパフォーマンスでファンを魅了し、ステージサイドまで駆け出して観客を巻き込んでいった。そして「fanfare」のさわやかなイントロが鳴り響いたクライマックス、ユーキは「最終日、最後の最後まで楽しんでいきましょう!」と声を上げる。タカシが「もっともっとみんなの歌声が聴きたいです!」と呼びかけると、会場いっぱいに広がった6人に聴こえるように8号車は「オオオーオー♪」の大合唱を響かせて「ありがとう、大好き!」と言うタカシの大きな笑顔を誘っていた。

本編のラストナンバーとして届けられたのは、このイベントのテーマ曲でもある新曲の「SAIKOU KOUSHIN」。前日はオープニングを飾ったこの曲を最後に持って来た理由について、ユーキは「最高を更新して始まり、最高を更新して終わる。つまり、この『“超”超フェス』が“神イベント”になる、ということです!」と断言。そしてリョウガは「明日からはまた日常がスタートするけれど、その日常も最高を更新して始めようじゃないか、ってね」と付け加えた。このセットリストに込めた思いを体現すべく、ポジションに就いた6人はイントロのギターが響いた瞬間からエネルギーを全力で放出させる。ユーキとユースケによる“合体側転”、タカシの逆さ吊り歌唱、喪黒福造を憑依させたかのようなリョウガ渾身の「怪しい者ではありませーん」、カイとタクヤの追いかけっこと、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような目まぐるしいパフォーマンスで、この曲の歌詞通り“魂を燃やした”超特急。すべてを出し切った6人を代表して、リョウガは「“SAIKOU KOUSHIN”できました! 皆さん、僕たち超特急と、日々最高を更新していきましょう!」とメッセージを送ってステージをあとにした。

冷めやらぬ熱狂と大きな「超特急!」コールを受けて始まったアンコールでも、6人は力いっぱい舞台上を躍動。「NAI NAI NAI NAI NAI」とメンバーが思い切り顔を震わせる「SAY NO」では、「Love again」のダンスを踊ったタクヤに続いてユースケが「a kind of love」の決めポーズを見せる“Loveつながり”の粋なアドリブリレーも見られた。「Burn!」でユースケが「今度はみんなの声を聞かせて!」と言うとカイも積極的に客席の声を求め、会場には8号車の息の合った大合唱が響き渡る。大きな一体感を全身で受け止めたユースケは、メンバーと肩を組んで「『“超”超フェス』、超楽しい!」と思い切り笑顔を弾けさせた。

この日最後の曲を前に、じっと客席を見つめたリョウガが「改めて見ると、ホントにキレイだよねえ。俺、思うんだよ。俺って、宇宙一の幸せ者だなって……」とつぶやくと、本気なのか冗談なのかわからない彼の突然の発言に「なんか、謎キャラが出てきましたけども」とタカシが冷静に対処して笑いを誘うなど、最後まで抜群のチームワークを見せていた超特急。6人はここで改めてこの日のゲスト3組を迎え、ラストナンバー「浮つきWAVES」を出演者全員で届けた。ステージ上の全員がボーカルのタカシを囲むと、彼は晴れやかな表情で大サビを歌い上げ「『“超”超フェス』、終わらないでー!」と歌詞を言い変えてみせる。温かな一体感の中で迎えたフィナーレに、カイは「素晴らしいエンターテイナーの皆さんのおかげで、最高の『“超”超フェス』になりました!」とコメント。そしてリョウガは「年末の僕らのアリーナツアーに向けて、最高の一歩となる『“超”超フェス』でした」と充実感を言葉に滲ませ「これからも“SAIKOU KOUSHIN”しようなー!」と8号車に約束していた。

HMV presents BULLET TRAIN 6th Anniversary Special「“超”超フェス」“超”夏祭り Day2 2018年8月9日 東京国際フォーラム ホールA セットリスト

超特急

01. Jesus

FLYING KIDS

01. ラッセーラ
02. 新・我思うゆえに我あり
03. ファンキースター
04. 幸せであるように
05. 風の吹き抜ける場所へ

DJ和

ベリーグッドマン

01. まずはそこから
02. Brand New World
03. ライトスタンド
04. Vibes UP!!
05. ライオン(2018New Ver.)
06. 友達の歌
07. ベリーグッド

超特急

01. バッタマン
02. Booster
03. up to you
04. 超越マイウェイ
05. fanfare
06. SAIKOU KOUSHIN
<アンコール>
07. SAY NO
08. Burn!
09. 浮つきWAVES

(撮影:米山三郎、深野輝美、冨田望)