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iKON DKからIZ*ONE チェヨン、BTS所属事務所社長まで…JYPは“階段を上がるための登竜門”に?

リアルサウンド

19/1/28(月) 8:00

 『NHK紅白歌合戦』にも出場し、日本での人気を確立させた韓国のガールズグループ・TWICE。彼女たちが所属する事務所が、JYPエンターテインメント(以降、JYP)だ。SMエンターテインメント、YGエンターテインメントに並ぶ、韓国3大芸能事務所に名を連ねている。

(関連:K-POPグループの中国進出の歩みと今後 JYPからは“全員中国人”BOY STORY登場も

 実は、「JYP出身」のアイドルやアーティストが韓国芸能界には多数いる。今回は現JYPではないが、JYPへの所属歴やオーディション参加歴のあるアイドルやアーティストを取り上げてみたい。

■2PM、TWICE、GOT7、DAY6…JYPエンターテインメントとは?
 JYPエンターテインメントは、シンガーソングライターであるパク・ジニョンが1997年に立ち上げた芸能事務所「テホン企画」が元になっている。godなどを手がけ名前を広めた後、2001年にJYPエンターテインメントに名前を変更した。会社名になっている「JYP」は社長であるパク・ジニョン(Jin-Young Park)の頭文字から取っている。

 その後、共同経営者であるホン・スンソン(現CUBEエンターテインメント代表)と共に、現在は俳優として活躍しているRAIN(ピ)やWonder Girls、そして日本での人気を確立させた2PMなどを輩出し、数多くのヒットを生み出してきた。2008年にホン・スンソンがJYPを抜けることになるが、以降もGOT7、そしてTWICEなどの有名グループを生み出してきている。そして今年は新たにガールズグループのITZYがデビューを控えている。

■人材発掘に長けたJYPの「先見の明」
 JYPで練習生生活を送り惜しくもデビューを逃したが、その後他の事務所からデビューをしたり、JYPからデビュー後に移籍をして活躍しているアイドルやアーティストがK-POP界には多くいる。

 例えば、JYPで練習生生活を送った後、YGに移って2NE1としてデビューをしたCLなどが有名だ。また、一度はWonder Girlsとしてデビューしたが、その後JYPを辞めて前述した共同経営者であったホン・スンソンが立ち上げたCUBEエンターテインメントに移籍し、4Minuteとして再デビューをしたヒョナもいる。ヒップホップアーティストとして活躍しているJay Parkは2PMの元メンバー、そしてSan Eも元JYPだ。

 現役アイドルで言えば、iKONのDK(ドンヒョク)は公開オーディションで1位を獲得した後、一旦JYPで練習生生活を送ったようだ。しかし、YGに移籍しiKONのメンバーとしてデビューすることになる。現在の活躍は誰もがご存知のとおりだろう。

 先日カムバックして以降、音楽番組の1位を総なめにしているチョンハや、セクシーと男っぽさで独自の路線を確立したMONSTA Xのショヌ、『PRODUCE 48』に参加しIZ*ONEとしてデビューしたチェヨン、Wanna Oneの「Energetic」を手がけ“作曲ドル”として有名になったPENTAGONのフイなどもJYPの練習生だった。

 他にもJYP出身はK-POP界の中には多くいる。彼らすべてはハードルの高いJYPのオーディションをくぐり抜けてきた、長けた才能の持ち主であることは間違いない。そして、ここで特筆したいのは数多くの才能を見出すJYPの人材発掘における先見の明と、人材育成能力の素晴らしさということだ。

■才能あふれる人材が集まるオーディション
 数多くの才能を見出す力を持つJYPのオーディションにはそれこそ多くの“卵”たちが集まることになる。残念ながらオーディションには受からなかったが、”国民の妹”として人気になった歌手のIUもその一人だ。パク・ジニョンはのちに彼女を逃したことを後悔したと語っている。

 何回か開催されてきたJYPのオーディションの中でも、第9回目の公開オーディションに集まった面子が豪華だったと言われている。元練習生だった歌手・チョンハや、若手実力派俳優のジス、ボーイズグループ・ASTROのMJなどが参加していた。

 PENTAGONのメンバーであるホンソクや最近脱退したイドンも、同オーディションの参加者だ。その後、ホンソクはYGエンターテインメントの練習生となり、サバイバル番組『MIX & MATCH』に参加したことは有名だ。

 こうして見ていると韓国芸能界を目指している人たちの多くが、JYPを“経由”していることがわかる。掘れば掘るほど、JYPに関わってきた者が出てくるのが面白い。つまり、彼らにとってJYPは憧れの芸能事務所であり、“階段を上がるための登竜門”となっているのだろう。

■うまくいくコツは「人柄」?
 JYPは表舞台に立つ者だけを輩出しているわけではない。最初にも触れているが、CUBEエンターテインメントを立ち上げたホン・スンソンは初期JYPの共同経営者だった。そして、今や世界のBTSの所属事務所・Big Hitエンターテインメントの社長、パン・シヒョクはJYPのプロデューサーだったことはよく知られている。

 どちらもJYPにおいて経営者としての腕を磨き、今の地位を築いてきたのだろう。そういう意味ではJYPは芸能に携わる幅広い分野における人材育成に長けているのかもしれない。今後も“元JYP”の経営者が出てくる可能性はある。

 なぜJYPが彼らに選ばれるのか? それは社長であるパク・ジニョンが現役のアーティストであるということは大きいのではないだろうか。彼は今もシンガーソングライターとして韓国芸能界を賑わせている。

 そんな彼は以前、JYPに所属するアーティストたちに対して、「良い歌手である前に良い人であって欲しい」「真実、誠実、謙虚」の3つの条件をあげているとテレビ番組で語っていた。つまり、JYPにとっては才能だけでなく「人柄が大事」だというのだ。彼らを育てるパク・ジニョン自身が現役で活躍するからこそ、「才能だけでは上手くいかない」ことを知っているのだろう。韓国の芸能界の波を実際に感じているからこその重みのある言葉だ。

 これは筆者の個人的な見解だが、JYP出身者の多くがその過去を公にすることが多いと感じている。それはJYPという会社が彼らにとってはポジティブな思い出となっているからだろう。それはこの会社自身が“ポジティブ”だからかもしれない。

 これからも韓国芸能界を目指す多くの才能がJYPのオーディションを受けるはずだ。その中には今後K-POP界を動かしていく“金の卵”が眠っているに違いない。そんな彼らが発掘されるのが楽しみだ。(西門香央里)

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