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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

第2回

全3回

CLOSE UP『ういらぶ。』インタビュー 平野紫耀/桜井日奈子/佐藤祐市

平野紫耀×桜井日奈子 「お互い成長した姿で話せる同志に」

18/11/10(土)

初共演となった同世代の平野と桜井が撮影の思い出を振り返る対談インタビュー。桜井の生まれ故郷、岡山県でのふたりの思い出とは?

平野くんの周りには常に笑い声が溢れていた

本当は相思相愛でありながら、こじれにこじれた初恋をお互い持て余している幼なじみの和泉凛(平野)と春名優羽(桜井)。演じるふたりは、共に97年生まれの同い年ということもあってサバサバした同級生の雰囲気。いや、劇中ではもっぱら桜井を引っ張っていた平野が、対談の席についた途端しっかり者の桜井にむしろリードされている!?

桜井 最初にお会いしたのはジャニーズ事務所の中山優馬さんが座長の『それいゆ』(16)という舞台に私が出演させていただいていて、その舞台をたまたま平野くんが観に来たときだったよね。



平野  ああ、そっか! そうだった。でも、前から僕の中で(桜井は)なぜかクールな印象があって。映画で共演するって聞いたときは「平野、邪魔!」とか言われちゃったりするんじゃないかって、内心ビビってました。そういう人じゃなくて良かったです(笑)。



桜井 どこで培われたの、その印象!?(笑)



平野 分かんないけど(笑)。でも実際共演してみたら、フレンドリーだし、周りがよく見えていて、スタッフさんへの気遣いもすごくて……。同い年なのにすごいなって、尊敬しましたよ。



桜井 平野くんも役のイメージと違って紳士でしたよ。マイペースでありながら、誰に対しても「お先にどうぞ」とか「大丈夫?」と飾り気なく声をかけてくれるところがあって、だから人が寄ってくるんだと思いました。平野くんの周りには常にみんなの笑い声が溢れていた記憶があります。



平野 ……(満足気に)その話、あと30分ぐらい聞いていたいね(笑)。まぁ幸い、幼なじみっぽい打ち解けた空気は割と早く作れたんじゃないかと思うんだけど。



桜井 うんうん。幼なじみ感を出すためにあえて何かしよう、とかはなかったよね。同世代だし。



平野 合間の時間やみんながいる所でもリラックスし過ぎていて、何やってたか思い出せない。アイドルとしてどうかと思うぐらい、背筋丸めてボーッとしてた(笑)。でもみんなそうだったよね? 女子チームも朝、むくんだ顔のまま平気で来るし……。ああっ、女優さんにとんだ失言を!!(汗) でもそれぐらいみんな飾らず、近い距離感でいられたと思います(笑)。

ヒナちゃんおすすめの岡山の注目スポットへ

主要なロケ地は岡山県。岡山といえば桜井の生まれ故郷だが、これはあくまで偶然だったそう。

桜井 岡山は〝晴れの国〞って言われるほど雨が少ないことで有名だから、映画の撮影に向いているらしくて。『ういらぶ。』以外にも結構いろいろな作品のロケ地になっているんですよ。



平野 そういえば撮影の休みに、実家に帰ってたよね。7月に豪雨災害があったけど大丈夫だった?



桜井 実家は大丈夫でした。



平野 良かった。なんか、休日とか撮影が早く終わる日はヒナちゃんに「今日何したらいい?」って、おすすめの観光地とかおいしいお店とか、紹介してもらってたよね。行けなかった所もあるけど。



桜井 うんうん。まぁ、岡山の名所って私もそんなにたくさん知らないんだけど……。遊園地は2カ所行ったんでしょ?



平野 そう、うちのスタッフたちと。あ〜れはマジで怖かった! 富士急の絶叫マシンとかとはまた違う意味でスリリングな(笑)、古い遊園地があるんですよ。



桜井 有名な所がね。

 

佐藤祐市監督はそれぞれの演技をカチッと型にはめることはせず、割と自由にやらせてくれる監督だった、と口をそろえるふたり。

平野 むしろ「俺は〝キュンキュン〞がどんなものか分からないから若いアイデアをくれ」って言われていて。今思うと、監督が一番楽しんでた気がする(笑)。



桜井 そうだね(笑)。でも監督の言葉でちょっと心に残ったのは、「何が出るか分からない俳優が面白い」という言葉。それ聞いちゃうと「自分にも何かできないかな」って考えちゃうじゃん? でも、その監督の期待に応えられるような力量はまだ全然なかった。



平野 そっかぁ。俺はおちゃらけるシーンが多かったから、そこは事前に「何パターンか作ってきて」と言われて、ドライ(リハーサル)で10回以上おちゃらけるシーンをやったね。全部違うパターンで。



桜井 それ結構キツイね! 10回もやると、自分でも何が面白いのかよく分からなくなってこない?



平野 そう、もう全然分かってない(笑)。ただ監督は全部ちゃんと覚えてて「3コ目のパターンでやろう」とか言ってくるんだよ。どれでしたっけ?っていう。



桜井 (笑)。何にせよ、監督からは「何か面白いことできないかな」って常に考えられている姿勢みたいなものを感じたよね。



平野 うん。ヒナちゃんは演じる上で、何か原作漫画のイメージに近づけようとか、した?



桜井 私は声かな。地声が低いから、優羽のネガティブな感じを出せるように。優羽の〝あわわポーズ〞(※優羽は緊張したり怯えたりすると両サイドの髪で顔を隠す癖がある)は共感できる部分でもあるんだよね。



平野 そうなの?



桜井 私も、恥ずかしいと髪で顔隠したくなるから。上京したての頃とかは、前髪をすっごい長くして、自分の目が相手から見えないようにしてるのが好きだったの。安心できて。だから優羽のあの心理はすごく分かる。



平野 なるほど。俺は外見的なことよりも、ドSなセリフを躊躇なく言えるよう努力が必要だったかなぁ。例えば女の人に「お前」って絶対言えないんだよ。コンサートでも「お前ら盛り上がってるか〜!?」とか言えなくて、「皆さん盛り上がってますか〜!」。



桜井 そうなんだ(笑)。



平野 選挙の候補者みたいになっちゃう(笑)。普段言い慣れてない言葉をスラッと言うのって、難しいものなんだね。

ちょっと遠くなったけどこういう関係がうれしい

知ってのとおり平野は映画の撮影終了後、King & PrinceとしてCDデビューを果たし、一躍トップアイドルの仲間入り。桜井も映画にドラマにバラエティにと活動の場を広げている。クランクアップしてからの約1年間、ふたりは互いの活躍をどのように見ていたのだろうか。

桜井 やっぱりKing & Princeがデビューして曲もよく耳にするし、ドラマ『花のち晴れ〜花男Next Season〜』でもメインを張っていて、私の周りでも話題の的で。グンと遠くに行っちゃったような感覚はあります。もともと近い存在じゃなかったんだけど(笑)。でも共演したとき以上にすごくキラキラして見えて……そんな人とこうして一緒にお仕事してるのが畏れ多い気持ちです。



平野 いやいや、こっちこそですよ! 大活躍じゃん!! だってちょっと悲しかったですもん、『ういらぶ。』が終わった数日後にはもうバッサリ髪を切っていて。



桜井 ああ、すぐ次の作品に入っちゃったから(笑)。



平野 「終わったぜ!」とばかりにソッコーで(笑)。ああ、もう優羽じゃないじゃん……って。



桜井 アハハ! それを言うならこっちだって『花晴れ…』のとき、「もう凛くんじゃないんだな〜」と思ってたよ?



平野 なんか、1回期間が空くと不思議な感覚がありますね(笑)。



桜井 でもこの感覚、ちょっとうれしい。平野くんに限らず他の共演者とも、次また何かの作品で一緒になったときにお互い成長した姿で、「あのときああだったよね、こうだったよね」と話せる同志みたいな関係になっていたいなぁって。そういうの、憧れてるんです。



最後に、恋愛映画にちなんで質問。おふたりがこれまでに観た、No.1恋愛映画は?

桜井 『きみに読む物語』(05)。キラキラした幸せなラブストーリーももちろん好きですけど、そうじゃない、ちょっと切なくてしっとりと心が温かくなるような大人のラブストーリーに惹かれます。



平野 俺は『いま、会いにゆきます』(04)が大好きで。最初は家族と小学生のときに観たんですけど、大人になってからふとまた観たら、めちゃくちゃいいストーリーで! 以来、50回は観てます。



桜井 なんだか意外〜。



平野 意外かな?(笑) 確かに普段はアクションしか観ないけどね、その1本はちょっと特別。

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取材・文:上甲薫 

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