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いま、最高の一本に出会える

次代担うアーティスト集結、コラボやサプライズも披露した『SACRA MUSIC FES.2019』DAY-1

リアルサウンド

19/6/4(火) 12:00

 LiSAや藍井エイルなど人気のアニソンシンガーが所属する音楽レーベル<SACRA MUSIC>による、音楽フェスティバル『SACRA MUSIC FES.2019 -NEW GENERATION-』が、5月18日と19日に千葉・幕張メッセ イベントホールで開催された。同レーベルの次代を担うアーティストが多数出演し、それぞれのステージやコラボを繰り広げたほか、シークレットゲストとして18日のDAY-1には、EGOISTと藍井エイルが出演して盛り上げ、スピラ・スピカ、ReoNa、ASCAなどNEW GENERATIONの存在感が収穫だったと言えるイベントになった。

豪華コラボで人気ナンバーを披露

 トップバッターは、作曲家としても活躍する堀江晶太(Ba)を擁するロックバンドのPENGUIN RESEARCH。「君たちの自由な楽しみ方で楽しんでください」と、生田鷹司(Vo.)。360度から観客が取り囲むセンターステージを楽しむように、最新シングル曲「決闘」など、熱いロックナンバーを繰り出した。そのPENGUIN RESEARCHの生田&堀江とコラボを展開したのは、声優アーティストの斉藤壮馬。PENGUIN RESEARCHの曲「ボタン」をアコースティックで歌い、切なさ溢れる歌声で観客を魅了した。その斉藤はソロステージで、「今日はみなさんとデートしにきました」と観客に語りかけ、3rdシングル「デート」などを歌唱。「めっちゃ楽しい」とつぶやいて、フェスを楽しんでいた様子。爽やかな笑顔と真っ直ぐな歌声で、ファンのハートをがっちり掴んだ。

 出演者同士によるコラボも、見どころになった同フェス。最初のコラボは、ClariSとTrySailが魅せてくれた。会場後方のフローター上にClariSの面を付けたTrySailの3人が登場し、ClariSの代表曲「コネクト」の冒頭を歌うと、会場がドッと沸いた。場所を本ステージに移すと、本家ClariSの2人も登場して5人で並んで歌うという豪華コラボに、会場からは「尊い」と声があがっていた。

 「長いからって体力を温存しちゃダメだからね」と客席を盛り上げた綾野ましろは、デビュー曲「ideal white」など3曲を熱唱。綾野カラーの白いライトが広がる会場で、ステージをエネルギッシュに駆け回りながら勢いのあるボーカルを披露。綾野は後半で、GARNiDELiAのメイリアと自身の「vanilla sky」をデュエットでも魅せた。2人のパワフルな歌声に、会場にはかけ声が上がり、パワフルさと元気がみなぎるステージングで盛り上げた。

 ステージの下からせり上がって登場した三月のパンタシアのみあ(Vo)は、「初めて床の下から出て、今テンションが上がっています」と嬉しそうな表情を見せた。「ピンクレモネード」など2曲を、身振り手振りを交えながら歌い、キラキラとした世界感に観客を引き込む。ステージの上のビジョンから、「ジャンプしろ!」と会場を盛り上げたVTuberの輝夜 月。「Beyond the Moon」をハイテンションで歌うと、観客も歓声でそれに応えた。

  「みんなに会えるの、ごっついたのしみにしとったんです!ヤッホー!」と、幹葉(Vo)の徳島弁のMCによって、等身大の魅力を発揮したスピラ・スピカ。5月29日にリリースの新曲「恋はミラクル」などを披露し、観客は元気いっぱいの幹葉と共に曲に合わせてジャンプして1つになった。「コラボとかやってみたかったんじゃ!」と言う幹葉に、迎え入れられたのはhalca。コラボで歌ったのは、アニメ『冴えない彼女の育て方』OPテーマ「君色シグナル」で、「せーの」と声を合わせてタイトルを言うと、会場には大歓声が響いた。二人で手を繋いで歌い、客席には手拍子が広がっていく。続けてhalcaのソロステージでは、「1曲目から楽しい曲を歌わせてもらってありがとうございます」と挨拶をして、最新シングル「センチメンタルクライシス」などを披露。振り付けを交えたポップで可愛らしいステージングで魅せ、観客は上げた手を左右に揺らしながら、かけ声をかけて盛り上がっていた。

 前半のトリに登場したGARNiDELiA。最新シングル「REBEL FLAG」など4曲を華麗なダンスと共に聴かせた。ロックとEDMが融合したハイブリッドなサウンドに、客席のボルテージが上がる。ラストにはライブで定番の楽曲「極楽浄土」を歌い、メイリアの導きで観客も一緒に振り付けを楽しんだ。

次世代のシンガーが会場を圧倒

 後半戦の最初は、指原莉乃がプロデュースと作詞を手がけるアイドルグループの=LOVEが登場。「今日は大好きな先輩達と一緒のステージに立てて興奮しています」とメンバー。「手遅れcaution」では、髪を振り乱して激しく歌い踊って、アイドルには異色の雰囲気で存在感を発揮。最新曲「探せ ダイヤモンドリリー」では、実にアイドルらしい爽やかさと可愛さを振りまいて観客を魅了した。

 ハスキーなボーカルと独特の空気感を持ったMCで、会場を盛り上げたReoNa。「SACRA MUSICのみんなと歌を届けられることを楽しみにしていました。みんなもそうだったらいいな」と語りかけ、神崎エルザ starring ReoNa名義で発表した「ピルグリム」など3曲を披露。最新曲「forget-me-not」では、繊細な中にエモーショナルさが溢れるボーカルを聴かせ、そのオンリーワンの歌声に、観客は息を呑んで引き込まれていた。去り際の「じゃあな!」という一言でも、彼女らしさを印象づけた。

 圧倒的なパワーと表現力で観客を飲み込んだASCA。最新楽曲「RESISTER」を歌うと、鋭くエネルギーに満ちあふれた歌声で、会場をASCA色に染め上げた。「凛」では、クラシックとヘヴィロックが融合したサウンドで、ダークさを感じさせる世界へと引き込む。その中で輝く、希望を感じられる歌声に観客は聴き惚れていた。ASCAは、ReoNaとのコラボで春奈るなの「Overfly」を歌って会場を沸かせた。タイプの違った二人のデュエットは聴き応えたっぷりで、会場からは大きな拍手が贈られた。また、SawanoHiroyuki[nZk]のステージにも登場して「Unti-L」も歌唱。澤野が生み出す幻想的な世界に寄り添い、時に抗うようにハイトーンを響かせ、ASCAというボーカリストとして存在感を発揮した。

 そのSawanoHiroyuki[nZk]は、ステージに置かれたグランドピアノを華麗に弾きながら、まるでハリウッド映画のようなスケールの大きな世界観で観客を圧倒した。ボーカリストのGemieとTielleを迎えて、Aimer with chelly (EGOIST)の「ninelie」のカバーなど4曲を披露し、観客は緊張感みなぎる澤野の世界に没入した。

 冒頭でも触れたが、この日は2組のシークレットゲストが登場。最初のシークレットゲスト・EGOISTは、ビジョンの中から、表現力豊かなボーカルを聴かせた。まるで壮大なオペラを聴くような「英雄 運命の詩」。ボーカルのchellyは、同曲がオープニングテーマになっていたアニメ『Fate/Apocrypha』のジャンヌの甲冑を着ており、アニメファンは大興奮で声援を送っていた。

 ClariSが登場すると、女の子らしいドリーミーな世界感に会場が一気に華やいだ。名曲「irony」を始め、3曲を披露した2人。バレリーナのようにゆったりとステージを舞うようにパフォーマンスしながら歌うと、客席にはサイリウムの光が揺れる。「ヒトリゴト」では軽快なリズムに合わせて、客席からかけ声があがった。

 冒頭のClariSとのコラボでも会場を沸かせたTrySailは、「センパイ。」など4曲を歌い、会場が1つになって盛り上がった。「センパイ。」では、〈好き〉のセリフに観客がドッと沸く場面も。「普段のライブで背中を観られることがないからドキドキする」と、360度のステージが新鮮といった感じの麻倉もも。雨宮天は「一番後ろまで全力で届けるから気を抜かないで」と語りかける。「めいっぱい至近距離で楽しんで下さい」とMCで語った夏川椎菜は、アッパーの「High Free Spirits」で、こぶしを握りしめて「幕張〜!」とシャウト。ラストの「adrenaline!!!」ではノリのいいサウンドに乗せて、3人は観客と共にジャンプ。可愛さ、格好良さ、熱さ、楽しさ、すべてが詰まったTrySailのステージを、観客は全力で楽しんだ。

 1日目のラストに、2組目のシークレットゲストとして藍井エイルが登場すると、驚きで会場がどよめいた。藍井が「アイリス」を歌うと、パワー溢れる歌声にどよめきが歓喜の歓声へと変わる。「今日はシークレットゲストとして出演させていただきました。各アーティストの思いを、受け取ってもらえましたか? まだまだ元気ありますか?」と、藍井。「流星」では、壮快さのあるサビメロと唯一無二のハイトーンに会場が沸き、客席を埋め尽くしたブルーのライトがリズムに乗せて揺れる。最後に代表曲「INNOCENCE」を歌うと、観客も一緒に歌って会場が1つになる。「幕張いくよ」という合図で観客が一斉にジャンプして、熱いライブを締めくくった。

■榑林史章
「THE BEST☆HIT」の編集を経て音楽ライターに。オールジャンルに対応し、これまでにインタビューした本数は、延べ4,000本以上。日本工学院専門学校ミュージックカレッジで講師も務めている。

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