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「MONO NO AWARE『AHA』リリースツアー『OHO』」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:石崎祥子)

MONO NO AWARE、恵比寿で轟々鳴らした「OHO」ツアーファイナル

ナタリー

18/11/22(木) 23:12

MONO NO AWAREが11月16日に東京・LIQUIDROOMにてライブツアー「MONO NO AWARE『AHA』リリースツアー『OHO』」のファイナル公演を開催した。

黒幕が開くと、そこにはシルバーのカーテンに赤い「AHA」の文字が配置された、2ndアルバム「AHA」のジャケットをイメージさせるステージが。舞台の中央に仁王立ちした玉置周啓(Vo, G)は「4度の『AHA』のご唱和にお付き合いいただいて、ライブが始まる運びでございます」と仰々しく語り、観客たちが彼に言われるがままに「AHA!」と4度唱和すると、バンドは「機関銃を撃たせないで」でライブをスタートさせた。

柳澤豊(Dr)が刻む軽快なビート、竹田綾子(B)が黙々と奏でるうねるベースライン、そして玉置と加藤成順(G)のギターアンサンブルが折り重なり、ダイナミックなバンドサウンドが鳴らされると、観客たちは一斉に踊り出す。MONO NO AWAREは「マンマミーヤ!」や「轟々雷音」など、「AHA」と1stアルバム「人生、山おり谷おり」の楽曲をバランスよく配置したセットリストで次々と楽曲を披露。玉置はこぶしの効いた歌声を気持ちよさそうに響かせ、オーディエンスを魅了していた。

「明日晴れたら」でパワフルなロックンロールを奏でたあと、玉置は地元・八丈島で過ごした学生時代のことを、同郷の加藤に都度同意を求めながら語る。加藤が「周啓は高校のときから変わらないなって思う。好きなものを作って、みんなが付いてきてくれるのって幸せだよね」と言うと、玉置は「なんか通知表を見せて感想を言われてるみたい……でも僕は幸せ者でーす!」と笑顔を見せた。学生時代に憧れていた“Yくん”と成人式で再会した際に「うらやましかった」と伝えたところ、その“Yくん”からは「俺はお前がうらやましかったよ」と言われたというエピソードを明かした玉置は、そのエピソードをもとに制作したという「勇敢なあの子」を披露。玉置の少年時代と八丈島の情景がありありと浮かび上がるナンバーを4人は丁寧に演奏した。

「me to me」からはディープな世界観を持った楽曲が続き、バンドはリバーブの効いた轟音で会場を満たす。「夢の中で」では玉置が渾身のシャウトを放ち、会場を圧倒していた。「東京」という名曲を発表しているくるりや銀杏BOYZ、MOROHAなどの名前を挙げながら、玉置はMONO NO AWAREの「東京」について言及。そして「(八丈島に)帰りたいと思うのは少年時代の記憶があるから。それを求めて生きていくと、それだけになって進歩がない。だから僕にはバイブルが必要だった。それが『東京』。僕は戻らず今やるべきことを粛々とやる」と宣言し、メンバーと共に「東京」を熱演する。4人がエモーショナルに音をぶつけ合い演奏が終わると、観客は大歓声を送った。その後、MONO NO AWAREは「AHA」の収録曲を連続で披露。「センチメンタル・ジャーニー」まで駆け抜け、ライブを終了させた。

アンコールでは「駈け落ち」と「イワンコッチャナイ」がプレイされたほか、2019年2月15日に東京・東京キネマ倶楽部にてゲストを迎えた自主企画「天下一舞踏会」の開催が決まったことが発表された。

MONO NO AWARE「AHA」リリースツアー「OHO」2018年11月16日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 機関銃を撃たせないで
02. マンマミーヤ!
03. 井戸育ち
04. 轟々雷音
05. ひと夏の恋
06. ブーゲンビリア
07. 明日晴れたら
08. 勇敢なあの子
09. me to me
10. 窓
11. 夢の中で
12. 東京
13. DUGHNUTS
14. かごめかごめ
15. そういう日もある
16. センチメンタル・ジャーニー
<アンコール>
17. 駈け落ち
18. イワンコッチャナイ

天下一舞踏会

2019年2月15日(金)東京都 東京キネマ倶楽部