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V6、新シングルはグループの生き様を体現した作品に? 今夜『Mステ』と『バズリズム』で両曲披露

リアルサウンド

19/6/7(金) 6:00

 V6が、6月5日に通算51枚目となるダブルA面シングル『ある日願いが叶ったんだ / All For You』をリリースした。「ある日願いが叶ったんだ」は、井ノ原快彦主演ドラマ『特捜9 season2』(テレビ朝日系)の主題歌で、ケツメイシRYOJIによる書き下ろしソング。そして「All For You」は2017年にデビューした覆面アーティストAmPm(アムパム)による、英語詞のダンスチューンだ。

(関連:V6、アニメ『ONE PIECE』主題歌はなぜ説得力がある? グループとの共通点から考える

 本日6月7日は、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で「ある日願いが叶ったんだ」、そして『バズリズム02』(日本テレビ系)で「All For You」と、2曲が披露されるスペシャルな夜。オンエアを前に、少しだけ魅力をおさらいしておきたい。

 「ある日願いが叶ったんだ」は、いきなりサビから始まるキャッチーなサウンドで、一度聴いたら忘れられない作品。「女性なら誰もが言われたい言葉」と、三宅健が言うように、綴られる歌詞はまっすぐな愛情。言われて嬉しい言葉は何度でも聞きたいもの。まるで“もう1回言って“と、おねだりをしたい気持ちを見透かしたように、繰り返し歌われる「守りたい」「愛したい」というフレーズに、少しくすぐったい気持ちになる。小細工なしの真っ直ぐでピュアな言葉が胸を突く。一方で、刹那的な「愛してる」よりも末永く「愛したい」という冷静な感情が情緒的だ。そのバランスが、いつまでも少年心を忘れず、それでいて大人の落ち着きが漂うV6によく似合う。

 ケツメイシRYOJIとV6は同世代。楽曲提供に際して、RYOJIが寄せた「落ち着きたい部分、まだはしゃぎたい気持ち、こんな狭間で毎日揺れている、そんな世代感を盛り込んだ楽曲をお届けしたかったので、この楽曲が選ばれたときには正直嬉しかったです。タキシードとライダースを両方着こなせるV6のメンバーさんの色気がこの曲を通して垣間見られるのではと、とても楽しみでなりません」というコメントにも深く頷いてしまう。

 MVでは願いごとを実現する、叶え人となった小さなV6が登場する。その演出も、彼らが持つカワイイとカッコいいの二面性を表していて微笑ましい。また、この願いごとは実際にファンから6日間限定で集められたリアルな声というのも興味深いところ。実に、3万通もの応募があったというから驚きだ。かねてからV6の作品は、メンバーとスタッフ、そしてファンの信頼関係を感じさせる取り組みが多い傾向にあるのが特徴だ。昨年の『The ONES』ツアーでは、投稿写真でV6のモザイクアートを作成し、多くのファンを喜ばせてくれたのも記憶に新しい。

 今回もスタッフの粋な計らいによって、MVに使われなかった願いごともすべてアスキーアートというひとつの作品に(参考:オフィシャルサイト)。ファン同士が、お互いの願いを見て、温かい気持ちになったり、それが叶うようにと願うことができたりする、優しい世界が広がっている。こんなにも穏やかな空気が生まれるのは、きっとV6が持つ優しさが伝播しているからではないだろうか。

 雑誌『週刊ザテレビジョン』最新号のインタビューを見てみると、「ファンが願いを叶えてくれるなら何をお願いする?」という質問に「元気でいてよ」(井ノ原)、「ずっと好きでいて」(三宅)、「作品をこれからも見てください。ファンの人が好きそうな作品は、あまりやれてないかも知れないけど(笑)」(岡田准一)、「もう十分だよ。いつも笑顔で一日が終わってほしい」(坂本昌行)、「ずっとファンで居てくれたらうれしい」(長野博)、「願うなら、ずっとこの先も一緒に年を取っていけたら」(森田剛)と、改めてV6メンバー自身がいつもファンの幸せを願っていることに気付かされる。そして、V6という存在を通じて、その幸せを叶えたいと思っているのだ。

 そんなふうに、いつもありのままを受け入れる愛情が溢れている中でも、V6は決して甘んじることなくいつも新たな挑戦を続けている。それがV6作品の大きな魅力だ。今回「All For You」では、ファンにはすっかりおなじみになっているYOSHIEが振付を担当。まだ日本では馴染みの薄い、テンプテーションズステップが取り入れられ、キレキレのダンスをがむしゃらに踊るのとは違った、余裕を感じさせる美しさに挑んでいる。三宅は『三宅健のラヂオ』で「激むずダンス。よくぞ振り付けを覚えてくれてたと、よくぞ踊ってくれましたと、言わんばかりの楽曲になる予定です」と語っていたのを思い出し、今夜の『バズリズム02』に期待が高まる。

 ちなみに、楽曲を提供したAmPmにとっても本作は挑戦作だったようで「試行錯誤の中で、トラックメイキングを主に担当した、Chocoholicの強い気持ちや、一緒に制作をしたロサンゼルスにいるArnerや、Chiris達の優しい気持ちが、トラックの中に良い形で融合したものになったと思っています」とコメントしている。V6と共に成長していきたい、というモチベーションになるのも、彼ら自身が挑戦を続けているからこそだ。

 少年らしいピュアさと、大人の男性的余裕。安定した関係性の中に、冒険する楽しみを添えて……まるでV6というグループの生き様を体現したかのようなダブルA面シングルの2曲を、連続して堪能できる貴重な夜を、決して見逃さないでほしい。(文=佐藤結衣)

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