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ぴあ

©2014 Bruce Posner-Sami van Ingen. Moana ©1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana © ℗1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp.

記録映画『モアナ』に蓮實重彦、U-zhaan、中沢新一らがコメント 新予告も

CINRA.NET

18/9/8(土) 20:30

ドキュメンタリー映画『モアナ 南海の歓喜』の新予告編と著名人コメントが公開された。

同作は、「ドキュメンタリー映画の父」として知られるロバート・フラハティ監督が、南太平洋のサモア諸島で暮らすルペンガー家の息子で、結婚を控えるモアナの姿を捉えた作品。「ドキュメンタリー」という言葉は、同作の1926年のオリジナル版公開時に新聞の映画評で使われたことが起源とされている。

今回公開されるのは、無声だった作品に娘のモニカ・フラハティ監督が現地の人々による音や会話、民謡を録音し、付け加えた1980年版に、最新のデジタル技術を施した2014年版。予告編ではサモアの人々が踊る様子や、海で亀と戯れるシーン、漁を行なう場面などが映し出されている。

コメントを寄せた著名人は、ジャン・ルノワール、蓮實重彦、中原昌也、ピーター・バラカン、Sandii、中沢新一、ゴンザレス三上(ゴンチチ)、チチ松村(ゴンチチ)、U-zhaan、石川直樹、沼田元氣。『モアナ 南海の歓喜』は9月15日から東京・神保町の岩波ホールで公開される。

ジャン・ルノワールのコメント

魅了された。この興奮を忘れたくない!

蓮實重彦のコメント

二股に別れた白い木の幹の画面で始まるこの傑作で、フラハティは、荷物を背負う天秤、動物を捕るための罠、喉を潤す液体、海亀を調理する薪として、木の幹と生活との美しい関係をじっと見つめる。

中原昌也のコメント

画があって音がある…現代の映画が忘れた根源的な素晴らしさが、スクリーンから溢れ出し、豊かな恍惚の時間を与えてくれた。

ピーター・バラカンのコメント

明らかに演出ありの創作ドキュメンタリーですが、まさに自然と共に暮らすサモアの人たちの姿をリアルに捉えた昭和元年のとても魅了的な作品です。

Sandiiのコメント

その時代の空気の中にしか存在しない光の粒子がいたるところに輝いている。とても貴重な「日常のポリネシア」を世に残してくれた有難い作品。もうあの時代には誰も戻れない、その愛おしさを感じてほしい。

中沢新一のコメント

ドキュメンタリーは科学と詩の中間に創造された現代の神話思考であり、R.フラハティがその発明者である。現実に忠実に撮影されたフィルムを、野生の思考によって編集する。はじまりのドキュメンタリー映画『モアナ南海の歓喜』では、現実そのものが比類なく美しい詩に変貌している。

ゴンザレス三上(ゴンチチ)のコメント

現代に生きる我々が、とっくに忘れてしまった、あるいは何処かへ仕舞い込んだ全てが、白日の下に晒される。ドキュメンタリーの父が紡ぐこの物語はモノクロですが、実は現代人の心を抉る極彩色の剣です。

チチ松村(ゴンチチ)のコメント

自然と共に生きる自給自足の生活。欲ばり過ぎた僕達には難しいけど、人々の笑顔と優しさを見ていると、これが本来の生き方だとしみじみ思う。

U-zhaanのコメント

100年前に撮られた映像へ、50年前に録音した音声を足して作られたというこの映画に、最新のVR以上のリアリティーを感じるのはなぜだろうか。

石川直樹のコメント

島の日常にとにかく惹きこまれる。音が付されたことによって「ドキュメント(記録)」と「モニュメント(記憶)」が交差し、より深く内面に響いてくる。

沼田元氣のコメント

しかし、今こそ、この映画を観るべきは、あらゆる人が(人権という権利だけでなく)互いのことを心から尊重すること、そして人間に、今一番必要である深い思いやりが込められているからである。
この映像と唄(調べ)を体験した誰もが、忘れかけていた大切なものを思い出し、涙が溢れ出て来るだろう。

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