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いま、最高の一本に出会える

音楽活劇「SHIRANAMI」ゲネプロより。

5人の“猛獣”が共演「SHIRANAMI」幕開け、早乙女太一ら「観に来てねー!」

ナタリー

19/1/11(金) 21:20

本日1月11日、東京・新国立劇場 中劇場で音楽活劇「SHIRANAMI」が開幕。初日公演に先駆け同日、同劇場でゲネプロと囲み取材が行われた。

脚本・演出をG2が手がける本作は、「白浪五人男」で知られる歌舞伎「青砥稿花紅彩画」を原案にした物語。“五人男”と“幕末”をミックスさせた、幕末の動乱を駆け抜ける5人の盗賊たちによる“音楽活劇”が展開する。

劇中では、舞台上のスクリーンに映し出される映像や、「サマータイム」「シング・シング・シング」といった名曲に乗せてテンポよくストーリーが進んで行く。日本画をモチーフにした色鮮やかな映像をバックに、早乙女太一演じる弁天小僧菊之助、龍真咲演じる赤星十三郎、伊礼彼方演じる南郷力丸、ゴールデンボンバーの喜矢武豊演じる忠信利平、松尾貴史演じる日本駄右衛門が、次々と見得を切る場面に注目だ。

早乙女は俊敏な身のこなしで弁天小僧をクールに表現。弁天小僧が花魁の霧里に扮するシーンでは妖艶な花魁道中を披露し、「知らざあ言って聞かせやしょう」で知られる場面では艶やかな変わり身で観客を魅了した。

赤星十三郎 / 小夜役を巧みに演じ分ける龍が凛々しい立ち姿を見せれば、伊礼は十手を使った力強い立ち回りと豊かな歌声で南郷を演じる。さらに利平を演じる喜矢武は華麗な側転を披露して会場を盛り上げ、松尾は貫禄たっぷりのセリフ回しで存在感を示した。

ゲネプロ終演後の囲み取材には、演出のG2をはじめ早乙女、龍、伊礼、喜矢武、松尾が出席した。“音楽活劇”と題された本作についてG2は、劇中の音楽を「ラテンに影響を受けたジャズを使っている」と紹介し、「面白い場面になっているのではないかと」と自信をのぞかせる。早乙女をはじめとした個性豊かな5人の共演については「5匹の猛獣を飼ってる感覚ですね(笑)。戦わせながら、そのうち仲良くなるだろうと思っています」と茶目っ気たっぷりにコメントした。

早乙女は「こんなに個性がバラバラな方たちと一緒に舞台に立つことがなかったので新鮮」と出席者たちに視線を送る。共演者たちについては「5人そろって息が合わないので、5人一緒のシーンが一番ヤバいんですが……その合わない感じをお楽しみください(笑)」と冗談交じりに呼びかけた。

「盗賊の物語ではありますが、裏側にある人情味や時代を大切に演じていけたら」と抱負を述べるのは龍。龍が共演者たちについて「いい人たちばかりです!」とコメントすると、隣の喜矢武が即座に「今の、棒読みじゃなかったですか!?」とツッコミを入れて会場を笑いで包んだ。

和物の作品に出演するのが初めてだと話す伊礼は、「所作を先生に一から教えていただいた」と稽古を振り返る。多彩な顔ぶれがそろった座組に関しては「異種格闘技戦といいますか……いろいろなジャンルのプロが集まっているデコボコ感がすごく魅力的だと思いますし、自分もそれを楽しんでいますね」と胸の内を語った。

喜矢武が早乙女に視線を注ぎながら「自分の楽屋があるのに、早乙女さんがすぐ僕の楽屋に来る。彼が遊んでて集中できないから、僕は外に逃げるんです」と暴露すると、伊礼が「そうなの!? 呼んでよ!」と続ける。早乙女との共演について、喜矢武は「所作を教えてくれて、すごく勉強になる。僕の悪いところを見つけると指摘してくれるんです、ちょっと上から目線なんですけど……」と語り、仲睦まじさをのぞかせた。

自由にトークを繰り広げる出演者たちに目をやりながら、松尾は「すごいですよね、全員同じ生き物とは思えない。僕の髪形もハシビロコウみたいですけど(笑)」と頭上を示して会場を和ませる。G2の演出について松尾が「G2さんは“立ち位置フェチ”。注文が多くて覚えきれません」と漏らすと、早乙女がうなずきながら「5人均等にそろうはずの場面で、なぜか松尾さんが俺の目の前に立ってましたからね(笑)」と稽古の裏話を語った。

また話題は劇中で披露される早乙女の女形にも及ぶ。早乙女が「花魁の姿でセリフを言うのは初めて」と明かすと、喜矢武は「花魁でのセリフが初めてなのにエロい声で……稽古で彼の喉の調子が悪かったときは、寂れたスナックのママみたいだった(笑)」とエピソードを紹介して報道陣の笑いを誘った。

最後にインタビュアーから挨拶を求められると、G2がキャストたちに「じゃあ、(早乙女に)音楽活劇『SHIRANAMI』!って言ってもらって、みんな『観に来てねー!』って続けましょう」と指示する。早乙女に続いて出演者たちが声をそろえて「観に来てねー!」とカメラに向かって手を振ると、G2が「まあこんなもんでしょ!」とコメントして報道陣を笑わせ、囲み取材は終了した。

なお本作には早乙女らのほか、鈴木壮麻、加納幸和、小澤廉、入来茉里らが出演している。上演時間は休憩を含む約2時間40分。公演は1月29日まで行われる。

音楽活劇「SHIRANAMI」

2019年1月11日(金)~29日(火)
東京都 新国立劇場 中劇場

脚本・演出:G2
ショー演出:市川訓由
出演:早乙女太一、龍真咲、伊礼彼方、喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、松尾貴史 / 鈴木壮麻、加納幸和、小澤廉、入来茉里 / 小林大介、谷山知宏、谷水力、安田桃太郎、有川マコト、越塚学、熊倉功、伊藤教人、南誉士広、加藤学、高橋玲、小川夕姫、森田万貴、横山祥子、米島史子 / 及川崇治、笠田康平、長瀬絹也、山内涼平

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