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横浜流星、菅田将暉、坂口健太郎……ブレイクのきっかけに“派手な髪色”あり?

リアルサウンド

19/4/2(火) 6:00

 ピンク髪で『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)に出演し、一躍ブレイクを果たした横浜流星。ドラマ内では、“無敵ピンク”と称されたが、その大人気ぶりから、もはや現在の彼にも当てはまる言葉だろう。

 横浜は、若手俳優の登竜門である戦隊ヒーロー出身(『烈車戦隊トッキュウジャー』)の俳優だ。持田あきによるドラマ原作コミックのキャラクターを忠実に再現するために、髪をピンク色に染めた。ピンク髪は物語においても重要なポイントであり、由利匡平というキャラクターを深掘りするためにも必要不可欠な要素。髪色を変えることは、キャラクターに視覚的に認識しやすい個性を与えることにも繋がっている。さらに横浜は、現在上映中の映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』でも赤髪を披露している。

【写真】ピンク髪“ユリユリ”で人気沸騰中の横浜流星

 遡ると、派手な髪色と共にブレイクを果たした俳優は数多くいる。『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の主演を務めた菅田将暉は、映画『溺れるナイフ』のコウ役で金髪を披露。また、映画『ピンクとグレー』の釜山公開のタイミングで、タイトルに合わせて髪をピンク色に染め、菅田のイメージとマッチしていたこともあり大好評であった。さらに『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)の主演を務めた坂口健太郎は、2017年のドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)のKEY/鍵谷春樹役で金髪姿を見せている。誠実そうな役の多い坂口が金髪にすると、どこか新鮮で新しい魅力があるように感じる。このように昨今の俳優は黒髪や茶髪で爽やかなかっこよさだけではなく、個性を重視するような奇抜なルックスにも挑戦している。

 アイドルでも、でんぱ組.incをはじめとし、様々なアイドルが金髪や派手なカラーに挑戦している。グループの中で一人だけ華美なヘアスタイルだと、正直かなり目立つ。「あの金髪の子、なんて名前?」などとも聞かれるだろう。俳優でもその現象は同じだ。髪色が奇抜だと目を引くし、注目度も高まりやすい。そこからファンが増えるかどうかは別としても、多くの人に存在を覚えてもらうきっかけにはなるだろう。

 髪色に対する我々の認識の変化はここにきて急速に寛容になっているように感じる。最近だと、人気ヘアケアブランドのパンテーンは「#この髪どうしてダメですか」と称して、校則において地毛の明るい学生を擁護するようなメッセージを掲げたコンテンツを作っている。街を歩いていても、カラフルなヘアスタイルの子は多くいるし、今まで以上に“色”を自由に楽しむ文化は発達したように思う。そんな中で、髪色に個性があるキャラクターや、それを演じる俳優は、前向きに受け入れられるようになってきたのではないだろうか。『初めて恋をした日に読む話』で横浜が演じた匡平も、東大受験をすることを決意しても「その髪で?」というような大人たちの反応があった。しかし、主人公であり、匡平の講師の順子(深田恭子)は、そんな匡平を“無敵ピンク”と肯定し、東大受験を成功させるサポートを全力で行った。

 近年、ヘアスタイルやファッションでの表現は個性として前向きに受け止められている。役者は覚えてもらえるチャンスが増えるし、作品にとってはキャラクターに深みが出て認知度が上がるなどメリットも大きい。ただ、やはり髪色だけではなくて本人の力量や中身の充実度も大切だ。注目を集めたからには、実力をつけて名実ともに素晴らしい役者が増えることを望みたい。

(Nana Numoto)

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