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左から松本幸四郎、松本白鸚。

松本白鸚・幸四郎の“おもてなし” 「松竹大歌舞伎」に「一期一会を大事に」

ナタリー

19/1/21(月) 14:56

3月から4月にかけて全国各地の会場で上演される「松竹大歌舞伎」中央コースの製作発表が、本日1月21日に東京都内で実施された。

「松竹大歌舞伎」は、全国公立文化施設協会が主催する巡業公演。今年の中央コースは松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎の襲名披露となり、白鸚と幸四郎の襲名披露口上をはじめ、「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」より「加茂堤」「車引」、さらに「奴道成寺(やっこどうじょうじ)」が上演される。

会見には、白鸚、幸四郎、松竹の安孫子正取締役副社長が登壇。今回の公演では最初に口上が披露されることについて白鸚は「どの会場も1日限り、1度きりの公演ですので、お客様へのご挨拶としてまず口上を述べるのがよいと思いました。一期一会の気持ちで、1つずつ大事に勤めてまいります」と真摯に述べる。

「1日限りの公演で、少しでも歌舞伎に親しみ、現実とは違う感覚を楽しんでいただけるよう、高麗屋なりの歌舞伎の“おもてなし”をいたします」と言う幸四郎は、本公演のイヤホンガイドにて“ほぼ生放送ご当地企画”「KOSHIRO’S CHALLENGE」を実施する予定だ。同企画で観客から募集したご当地クイズに挑む幸四郎は「歌舞伎座やほかの劇場ではできないことをやりたいと思い、ご当地で私なりにしゃべらせていただきます。幕間も楽しんでほしい」と呼びかけた。

白鸚は2016年末の高麗屋三代同時襲名発表や、昨年18年の襲名披露興行を振り返りつつ「2017年3月に篠山紀信さんに口上の写真を撮っていただきましたが、その日は朝が早くて……皆さんに“朝マック”をお配りした」とエピソードを披露して会場を和ませる。また幸四郎も「私はメールアドレスを“ソメゴロウ”にしていたのですが、父のアドレスは以前から“コウライヤ”。襲名しても変更しなくて済むアドレスに設定していて、父には先見の明があったのだな、やはりすごいな、と感じました(笑)」と茶目っ気たっぷりに語って場内を笑いで包んだ。

さらに初めて歌舞伎公演を行うと言う東京・武蔵野市民文化会館の職員より、歌舞伎を初体験する観客へのメッセージを求められた白鸚は、「私の大おじの十七代目中村勘三郎は『歌舞伎だからすごいのではなく、すごいから歌舞伎なんだ。すごいから歌舞伎俳優なんだよ』とよく言っていました。ですから歌舞伎はどうご覧になっても、楽しんでいただけたらそれで結構なんです」と話し、「では武蔵野市民文化会館では、最初の口上で『歌舞伎とは』というお話や演目のご説明をしましょうか! 初めての方にも楽しくお帰りいただけるよう努力します」と笑顔で口にする。続く幸四郎も「歌舞伎はストーリーだけでなく、舞台の色彩や衣装、道具、メイク、かつら、音楽、女形、黒衣などさまざまな見どころがあります。いろいろな見方を探しに来るような感覚で来ていただけたら」とメッセージを送った。

平成31年度(公社)全国公立文化施設協会主催「松竹大歌舞伎」中央コース

2019年3月31日(日)~4月25日(木)

演目

一、「二代目松本白鸚 十代目松本幸四郎 襲名披露 口上(こうじょう)」
出演:松本白鸚、松本幸四郎 ほか

二、「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)加茂堤 車引」
「加茂堤」
出演:中村梅玉、澤村宗之助、市川高麗蔵

「車引」
出演:松本白鸚、松本幸四郎、大谷廣太郎、松本錦吾、中村梅玉

三、「奴道成寺(やっこどうじょうじ)」
出演:松本幸四郎、市川高麗蔵、澤村宗之助、大谷廣太郎

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