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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

滝沢秀明、キスマイ 北山宏光との間にある特別な関係性 二人が語り合ったラジオを聞いて

リアルサウンド

18/12/19(水) 7:00

 「“自分のためにやるんじゃない。誰かのために、人に喜んでもらうためにものを創る、動く”。これが僕から見た滝沢くんです」

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 滝沢秀明がパーソナリティを務めるラジオ『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送)、12月15日放送回には、Kis-My-Ft2の北山宏光がゲスト出演。年内でタレント活動を引退する滝沢に対して、率直な質問を投げかけ、そして4枚半にも渡る手紙を読み上げた。

 ふたりの出会いは13年前。舞台『DREAM BOYS』の舞台裏で、滝沢に呼ばれた北山は「怒られる、干される……」とビクビクしていたと振り返る。実は、KAT-TUN 中丸雄一の冗談に付き合って、本番中にふざけてしまった北山。本当にやるとは思わず、中丸にも「お前やばいよ、あれ」と言われていたときに呼び出しがかかったのだから、当然だ。

 だが、そんな北山に滝沢が投げかけた声は「君か、北山って。そかそか、いまいくつだ? 舞台の打ち上げ来いよ」と声を荒げることはなかった。打ち上げで、仲間の笑顔に囲まれる滝沢を見て、「これが座長か。かっけーな!」と尊敬の念を抱いたという。そして、北山が意を決して滝沢の連絡先を聞き出したことから、ふたりはプライベートでもご飯や旅行、飲みに行くようになる。舞台で高所から転落した滝沢を、咄嗟に北山が体ごとかばったことがあるというエピソードが、ファンの中で語り継がれているのも納得だ。

 「生意気だからだよ」。北山を可愛がる理由を、そんなふうに言っていた滝沢。以前、滝沢は、情報番組『ドデスカ!』(メ~テレ)のインタビューでも好きな後輩について「やらかす感じがいい。偉い人、先輩の前になると、いい子になる子よりも相手が誰だろうとブレないというか」と話していた。滝沢が「特に手を焼いた後輩は?」と聞かれると出てきた名前も、北山だった。他の先輩や大人から見たら扱いにくい部分を「だからいい」と愛情をかけてくれる。そんな滝沢に、北山はいつしか「何かお返しがしたい」と思うようになった。それは、なんでもできる滝沢を補佐するという意味ではなく、自分自身がステージで輝くという方法で、だ。

 最高のマネジメントとは、きっと尊敬されることなのだろう。“この人のために何ができるだろう”、“どうしたらこの人が喜んでくれるだろう”と、動けるように育てていくこと。「もし何かあったら、なんでも言ってきてください。すぐに飛んでいきます」。心を込めた手紙を読み終わった北山は「長くない?」とちょっぴり照れくさそうに尋ね、滝沢も「長いね」とはにかむ。早速「ちょっと泣いてない?」と生意気っぷりを発揮する北山に、「泣いてないよ」と穏やかに応える滝沢。ふたりの間に、師弟にも父子にも近い、理想の先輩後輩関係が確かにあるのだと感じさせるやりとりだった。

 滝沢はタレント業を引退し、プロデューサー業に専念するという。その決断を今でも両立できないのかと惜しむ声が後を絶たない。だが、“自分のこともやりつつ、人の人生を預かるようなことはできない”という滝沢の信念を、ずっと背中を見てきた北山は、寂しいながらも納得している様子。そんな北山に、滝沢も“わかってくれるか”と安堵したような声が印象的だった。

 ラストには誰も聞かなかった「結婚は? ファンとしては、あれ? もしかして控えて……? あれ?」という鋭い質問も。そんな直球が投げられるのも、「いずれはね」という滝沢に「そのいずれが気になる」と食い下がることができるのも、北山ならではだ。実は次回12月22日の放送回にも「全然おさまらないですよ」という北山が再び出演。まだまだ聞き足りないことを、気持ちよく切り込んでいってくれそうだ。ふたりの仲睦まじい姿の聞き納めとなるのは、胸が詰まる思いだが、一緒に笑ってそのときを過ごしたい。(文=佐藤結衣)

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