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ケツメイシ、初ドームライブにかかった費用&スタッフ数は? 設営から撤退まで裏側が明らかに

リアルサウンド

18/12/9(日) 10:00

 バナナマンが司会を務める番組『ソノサキ ~知りたい見たいを大追跡!~』(テレビ朝日系)12月4日放送回で、「ケツメイシのライブが終わったソノサキ 撤収はどうやってやるの?」がオンエアされた。

(関連:ケツメイシはファンと共に年を重ねるグループに 『ケツノポリス11』から考える“長生き”の秘訣

 同番組は、視聴者が気になっている/見たくなるような“物事のその先”を徹底調査するというもの。同放送では、埼玉・メットライフドームで行われたケツメイシのライブ『ケツメイシ LIVE 2018 お義兄さん!! ライナを嫁にくださいm(_ _)m in メットライフドーム』の舞台裏に潜入した。

 まず番組が案内されたのは幕張メッセ。ここでリハーサルをするという。リハーサルでは、本番さながらのセットを組み立てて行われる。音や照明の調整、舞台装置を事前に確認するため、こうしたリハーサルは大体のミュージシャンが行っている。また、この日は、メットライフドームがプロ野球シーズン中であったため幕張メッセになったとのこと。

 リハーサルを終えると、急いでセットを解体しメットライフドームに向かう。会場作りにかけられる時間はたったの3日間。限られた時間で作り上げなければならないため作業は夜通し続く。また効率よく作業するため、アルバイトには担当が決められているとのこと。

 まず第一作業として養生に取り掛かる。芝を傷つけないように、床養生シートと保護力の高いライノーマットを敷いていくのだ。これらの用具のレンタル代は約200万円だという。続いて、照明やスピーカーを設置するための骨組み作りへ。夜中1時になるとアルバイトは増員。加えてトラック70台&クレーン車4台を使用し、巨大な骨組み(ステージコー)を建てていく。朝8時になる頃には骨組みが完成。ようやく照明やスピーカー、ステージの設営に。

 アーティストの顔やCGを写す映像画面を作るべく、LEDパネルを1枚ずつ手作業で連結。352枚を繋ぎ合わせて1枚のメインディスプレイを作る。その他、2枚の巨大ディスプレイも完成させて計3枚を作り上げた。映像ディスプレイにかかる費用は合計1000万円だという。また、22連結させたスピーカーも取り付けていく。どの席でも均等な迫力で音を楽しんでもらうため、スピーカーは角度を変えながら設置していくとのこと。照明には、コンピューターでプログラミングして数百種類の演出ができるという「ムービングライト」を使用。費用は1台購入につき250万円だという。こうした設営の際にもアルバイトを大量動員。3日間で550人が参加した。なんと人件費だけで1億円を超えるそう。

 本番前日となり、最後に椅子を並べていく。アルバイトの手によって、12000脚もある椅子が綺麗に並べられていき4時間で完成。椅子の設置は業者無しで行われたが、ずれることなく綺麗に整頓されている。これは、業者が事前に各ブロックの先頭だけ椅子を並べて基準を作っているからだという。

 いよいよ本番へ。演出として観客には風船が配布される。ライブでは35000人が動員されているため、風船だけで費用は175万円だ。さらにライブを盛り上げる火柱は、1発2~3万円。最終的に600発打たれたため合計1800万円かかったとのこと。

 ライブ終了後はすぐに撤退作業へ。解体作業は12時間ほどで終わる予定だ。撤収が遅れると延長料金として、1時間あたり約25万円かかるため絶対に時間内に終わらせなければならない。

 ちなみに、通しで働く職人や技術スタッフの食事には、朝・昼・晩の毎食異なるケータリングが用意されており、アルバイトには毎食お弁当が配布される。こうした食費には300~400万円がかかるという。

 また、ライブ終了後のケツメイシは番組宣伝用のコメント撮りに。その後打ち合わせや確認作業を行い、ライブに関する仕事は終了した。

 最終的にライブでかかる費用は5億円以上。ドームライブでは、破格な人数と費用がかかっていることが明らかになった。同放送を見ていると、チケット代のみで得られる利益は想像するよりも少ないことが伺える。同時に、利益だけではなくあくまでも観客に楽しんでもらいたいとするアーティスト側の思いも改めて感じられた。チケットが“高い”と言われがちなドームライブであるが、こうした裏側を明らかにすることによって、ファンへの理解がより得られるのではないだろうか。(北村奈都樹)

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