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マイケル・ムーア監督も絶賛 『ちいさな独裁者』に著名人がコメント

リアルサウンド

19/1/8(火) 14:16

 2月8日に公開される映画『ちいさな独裁者』に、マイケル・ムーア監督ら著名人が絶賛コメントを寄せた。

参考:若き脱走兵が偶然拾った軍服をまとい“独裁者”に 『ちいさな独裁者』2019年2月公開決定

 『RED/レッド』『きみがぼくを見つけた日』のロベルト・シュヴェンケ監督最新作となる本作は、ドイツ敗戦直前の混乱期に起こった実話を映画化したもの。第二次世界大戦末期の1945年4月、敗色濃厚なドイツでは兵士の軍規違反が相次いでいた。命からがら部隊を脱走したヘロルトは、打ち捨てられた車両の中で軍服を発見。それを身に纏って大尉に成りすました彼は、道中出会った兵士たちを次々と服従させていく。かくして“ヘロルト親衛隊”のリーダーとなった若き脱走兵は、傲慢な振る舞いをエスカレートさせ、ついには大量殺害へと暴走し始めるが……。

 ヘロルトを演じたのは『まともな男』のマックス・フーバッヒャー。そのほか、『僕とカミンスキーの旅』のミラン・ペシェル、『ヴィクトリア』のフレデリック・ラウ、『顔のないヒトラーたち』のアレクサンダー・フェーリングが出演している。

 本作にコメントを寄せたのは、『華氏119』のムーア監督をはじめ、映画監督・作家の森達也やドキュメンタリー監督の松江哲明ら。ムーア監督は「今という時代を生きる我々にとって、この映画は非常に重要な1本だ」とコメントしている。

【コメント一覧<敬称略/順不同>】
■マイケル・ムーア(映画監督)
今という時代を生きる我々にとって、この映画は非常に重要な1本だ。

■ロベルト・シュヴェンケ(『ちいさな独裁者』脚本・監督)
彼らは私たちで、私たちは彼らだ。過去は現在なのだ。

■森達也(映画監督・作家)
ラストのコーダに流れる映像とナショナリズムに揺らぐ今のドイツに視座を置けば、シュヴェンケ監督の「私たちは彼らだ」の意味を実感できる。凝視すべきは独裁者ではなく、彼に同調した周囲の「彼ら」なのだ。

■松江哲明(ドキュメンタリー監督)
ハリウッドで娯楽映画を撮ってきた監督が、母国ドイツでしか撮れない映画を完成させた。今、どうしても作らねばならない、という気迫が全カットに込められている。

■佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)
人間って堕ちようと思えばどこまでも堕ちていくことが可能なんだな…
目を背けたい権力欲と盲従と残虐が、まざまざと突きつけられる。

■中江有里(女優・作家)
支配される者が支配者に抱く感情は、畏敬の念か、恐怖のどちらかだ。
果たしてこの映画の「独裁者」には、どの気持ちが向けられたのかをずっと考えている。

■安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
抑圧する者、される者、強者におもねり、なびく者。その境界線はあまりに脆く、曖昧だった。「私」の中にも宿る残虐な「彼ら」の存在を、この映画は鋭く突きつける。目を背ける「私たち」に、歴史は再び忍び寄る。

■東紗友美(映画ソムリエ )
SNSが普及し、自分の見せ方が上手い人間は成功の近道を辿ることができるとも言える現代。軍服を盗んで独裁者になりきった彼はある意味、セルフプロデュースの天才なのかもしれない。ナチスの衝撃的な実話なだけでなく、自分をどう見せれば”信用できる人間”と認識されるのかのヒントも隠れたヒヤっとした秀作。

■マライ・メントライン(ドイツ人翻訳・通訳・文筆家)
本作は、ナチ時代のドイツ人が発揮した冷酷さや非人間性の本質を、実は初めて「過不足なくリアルに」描いた作品といえる気がする。それはカフカ的世界にも近い冥い輝きを放つ!

(リアルサウンド編集部)

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