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SHOKICHI、NESMITH、今市隆二、登坂広臣……EXILE TRIBE、ボーカリストの特性は?

リアルサウンド

18/12/5(水) 14:00

 EXILE / EXILE THE SECONDのSHOKICHIとNESMITH、三代目 J Soul Brothersの今市隆二と登坂広臣が、本日よる7時から放送される『2018 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演し、1984年に発表されたWham!の楽曲「Last Christmas」をパフォーマンスする。

参考:GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS……Jr.EXILEたちの躍進

 SHOKICHI、NESMITH、今市隆二、登坂広臣の4人は、ともにEXILE TRIBEに所属するボーカリストだが、グループが異なるため、これまで共演する姿はほとんど見られなかった。今回のコラボレーションは、いわば“二代目”と“三代目”の共演であり、まさに夢のコラボを謳う『FNS歌謡祭』ならではの企画といえよう。そこで本稿では、改めて4人それぞれのボーカリストとしての特性を振り返り、貴重な共演に立ち会うための心の準備をしたい。

 まずはSHOKICHIから。SHOKICHIは、ピアノからドラムまで幅広い楽器を操るマルチプレイヤーであり、自身が所属するEXILE THE SECONDでは多くの楽曲の作詞・作曲を務めるなど、コンポーザーとしての才能も持つボーカリストだ。昨今では、自身が率いるプロジェクト「KOMA DOGG」にてラッパー・SALUをプロデュースするなど、音楽プロデューサーとしても手腕を発揮しつつある。学生時代にロックバンドを組んだことから音楽家としてのキャリアをスタートしたSHOKICHIは、その後、ヒップホップやR&Bなどのブラックミュージックに傾倒。地元のアンダーグラウンドなシーンにも目配せをし、独自の音楽性を育んだ後、2007年から新生J Soul Brothersとして活動し始める。そんなSHOKICHIのボーカリストとしての強みは、その豊富な音楽的背景に裏打ちされた引き出しの多さにあるといえよう。EXILE TRIBEらしいキャッチーなメロディラインの中に、SHOKICHI独自のストリート感を滲ませるセンスは抜群である。

 SHOKICHIと長らくペアを組んできたNESMITHは、もともとSTEELという二人組のポップデュオで活躍していた経緯を持つ。その風貌から、R&Bシンガーのイメージが濃厚かもしれないが、ベースとなっているのは親しみやすい歌謡曲であり、ときに郷愁を感じさせるほど温かみのあるボーカリゼーションにこそ、NESMITHの魅力がある。実際にEXILE THE SECONDのライブでは、ギターの弾き語りを披露することもあった。ある意味では、今回の楽曲「Last Christmas」を歌うのにもっとも相応しいメンバーと言えるかもしれない。

 今市隆二の特性を知るには、そのソロ活動に目を向けると良い。RYUJI IMAICHI名義で今年8月にリリースされた1stフルアルバム『LIGHT>DARKNESS』は、海外のコンポーザーを迎えて現行のR&Bに正面から挑んだ作品で、ファンのみならず耳の肥えた音楽ファンをも唸らせた。同作の中でもっとも注目すべきは、R&B界の巨匠ブライアン・マックナイトの自宅にホームステイして作り上げた「Thank you」だろう。家族や仲間、そしてファンたちへの溢れるほどの感謝の気持ちを歌い上げたこの曲は、ブライアン・マックナイト譲りの美メロもさることながら、RYUJI IMAICHIの温かく優しい人柄をそのまま乗せたようなハイトーンボイスに心洗われる作品である。高音の美しさと安定感は、今市隆二のボーカルの強みとなっている。

 対する登坂広臣の音楽性は、4人の中でもっとも先鋭的と言えるかもしれない。HIROOMI TOSAKAの1stフルアルバム『FULL MOON』は、EDMシーンの巨匠Afrojackをプロデューサーに迎え、現行のダンスミュージックと日本語詞の融合に挑んだ、極めてオルタナティブな作品である。ソロとして初めて発表した楽曲「WASTED LOVE」から、その方向性は明確に示されており、サビをインストにする大胆な楽曲構成は話題を呼んだ。日本語の響きをダンサブルなトラックにどう当てはめていくかが登坂広臣の課題であり、そこにボーカリストとしての大きな可能性もある。

 さて、今回披露される楽曲「Last Christmas」は、1984年に発表されたWham!の代表曲のひとつ。Wham!といえば、80年代のイギリスを代表するヒットメイカーであり、同時代に青春期を過ごした人々にとって、その楽曲群は懐かしくも温かく響くだろう。そして、時代を越える名曲を歌い継いでいくのは、EXILE TRIBEが掲げるコンセプトのひとつでもある。二代目、三代目のボーカリスト4人は、それぞれの特性を活かしながら、名曲「Last Christmas」に新たな息吹を吹き込んでくれるに違いない。(松田“tissue”広宣)

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