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Block.B ZICO、SHINee テミン、2PM ジュノ、EXO-CBX…日本でのソロ&ユニット活動に注目

リアルサウンド

18/8/6(月) 13:00

 KPOPの世界的な広がりとともに、韓国アイドルの活動は世界を股にかけるようになった。しかしその中でもやはり文化的・地理的に近い日本は、ある種特別な活動の場所であることに変わりがないようだ。特に近年、第2次KPOPブームの時に活躍したグループの契約更改によるメンバー変動や兵役の影響もあり、グループだけではないソロ活動やユニット活動が増えてきている。今回は普段グループで活動しているアイドル達の日本でのソロ・ユニット活動についてまとめてみた。

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 まずひとつのタイプとしては、韓国内でのソロ活動の延長上としての日本活動だ。直近ではBlock.BのZICOやVIXXのLEOは韓国内でのソロコンサートに続き、年内に日本でも同様のコンサートを行うことが決定している。いずれも韓国内でソロコンサートを行えるほどの人気があるメンバーが、国内コンサートの延長上で日本でもソロ活動をするパターンと言える。すでに韓国ではソロアーティストとしての人気も高い少女時代のテヨンも今年日本オリジナル曲をリリースしており、ショーケースツアーを皮切りに本格的に日本国内でのソロ活動を始めるようだ。

 二つ目は、韓国でのソロ活動と並行して日本でも独自のソロ活動を行うパターンだ。BIGBANGのメンバーはそれぞれ韓国と日本でソロアルバムリリースやツアーを行っているが、韓国&ワールドツアーの一環として行ったG-DRAGONとSOL、日本でオリジナルアルバムをリリースし日本独自のツアーを行なっていたD-LITEと活動スタイルは様々だ。現在韓国でアルバムがリリースされたばかりの末っ子V.I(スンリ)も韓国と同様の日本ツアーが予定されているが、V.Iの場合は堪能な日本語能力を活かし、数年前に主にバラエティ系や音楽情報系のTV番組中心に個人で日本でタレント活動をしていた経験もある。

 一方SUPER JUNIORのキュヒョンは韓国でもソロ曲「光化門で」が大ヒットしソロコンサートを行っているが、日本でもオリジナルの楽曲をリリースしソロツアーを行った。同じくイェソンは元々韓国内ではOST(劇中歌)のヒットなどで知られていたが、特に個人での人気も高い日本と韓国内で交互にシングルやEPをリリースしソロコンサートを行なったり、韓国と日本の両方で俳優活動も行なっている。

 またSHINeeのテミンは韓国内でも活発にソロ活動を行なっているが、ソロコンサートを先に行ったのは日本だった。日本でリリースしたソロ曲「さよならひとり」は韓国内でのソロとはまた違った現代舞踊的なアプローチのダンスが印象的なパフォーマンスで、振付を担当したダンサー・菅原小春は後にテミンが韓国で出演したダンスバトル番組『HIT THE STAGE』で、テミンのダンスパートナーを務めた。さらに菅原小春は今年韓国でリリースされたSHINeeの楽曲「Good Evening」の振付も担当。これは菅原氏をメンバーに紹介したかったテミンの希望だったとのこと。日本活動と韓国活動が分断せず、それぞれを活かして個人活動に留まらず韓国でのグループ活動にまで発展した稀有な例かもしれない。

 2PMのメンバーも日本でそれぞれソロショーケースやソロ音楽活動を行っているが、特にジュノは2013年に韓国より先に日本でソロデビューし、毎年自作アルバムをリリースしてツアーを行っている。韓国内ではソロミュージシャンとしてよりも俳優としての個人活動が知られていたが、2015年には韓国でもソロアルバムをリリースしてソロコンサートを行った。日本で先に音楽的なソロ活動を始め、後に韓国でも行うようになったパターンと言える。現在兵役中のメンバー・Jun.Kも最初のソロリリースは韓国だったが、その後のアルバムリリースやコンサートに関しては日本国内の活動が先行していた。

 今や珍しくない“グループ内ユニット”だが、韓国のアイドルグループで初めて誕生したのはキュヒョン・リョウク・イェソンによるSUPER JUNIOR-K.R.Y.だった。KRYのデビュー曲は韓国のOSTだったが、初めてコンサートを行ったのは日本だった。同じくドンへとウニョクによるSUPER JUNIOR-D&Eも韓国で初めての楽曲をリリースした後には日本国内で活発に活動を始め、定期的にライブツアーを行うまでになった。後輩であるEXOのチェン・シウミン・ベクヒョンのユニット、EXO−CBXも韓国内での1st アルバムリリース後に日本でもシングル、アルバムをリリースし、コンサートに関しては今のところ日本国内のみでオリジナルのツアーが行われた。また、Block.Bのテイルとユグォンによるユニット・T2Uは、日本国内でのみ活動している。

 このように、ソロ活動やユニット活動、特にコンサートに関しては、日本先行だったり日本でしか開催されないケースも少なくはない。これにはおそらく、日本での人気の高さに加え、日本の方がコンサートを開催しやすいという環境も関係しているのではないだろうか。韓国内ではアイドルのコンサートが頻繁に行われるようになった現在でも会場が慢性的に不足しており、アーティスト本人からも「ライブをやりたくても会場が空いてない」「適度なキャパの会場がない」という声もよく聞かれる。数万人規模のコンサートであれば野球場や競技場・体育館などを代用できるが、数千~1万弱までの小・中規模コンサートを開催できる会場はあまり多くないという。その点で、東京だけではない近郊都市にも大規模ライブハウスやコンサートホールがある日本は、グループ活動よりは規模が小さくなるソロやユニット活動には適しているのかもしれない。韓国内でのアルバムリリースは単発のショーケースや音楽番組での活動がメインだが、日本ではアルバムリリースにはコンサートがつきもので、むしろコンサートツアーを行う前提でのアルバムリリースというケースもあるという違いもあるだろう。

 また、個人メンバーに対する私設ファンサイトが盛んで“マスター(※写真や動画を様々な現場で撮影し自分のブログ、サイト、Twitter等でアップする)文化”がファン活動の大きな部分にある韓国内のアイドルファンドムでは、“単推し”(=自分が好きなメンバーにしか興味がない)のファンも少なくないため、特に人気の高いメンバー以外はソロ活動が難しい場合もある。一方、グループ単位で推す傾向のファンが多い傾向の日本では、例えば特定のメンバーのファンではあっても、同じグループ内の他のメンバーのソロコンサートやユニットライブも見に行きたいというファンも少なくないようだ。

 韓国でも男女ともにアイドルグループの活動期間が長くなってきているのに伴い、グループ活動以外の個人やユニットでの活動の機会やバリエーションが年々増えてきている。韓国よりもライブが開催しやすい日本での活動は、今後も増えていくかもしれない。(DJ泡沫)

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