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(C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会

第2回

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『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』インタビュー

有岡大貴「“決意表明”を言葉で伝える、名取の大きな進歩」

18/8/17(金)

有岡大貴が『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急指令-』で演じているフライトドクター候補生の名取颯馬は、総合病院の院長の息子で、そんな境遇に反発しつつも生意気なところが際立つキャラクター。TVシリーズの3rdシーズンから登場、今回の劇場版では戸田恵梨香扮する先輩フライトドクター、緋山美帆子との関係で頼もしいところも見せる。有岡に、名取について、そして俳優としての演技観について訊いた。

「ドラマで築いた緋山先生との関係が、今回の劇場版では、〝あれ?プチ反抗期を迎えてる?〞みたいな、素直じゃないところがあったりしますね(笑)。でも今回、緋山先生がいなくても自分はできるんだという、ある種の決意表明を直接言葉で伝えることになるというのは、ドラマの3rdシーズンの最初の方を考えると、大きな進歩だなと思いました」

反抗期。とはいえ、そのひねくれ方に、憎めないところがある。

「どこか、愛らしいキャラクターなんですよね。態度も悪いし、言葉も嫌なヤツなんですけど、ふとしたときに見せる、何かかわいいな、ほっとけないな、みたいな愛らしいところが僕は好きですね」

有岡は、名取の道行きをあくまで〝影響〞という言葉で表現する。〝成長〞とは言わない。

「あまり成長したとは思わないんです。ドラマでもそうでしたけど、変わるのかなと思ったら、次の場で変わっていなかったり。1歩進んで2歩下がるみたいな状態がずっと続いている感覚でやっていました。劇場版もあまり〝成長〞という感覚ではやっていなかったと思います。むしろ、いつもどおり」

山下智久は藍沢耕作の変化について「時間がかかる」と形容していた。人は一足飛びに変わるわけではない。

演技について何を意識しているかを問うと、こんな答えが返ってきた。

「〝見てくれお芝居〞にならないように、ですね。演じてるんだ、こんな俺を見てほしいんだという自我が強く出過ぎないようにというか。それはちょっと意識してます。学生のときは、それがちょっと強く出過ぎてたんです。出演作を見ていて、あ、イヤだなと自分で気づいて。何か、すごく違う感じがしたんですよね。それからは少し意識するようになりました」

一生懸命やっていると、一生懸命やった自分をアピールしたくもなるものだ。

「何か気持ち悪いんですよね。うまく説明できないんですけど。浮いてる、っていうか。勘違いしないようにしようとは思いますね。演じる上で、これが正解、絶対にこうだ、ということじゃなく、頭を柔らかくして、視野を広くするというか。周りの意見にも即座に対応できるようになりたいです。意識は変わりましたね。見方が変わってきました。全体をより見られるようになったなと。全体の中でどういうポジションで、どう動いているか。台本の読み方も変わってきたかもしれないです。全体を通して見た上で、自分の役をどう当てはめていくか。メソッド的なものは別になくて、感覚に近いものなんですけど。自分の出演シーンの中でも緩急をつけたいとは思いますね」

最後に、今、彼が目指している場所を聞いてみた。

「常に気になる存在ではいたいなと思いますね。観ている人が、つい追っちゃうなと思える存在でいたいです。それが理想ですね」

取材・文:相田冬二

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