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ぴあ

恐竜たちの足音が迫り来る臨場感! 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』4DXを体験

リアルサウンド

18/7/5(木) 12:30

 『ジュラシック』シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が、7月13日より4DXで公開される。『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、前作のパーク崩壊から3年後の物語で、火山活動が始まった島に残された恐竜たちを救い出すべく、オーウェン(クリス・プラット)らが奮闘する姿を描く。本作は、監督やキャスト陣も4DXでの鑑賞を推奨しており、日本国内では55劇場で鑑賞できる。リアルサウンド映画部では今回、いち早く『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の4DX上映を鑑賞してきたので、その模様をレポートしたい。

参考:『ハン・ソロ』無人4DX360°動画公開 カーアクションで動くモーションチェアの模様も

 4DXは、CJ 4DPLEX社が開発したアトラクション型の映画上映システムで、モーションシートが、映画のシーンに完全にマッチした形で前後&上下左右に動き、その衝撃を再現するほか、嵐などのシーンでは水が降り、風が吹きつけ、雷鳴に劇場全体がフラッシュするなどの特殊効果がかかる。さらに、香り、煙り、バブルといった特殊効果もあり、その数は全部で20種類にもおよぶ。2017年には全世界で1,900万人を動員し、特にヨーロッパや北米では20~30代を中心とした若い層にトレンドとして支持されているという。『ジュラシック』シリーズは、1993年に公開された『ジュラシック・パーク』から、当時最先端の映像技術や音響技術を取り入れて映画界に革新を起こしてきた作品だけに、4DXとの相性も良さそうだ。

 モーションシートは、足置きが付いていることと、手元に水しぶきのオン/オフ機能が付いていることの他には、通常の映画館のシートとあまり変わらない見た目だ。しかし、映画が始まると、一席一席に多彩な仕掛けが施されていることがすぐにわかる。冒頭、潜水艦で海底を探索するシーンから、モーションシートはその機能を発揮し始める。潜水艦のくぐもったエンジン音に合わせて、細かく振動することで、まるで自分も搭乗しているような気分にさせられるのだ。また、潜水艦のアームが底に沈んだ恐竜の骨を裁断するシーンでは、その衝撃も絶妙な振動で表現され、実際に自分が作業を行ったかのような感触さえ残る。

 海底のシーンの次は、激しい嵐が襲ってくる。顔にかかる雨と強い風に、登場人物たちと同じように顔をしかめてしまう。そして、スクリーンの奥には巨大な恐竜の姿が。近づいて来るたびに大きくなる足音の振動に、思わず身体がこわばった。雄叫びをあげた恐竜が襲いかかってくると、シートは大きく揺れ、恐竜が障害物を破壊するたびに背中や足元から振動が起こる。3Dになって迫ってきたとしても映像は映像で、シートの揺れや振動は4DXの効果に過ぎないことは、理性では充分わかっているつもりだ。しかし、5感すべてを刺激されると、まるで実際に起こっていることのように脳が錯覚を起こす。4DXの凄さを実感した瞬間だった。

 ほかにも、ヘリでの飛行シーンや、恐竜たちとの戦いを空撮したシーンなどでは、シートの微妙な動きで実際に飛んでいるかのような浮遊感を感じさせるなど、その繊細で多彩な表現力に驚かされた。正直なところ、4DXは単に椅子が震えたり、水が噴射されたりする程度のものだと思っていたのだが、どの効果も映像に合わせて丁寧に調整されていて、バーチャル・リアリティ技術の進化を感じることができた。『ジュラシック』シリーズの最新作を観賞するのに、これほど最適なシステムはほかにないだろう。また、上映中に色々な効果が起こることで集中力の妨げになるのではないかとの危惧も少なからずあったが、それも杞憂であった。様々な効果は、むしろ映画への没入感を高めるように仕掛けられていて、その丁寧な仕事に、4DXの技術者たちの作品に対するリスペクトが感じられた。

 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を100%楽しむためにも、改めて4DXでの観賞をおすすめしたい。(松田広宣)

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