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小倉唯、最大規模ツアーでステップアップ!多彩な表現で魅せた全23曲

ナタリー

19/5/10(金) 19:05

小倉唯が5月4日に千葉・幕張イベントホールでライブツアー「小倉唯 LIVE TOUR 2019『Step Apple』」のファイナル公演を開催した。

小倉が2月にリリースした最新アルバム「ホップ・ステップ・アップル」を携えて行ったこのツアー。アルバムはキュートに恋心を歌うナンバーからこれまでにないような切なく痛ましい楽曲まで、バリエーション豊かな13曲が並ぶ挑戦的な作品となっている。小倉は本作を携えて行ったキャリア史上最大規模となる3度目のツアーで、ライブパフォーマンスにおいてもカラーの異なる楽曲を見事に表現し、さまざまな表情をオーディエンスに見せた。

ライブはアルバムとツアーのモチーフになっている林檎を使用したオープニングムービーからスタート。スクリーンの中で林檎を持って楽しげにステップを踏む小倉の姿に観客は頬を緩ませ、これから始まるライブへの期待感を募らせていた。笑顔で林檎を操っていた小倉だが、林檎をかじった瞬間に倒れて眠りについてしまい、会場の照明は暗転。再びライトが点くと、大きな木が装飾されたステージの上段に青林檎をイメージしたグリーンのワンピース姿の小倉が現れ、凛とした佇まいでオープニングナンバー「白く咲く花」を歌い始めた。白いスポットライトが交錯する中、全身を使ってしなやかに楽曲を表現する彼女の姿にオーディエンスの目は釘付けに。歌い終えた小倉は「幕張の皆さん、盛り上がっていけますか?」と雰囲気を一転させて観客を煽り、熱いコールを浴びながら「ハイタッチ☆メモリー」をキュートにパフォーマンスした。ダンサーも交えた「Hop Step Jump!」ではオーディエンスが一斉にジャンプし、一体感のある光景が広がる。その後小倉は「『Step Apple』ということで、パフォーマーとしてもアーティストとしても、よりステップしたステージを皆さんに届けられるようにがんばっていきたいと思っています!」と意気込み、「Honey▼Come!!」で会場を一層盛り上げた。

パープルのドレスに早着替えした小倉は、愛する人との別れを描いた楽曲「FARAWAY」で切迫感のある歌声を響かせる。そしてバイオリンの音色が印象的なロックチューン「TO BE ALIVE」でエモーショナルな空気を生み出したあと、力強い眼差しで「Future Strike」を歌い上げ、場内に熱狂の渦を巻き起こした。ツアー恒例の映像コーナーでは、悪い魔女がダンスを得意とする“白唯姫”の靴を重い鉄の靴に変えてしまう紙芝居風のムービーが流れる。魔女の悪だくみとは裏腹に白唯姫は鉄の靴の音に惹かれ、ダンス能力をより“ステップアップ”させるためにタップダンスに挑戦することに。映像は実写に切り替わり、小倉は講師のFunk-a-Babyによる指導のもと、見事にタップダンスを習得してみせた。

チェック柄のラブリーな衣装にチェンジした小倉は「Baby Sweet Berry Love」「Happy Strawberry」を続け、可憐にステップを踏む。「私がみんなを放課後に呼び出して思いを伝えるという物語になっているので、ドキドキしながら聴いてください!」と披露したのは「君が好きです」。モータウンビートに乗せて、恋する女の子の気持ちを歌い上げる。さらに彼女はキュートなナンバー「パンドラ▽ショコラ」「いつだってCall Me!」「Baby, Baby, Baby▽」をメドレーで届け、オーディエンスを深く魅了した。

スポーティなチアガール風の衣装に着替えた小倉は、ヘッドセットを装着し「Love Me × Love Me」でキレのあるダンスを披露。「ドキドキラビリンス」をダイナミックに踊り、続く「雨の森はウソつき」では悲痛な思いを叫ぶように歌い上げた。お姫様のような衣装にチェンジした小倉は、バラード曲「ショコラ」でスタンドマイクの前に立ち、温かみのあるたおやかな歌声を響かせる。そして「Sing-a-ling-a-Harmony」を晴れやかに届けたあと、「Reflect」を穏やかな表情で伸びやかに歌唱した。「これからもみんなと一歩ずつ進んでいけるように、そして自分自身も真っすぐ歩いていけるように……そんな思いを込めて作らせていただいた曲です」と伝え、彼女は自身で振り付けを考案したという「Hopeful Days」でダンサーとのラインダンスも取り入れたパフォーマンスを繰り広げる。最後には最新アルバムのリード曲「アップル・ガール」でみずみずしい歌声を場内いっぱいに響かせ、銀テープがキラキラと輝く中、彼女は満面の笑顔でライブ本編を終えた。

熱烈なアンコールに応えて再び姿を見せた小倉は、「皆さんのところに行きます!」と林檎のイラストで装飾されたトロッコに乗り込む。オーディエンスの近くで「永遠少年」をさわやかに歌い、続く「Tinkling Smile」でもアリーナから最上階まで会場中に手を振りながら「ありがとう!」と感謝の思いを伝えた。ステージに戻った小倉は最大規模のツアーを振り返り、「どの会場も私が想像していた以上に皆さんのパワーがものすごくて。私のパフォーマンスもどんどんレベルアップしていきたいという気持ちはあったんですが、それ以上にお客さんのパワーもよりステップアップしているなと感じました!」と目を輝かせる。そして「Step Apple」と題したツアーについて「自分自身のステップアップという意味もありますが、皆さんも生きている中でステップアップしていく瞬間があると思うんですよ。年齢と経験を重ねながら、皆さんと一緒に成長してどんどん大きくなっていくという世界をイメージして作ったライブです」と思いを明かし、「これからも私と一緒に『Step Apple』してくれますか?」と観客に呼びかけて大歓声を浴びた。「ファイナルはこの曲で皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います!」という言葉と共に披露されたのは「thx!!」。ラップを交えたポップなメロディに乗せて感謝の思いを届け、彼女はステージセットの扉の向こうへと去って行った。

やまないコールに呼ばれて再度登場した小倉は、ダブルアンコールとして自身で作詞を手がけた楽曲「ピーナッツ!」を披露。一体感のあるクラップと盛大な「ピーナッツ!」コールを浴びながら、生き生きとパフォーマンスを繰り広げた。全23曲を歌い終えた彼女は「今度もさらに『Step Apple』した姿を見せられればと思います! 本当にありがとうございました!」と深くおじぎをする。最後に「Step!」という小倉の言葉にオーディエンスが「Apple!」と全力でかけ声を飛ばし、彼女の挑戦心あふれる3度目のツアーは幕を閉じた。

なお本公演では10thシングル(タイトル未定)の制作決定が発表された。今作には上松範康(Elements Garden)が作曲した楽曲を収録予定。詳細は小倉のオフィシャルサイトで後日発表されるので、続報を楽しみにしておこう。

小倉唯「小倉唯 LIVE TOUR 2019『Step Apple』」2019年5月4日 セットリスト

01. 白く咲く花
02. ハイタッチ☆メモリー
03. Hop Step Jump!
04. Honey▼Come!!
05. FARAWAY
06. TO BE ALIVE
07. Future Strike
08. Baby Sweet Berry Love
09. Happy Strawberry
10. 君が好きです
11. パンドラ▽ショコラ~いつだってCall Me!~Baby, Baby, Baby▽
12. Love Me × Love Me
13. ドキドキラビリンス
14. 雨の森はウソつき
15. ショコラ
16. Sing-a-ling-a-Harmony
17. Reflect
18. Hopeful Days
19. アップル・ガール
<アンコール>
20. 永遠少年
21. Tinkling Smile
22. thx!!
<アンコール>
23. ピーナッツ!

※「▼」は黒塗りハートマークが正式表記。

撮影:上飯坂一、増田慶

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