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ぴあ

EXILE 関口メンディーの“愛され力”と仲間たちの温かさ 『魂のドッキリ映像SP』を終えて

リアルサウンド

18/9/20(木) 15:00

 「改めて、みんないい奴なんだなってことがわかりました」とATSUSHIが話したように、EXILEメンバーはもれなく“いい奴”だ。9月12日に放送された『魂のドッキリ映像SP EXILE史上最悪の1日』(TBS系)では、そんなEXILEメンバーが次々とドッキリに仕掛けられる姿が披露された。乗り込んだタクシーがドリフト連発の大暴走を繰り広げたり、ショットガンタッチで落とし穴にはめられたり……と、まさにメンバーにとっては“史上最悪の1日”と呼べる企画ばかり。パニックになりながらも「運転手さん、落ち着いて!」と声をかけるNAOTOや、「うわぁぁぁ」と漫画のようなリアクションを見せ、2回落ちたのは自分だけだと知ると謎のガッツポーズをする白濱亜嵐など、彼らの素がたっぷりと楽しむことができた。

 そもそもドッキリというのは、仕掛けられる人がいい奴でなければ成り立たない。人を信じる素直さと、ネタバラシのときに仕掛け人を許せる器の大きさ。そのどちらも備えていて、初めて視聴者は笑うことができる。“Love, Dream, Happiness”の信念を持つEXILEのメンバーは、全てのことに対してまっすぐに取り組む。だからこそ、ドッキリ企画のターゲットとしてはこの上ないほど適役だ。

 なかでも、1カ月にも渡る長期ドッキリを仕掛けられた関口メンディーは、もともとの愛されキャラも手伝って、大いに番組を盛り上げた。メジャーリーグからのオファーをもらったメンディー。一般的にはアーティスト活動とメジャーリーグとの両立などありえない話だと疑いそうなものだが、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーでありながら、EXILEへの加入を決めたメンディーのこと、自分が手を伸ばせばどんな夢でも叶うはずだという純粋な成長意欲が根底にあるのだろう。

 「絶対に来てほしいから好きな額を書いてくれ」と言われた年俸交渉では、メジャーリーガーの平均年俸額4億6000万円に、なぜか1000万円をプラスした4億7000万円を記載。「未熟ものではありますが」と謙遜しつつも、その1000万円にはメンディーの“必ず結果を残す”という意気込みを感じる。可能性を広げるのは、自分自身ができると思う気持ち。そんなシンプルな心意気が、メンディーの愛され力につながっている。

 嘘のメディカルチェック、嘘の密着取材も、懸命にこなしていくメンディー。そして、ネタバラしの場所に選ばれたのは、多くの記者が集まった入団会見だ。「これだけはアメリカに持っていきたいものは?」という質問に「米!」と答えたかと思いきや、「今の気持ちを漢字1文字にすると?」という質問にも「米!」とかぶせてくるトークスキルで笑いを誘う。精神的に追い込まれたときにこそ素の部分が出るものだが、どこまでも人を楽しませるエンタテイナーとしての人間性が垣間見える瞬間だ。

 「初登板は月曜日にしてほしいと頼んでいます、それはなぜかって? 僕の初勝利でマンデーをメンディーにしたいから!」とアメリカンジョークを披露したところで、巨大落とし穴が発動。奈落の底に落とされ、粉だらけになるメンディーにリポーターを装ったAKIRAが駆け寄り、1カ月間にも渡るドッキリだったことが伝える。「もう、誰も信じたくない」と落胆しながらも、オードリーの若林正恭から「(嘘のメディカルチェックで)乳首のサイズも測りましたよね? あれはおかしいと思わなかった?」とツッコまれると、「まあ、もっと合理的な測り方があるんじゃないかと……」と切り返して爆笑をさらった。

 岩田剛典へのドッキリ仕掛人をしながら「心が痛い」と話していたATSUSHIは、メンディーに対しても「お疲れ様。日本の球団で消化試合があったら、1回のウラだけでも投げさせてもらおう?」と優しい言葉をかける。きっと番組を見ていた多くの人が、ATSUSHIと同じようにドッキリさせられたEXILEメンバー全員を、抱きしめてあげたい気持ちになったことだろう。

 この感覚は、かつて『めちゃイケ』(フジテレビ系)でEXILEが“岡村オファー”シリーズに出演したときのことを思い出させた。ナインティナインの岡村隆史が、ライブ会場でATSUSHIからマイクをもぎ取るなど、ドッキリ的サプライズを披露したときには見ているこちらもハラハラしたものだ。だが、EXILEメンバーは戸惑いながらも、快く受け入れ、最終的には“オカザイル”という観客が興奮するコラボを実現。それと同時に彼らがいかに人懐っこく、そしておおらかな、いい奴たちなのかということが伝わった。当時、バラエティ番組への出演が少なかったEXILEへの印象が大きく変わり、一気にお茶の間の人気者になったのを覚えている。

 そんな彼らが持つピュアさと、仲間思いの熱さと、まっすぐで健気な部分は、時を経てメンバーが変わっても変わることはない。それがEXILE魂なのだと感じることができた今回のドッキリ番組。改めて、彼らは才能あふれるボーカル&パフォーマーであるとともに、人としての愛らしさに溢れているグループなのだ。いよいよ再始動したEXILE。人間味に溢れた彼らなら、きっと私たちの心をダイレクトに揺さぶるエンタテインメントを見せてくれる、そんな期待をせずにはいられない。

(文=佐藤結衣)

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